アート独り言。(モダンダンス2023)
今日は友人のダンスを観に愛知県芸術劇場へ。
先週も名古屋で友人と会っていたが、名古屋はとにかく人が多い。
そして今日も晴天。暑すぎて先週着ていた服とたいして変わらない服だった。
愛知県芸術劇場は、愛知県美術館と同じ建物にある。
到着したら凄い人。何事?と、今日の公演が書かれたパネルに近寄る。
なんと、ミッチー(及川光博さん)のライブだった。びっくり。
更に驚いたのは勅使河原三郎さんのダンスワークショップ…
信じられない…
勅使河原三郎さんって、山口小夜子さんの振付されてた方?!
↓こちらに少し書きました。
https://note.com/teramaki/n/n422cf8c05d68
う〜ん、見学したい…(ダメです)
愛知県美術館は、ヘビーな展覧会で訪れる事が多く、あまりゆっくりした事がない。
展覧会を見終わる頃に、精神力、体力を使い果たしてしまうからだ。
ずっと気になっていたアートライブラリーにようやく行けた。
ダンス公演の開場までの1時間を過ごすことにした。
アートライブラリーは、無料で誰でも入れる。アート系中心の図書館。右も左も見たい本ばかりで頭が混乱した。
手当たり次第、パラパラとめくり、ダンスカテゴリにたどり着く。
「どうせダンスなんか観ないんだろ!?」
という派手なタイトルに魅了され、しばらく読む。
あっという間に時間になり、会場に向かう。
入り口は既に長蛇の列。しかし、この劇場はどの場所からでも良くダンスが見えるので急ぐ必要はない。
久しぶりに会う友人と合流し、元気だった?と近況を話すなどしてあっという間に開演。
今回はモダンダンスの6グループで、1グループは20代中心のメンバーだけど、他グループは指導者が70代と高齢…
良く見たらお客様も高齢の方が多い。もちろん若い方もいたけれど、圧倒的だった。
どの作品も世界観があり楽しめた。白髪のダンサーが楽しそうに踊っている姿に魅了されてしまった。
流行っているダンスはヒップホップみたいにキレがあるカッコいいダンスが多い。でも、ダンスって年齢を感じさせないというか、とても自由な世界に私は感じる。
もちろん、ダンスが自由に出来るわけではないだろうけど、性別も年齢も国籍も関係ない。
70代でも舞台に立って表現したい意欲なのか使命なのかは私にはわからないけれど、今まで築いて来た伝統のような、大切にしてきた事を必死に守ろうとしている姿に見えた。
友人は、同じ歳ぐらいのダンサーと師匠の3人で踊っていた。
どうしても踊りたいダンスだと、いつも恥ずかしがり屋な彼女の意気込みを聞いていたのでドキドキしながら観ていた。
私が初めて彼女と映像作品を作った時に
「師から受け継いだ思いを次の世代に繋いでいくのが自分の使命」
と話していた。
ああ、まさにそれだな、ずっと変わらず続けていて凄いな、と思った。
友人はクリーンな食事やアロマなどで常に自分の身体を意識している。私が体調不良でご飯が食べれない時はいつも相談している。
ストイックすぎず、丁寧に身体をキープしているので、見習いたい所ばかりだ。
20代中心のグループは、それはもう素晴らしい群舞。物凄くジャンプしたりアクロバティックな動きの後にピタっ!と止まれる体幹の強さに痺れる。
いったい、どんなきっかけで始めたのだろう?
相当な練習量だと思われる凄い構成だった…
久しぶりに会った友人から、アロマについて教えてもらい、ゆっくり身体を休めてねと優しい言葉をかけてもらえたのがとても嬉しかった。
モダンダンス、この先どうなっていくのだろう。