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田舎に生まれ、田舎で育つということ

先日、テキサスの友人のFBに載せられた記事に思わず笑ってしまった。

「少し旅行に出ていたら、家の地下室にアライグマが住み着いていて、地下室を荒らしていたとする。誰かに助けを求めたが、何とかしてくれる人が1人しかいなかった。そんなとき、その人が悪態をつこうが、何度離婚していようが、ズボンをだらしなく着ていようが気にはしない。ただ、問題を解決してくれればいいのだ。

僕たちがトランプを必要とするのは、それと同じ理由だ。」

8年前、トランプさんが最初に大統領選に出たとき、もしかすると当選するかもしれないと、大統領選の投票日の前日、昼食をともにした卒業生たちに私は言っていた。

テキサスの友人たちの意見を聞いていると、そんな気がした、、、。

8年前、高校留学時お世話になった英語の先生が

「トランプに大統領を任せることは、ノアの箱舟のようなものかもしれない。それでも今、それが神様の思し召しなら、私はトランプを選ぶだろう。これで、世界が混乱したり、破壊されたりしたとしても、それはこのまま変化なくこのままの世界に住むより良いことであると神様が思っているはずだから。」

と、いうようなことを言っていた。

トランプさんみたいな人に私の国のリーダーにはなってほしくないけれど、それでも、こういうことを堂々と言ってくれる年長者がいる国がうらやましいと思った。

そして、今回の選挙へのテキサスの友人たちの多くの考えを聞きながら、また、田舎で生まれ、育ち、自分の国を、都市を支えているのは自分たちだと自負している人々が、自分たちがないがしろにされていると思ったときの力を感じる。

まだまだ1か月以上先の選挙で何が起こるかわからないけれど、、、、。

今日、私たちの国のリーダーを決める選挙があるらしいー

少し前に刈られた草が日干しにされていて テキサスのにおいがした。

何も変わらなさそうだな、と、あきらめにも似た気持ちで昨日、愛犬の散歩に出たときに、刈られた草のにおいに包まれながら、彼の国の友人たちのことを思い出した。


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Terakoya Kamei
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