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撮影こぼれ話。(リバーダイビング 前編)

リバーダイビングに挑戦した話。

●樹齢500年以上
●水の中を撮影したい
●いざ水深5メートルへ

樹齢500年以上

2017年、私はグループ展に出展する作品を制作していた。舞台はお寺。
そのお寺は樹齢が500年以上とも言われるいちょうの木がシンボルとなっている。

太平洋戦争の戦火や、濃尾地震にも耐えて今でも元気に実をつけている。

そのいちょうの木を妖精にみたて、戦争や地震に耐えながらも優しく町を見守る姿をダンサーが表現。

最後は因果応報、せめて死んだ自分の体を魚たちにささげよう。
川の中の美しい光景を最後に見るという内容。

水の中を撮影したい

撮影したいと思ったらどうにも諦めきれない。知人に相談したら、美濃「リバーダイビング」を勧められた。
私はダイビングの経験がない。幼い頃は耳が悪く頻繁に耳鼻科に通っていたし、今でもストレスが重なると突発性難聴になる。
耳抜き出来る自信は全くない。怖い。

でも撮りたい。

ダイビングインストラクターさんを紹介してもらい、相談したら撮影に協力してくれる事に。
東京からリピーターさんが来る日に合わせてバーベキューも一緒にやりましょうと言われた。優しさに泣けた。

いざ水深5メートルへ

リピーターの皆さんに混ざる前に私だけダイビング講習へ。ライセンスがない場合、講習を受けないと潜れません。
講習後、皆さんに混ざり川へ。

体験ダイビングは30分しか出来ない。
つまり、ロケハンもしてない場所でしかも30分で自分の欲しい映像が撮れる保証はない。

足がすくみそうだった。
私がカメラを持ってヨタヨタしていたら「取材ですか?!」と好奇の視線が。

ああ、もう後戻りは出来ない。酸素のタンクは重いし、こんな深い川怖いし無理ー

って言う間もなく川に飛び込んだ。

新品のカメラがああ 水の中にいい 入ってるうう

つづく

※トップ画像は泳いで川の反対側に到着したとき立ち泳ぎしながら撮影したもの。

撮影こぼれ話。(リバーダイビング 後編)|TERAMAKI|note(ノート)https://note.mu/teramaki/n/nf307201d1d98

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