撮影こぼれ話。(雨のち晴れ。木漏れ日の下のディスタンスダンス)
2020年7月。
まだまだ油断出来ないとき。
自粛生活にも少し慣れてきてはいたものの、映像作品の制作意欲は全くおさまらなかった。
昨年12月に撮影し、2月にテレビ放送を逃してしまった作品。
撮影こぼれ話。(鶴瓶師匠に呼ばれたけど会えなかったお話。)|TERAMAKI #note https://note.com/teramaki/n/n3e38850a7ff7
美しい四季とダンスを1年かけて撮影したかったけれど、桜の時期は自粛もあり逃してしまった。
少しずつ町が動き始めた頃に、再度ダンサーの2人にお願いしてみた。密を作らず、距離を取れば問題ないと判断し、撮影を決めた。
新しく導入した360度カメラ。VR作品も作れる。
わくわくが止まらなかった。
しかし、週間予報を見るとずっと雨。
360度カメラは水滴がついてしまったら映像は使えない。いつも小雨程度では撮影中止にはしないが、こればかりは無理だ。
忙しい二人に予定を開けてもらったのに、撮影出来ないのはありえない。
屋根がある外を探しまくったけど見つからない。
結局、いつもお世話になっているお寺の本堂を借りることにした。扉全開にすれば換気はバッチリ。
しかし、残念無念。
それでも諦めたくはなかった。
朝準備をしてから、しとしと雨が降る中、直前に見つけていた撮影予定場所に向かった。
屋根がないので撮影は出来ない。
「今日は外で撮影したいー!!」
誰もいない公園で叫んだ。心の中で。
なんと。
太陽が出てきた。
慌てて二人に外撮影にすると連絡。
二人は笑っていた。
二人が絡む撮影は出来ないので、1人ずつ交互にダンス。
今感じていることを思い切りダンスで表現してほしいとだけ伝え、伸びやかに踊ってくれた。
新しく導入した360度カメラでもトライ。
私はとにかくカメラに写らないよう、逃げる、隠れる。
自撮り棒にカメラを装着し、ダンサー自ら撮影してもらった。
カメラが自動で棒を消してくれるというシロモノだったが、影がバッチリ映っていて
「影消すなんて聞いてないよ~」
ダンサーがカメラの代弁をしていた。笑
編集でチマチマと影は消した。
日差しがドンドン強くなり、美しい木漏れ日の中で撮影することが出来た。
撮影場所を決める前に衣装を決めていたけど、まるでここで撮影すると最初から決めていたかのように衣装とロケーションがマッチしていた。
↑酷すぎる衣装イメージ写真。二人はカッコ良く着こなしてくれた。
まるで森の中の妖精。。。
初めて自分がカメラマンなのにカメラから離れてしかも操作もしないという撮影だった。いつもは撮影で疲労困憊するのに、全く物足りなく感じていた。もっと走り回りたかったなあ。笑
こんなときだからこそ。
一体どんな作品が残せるのだろうか?
まだまだ挑戦は続く。
作品はYoutubeで公開しています。
VR作品はYoutubeアプリをダウンロードしていないと上手く再生されませんのでご注意願います。
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