アート独り言。(ショック・オブ・ダリ)
緊急事態宣言が明け、久しぶりに県外に。
とはいえ、混雑する場所は避けたい。
会期残りわずかの、「ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛」展に向かうことに。
スペイン人芸術家サルバドール・ダリ
20世紀を代表する画家。1920年代末にシュルレアリスム(超現実主義)運動に参加し、精緻な写実描写技術をもって、潜在意識に由来する妄想を描出する独自の作風を築き、シュルレアリスムの造形芸術に新たな局面を開いた。(美術館HPより)
映像は「アンダルシアの犬」
三重県美術館は初めて。
岐阜からはそれほど遠くない。高速を使って1時間半ほど。
宣言が明けたのと、桜の開花、良いお天気も重なり高速は渋滞・・・
午前どうしても済まさなければならない予定があったので昼近くになってお腹がすいてしまった。
昔、仕事で1ヶ月ほど三重に出張した事があり、お肉が美味しいのは知っていた。しかし、サービスエリアのお肉定食は高級で3000~6000円。(他にもあったかもだけど)
それほど食べれないので「伊勢野菜ラーメン」なるものを食す。
味噌に更にピリ辛味噌を混ぜる。
美味。
店内の混雑はそれほどなく、1区画ずつアクリル板で囲ってあるので安心して食べる事が出来た。
渋滞を抜け、美術館に到着。13時少し前。ネットの情報では12:00~13:00は空いていると書いてあった。
人があまりいない・・・
シーン・・・
ダリですよ。おかしいなあ。。
昔名古屋でダリ展見たときは混雑していたのに。
鉄のオブジェ。
中に球体がある。
東京都美術館の入り口にある巨大な球体の小さい版みたいなのが中に入っている。
錆びが美しいなあ。。。
知り合いにもらった割引券を使って入場券を購入し、中に入る。空いてるかと思いきや
「ただいま入場制限中です」
入り口にたまたま人がいなかっただけで中は少し混み合っていた。
すぐに案内されたので良かった。
おそらく、混んでいる原因はキャプションではないだろうか。
学芸員さんが200文字程度に完結にまとめた作品の紹介分が素晴らしく、ほとんどの人がそれを読んでいた。
作品だけ見ると
「????」
と、はてなマークが乱れ飛ぶ作品も、わかりやすく解説してあった。
印象的だったのは、聖母マリアが途中から素粒子で描いてある作品や、DNAの構造のように描かれた葡萄。
脳ミソがグツグツ言い始める。
名古屋でみた作品ほど派手さはないが1つずつゆっくりじっくり見ていられた。
構図の恐ろしさ、水平線、ダブルイメージ・・・
どこからみても楽しいのである。
途中からはダリに影響を受けた作家の作品がずらり。どれも素晴らしい作品ばかりだ。
しかし心がモヤモヤし始める。
凄い作品を見た後にくるモヤモヤ感。
エヴァンゲリオンを観たあとに、自分の作品を見て何だか申し訳ない気持ちになったのと似てはいるがそれとも違う。
オリジナルは偉大だ。
(言葉にするのが難しい)
ダリ展を見終わり、所蔵品展に向かう。
シャガールの巨大作品は三重県美の所蔵品だったのか!美しい青に思わずシャガール!と呟いてしまった・・・見ごたえタップリの所蔵品。
最後のペストに関連する作品では急に頭痛が走った。とても怖かった・・・
(適当すぎる感想)
撮影可能↓ちょっと背景が寂しい。唇のインパクトがすごすぎて。
ダリがデザインした、米女優メイ・ウェストの唇の形の超現実「家具オブジェ」。
せっかく三重に行ったけれど他はどこにも寄らず、好物の赤福を買って帰った。
赤福は罪な美味しさであった。
終わり
※追記
ダリの絵を見て、自分が何故エビが好きなのか気付いた。また改めてエビについて書いてみる(予定)
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