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それぞれのペースで。
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こんにちは。
増渕です。
今日はそれぞれのペースについてお話ししたいと思います。
就労継続支援A型のTERASで働き始めてから、いろんな利用者さんと関わってきました。
障がいを持つ方たちをサポートするお仕事は、思った以上に奥が深く、毎日が学びの連続です。
初めの頃は、「同じ障がい名なら、支援も同じような方法でいいんじゃないか」と少なからず思っていたのですが、実際は一人ひとり全く違っていて、個別に対応しなければならないって事です。
そして一番大切だなと思うことは、「相手のペースに合わせる」ことです。障がい名が同じでも、体調やその日の気分などで支援のやり方は全然違います。
ある人にはじっくり時間をかけて説明した方がうまくいくし、別の人にはシンプルに短い説明が適していたりします。
毎日利用者さんの様子をしっかり見ていき、どんなサポートがベストか考えるようにしています。
あるメンバーさんとのエピソードなのですが、作業を提供すると「私にはちょっと難しいかも」と言って、自分に自信がなさそうでした。
その時、私は「焦らなくていいからね。自分のペースでやれば大丈夫」と声をかけました。
最初は不安そうでしたが、少しずつ前向きに作業に取り組めるようになってきました。
落ち着いて作業したらどんどん上手く刺し子が出来るようになってきました。完成した作品を私に見せてくれて「今までで1番上手く出来ました」と笑顔で見せてくれたんです。
その瞬間が嬉しかった事を覚えています。
自分の言葉が相手に届いた瞬間でした。
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このような経験を積み重ねていき、相手をちゃんと理解して、その人に合ったアプローチをすることがとても大切なんだと思いました。
そして支援者も一緒に成長していくんだなと感じました。
一人ひとりのペースに合わせた支援を心がけていきたいと思っています。
簡単なことではないけれど、小さな成功体験を積み重ねていけば、きっと利用者さんも自分の力を信じられるようになると信じているからです。
障がいにとらわれず、その人自身を支えていくことの大切さを、これからも大事にしていきたいと思います。
では、また次週金曜日に。
良い週末をお過ごしください☆