嘘予告 星間ポーター
「つまりね、先住民族がいた場合、当然なら惑星の所有権はそれに帰属するの。これは星間連合規約に記載されている歴としたルールなのよ。だから、この惑星は貴方のモノって事」
「あの、僕ここの原住民じゃ……」
「事情は聞いたわ。聞いたけど、それでも貴方がここに、この地上に私より先に立っているのは事実なの。これを無視すると厄介な事になるわ。悔しいけどこの星の所有権は、貴方にある」
16歳の誕生日、瞬間移動に目覚めた中村歩は、その力で遙か彼方の異星に降り立った。
降り立ってしまった。
結果、歩は地球の数倍の広さを持つ広大かつ豊かな惑星、丸々一つを手に入れた。
能力はただ一つ、超遠距離仕様の瞬間移動のみ。
学生生活の傍ら、歩は……特に目的もないので、運び屋をやりつつ、辺境星域の惑星捜索やら余所の文明圏に行ったりのんびりまったり、時々戦争に巻き込まれたり。
SFスローライフ系小説。
まあ、書く予定としては当分先なネタのメモ的な。
SF、今はあまり受けないような印象ですが、好きなモノはしょうがねえ。