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栗田咲子さんの作品の前で

連休、明け、無い、、
話し合いは続いている様で
月末まで、制限は続く。・・・そうなんだ。
・・

目の前の栗田咲子作品。
話し合う絵、いったい
なにかとキャッチボールが始まる。
最初から。肩慣らしなし。遠投モードや。
「チョンマゲ、いますね。」
「ヒトデの赤いの、なんですかね」
「花の甲羅担いだガメラやとおもーてました」
ガメラがでっかい甲羅に花いっぱい載っけて、やって来る。これはすごい、と。チョンマゲはその時、置いとくんですけど。
アルバイトで通った事もある、太秦の撮影所で。水戸黄門と中村主水が大魔神の横を歩いてたりの映像が空想の中、流れはじめたり、していて
「そやけど、大きな映画館開けてほしいな。」
「植物園の5月のバラ〜、見られへんの」
「ヒトデの口、ここでしたっけ」
「鶴見には、植物園はあっても、水族園はないんですよね。」
「美術館、開けてほしいですよね」
「それ舌かも。栗田さん、何方が前かを描きたかったみたいです。」
「この絵は"鶴見水族園"と名付けられています。」
「『チョンマゲはなんにも見んと描きました』と栗田さん」「枚方にも太秦、有りますよね」「・・・うずまさ、、、」
なんだか暴投が続く。
でも、ボールは跳ね続けて
転がっていくボールを、笑いながら、拾いながら、ウツボの顔のリアルさに初めて見た時のガメラの牙を思い出しつつ重ねつつ
ボールは胸前、グローブに、ちゃんと収まって
鳥はプッカリゆっくりと浮草の中を泳いでいて
ストライク。
花は、そこに、いっぱい、咲いている。
・・

・・

Kurita Sakiko work.
「鶴見水族園 (Tsurumi Aquarium)」 2006
97x13 oil on canvas
The world won't get back to normal, but flowers will never stop blooming.
ギャラリーモーニング「FLOWER」展に展示中。
世界は元にもどらないけど、私たちには花が有る。

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