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Bonjour!(2024年6月号)

Something like a diary

 おかげさまで、息子は3歳の誕生日を迎えることができた。そして、先月からは認定こども園の満3歳児クラスへ通っている。

 慣らし期間の後半に入り、朝9時頃に園へ送っていき、給食の後のお昼寝タイムが済んだ14時半頃にお迎えにいく。日中、ひとりでの買い物や用事は、息子を連れていくときよりも格段にスムーズに進む。そして、毎日繰り返される一日のリズムができたことで時間だけでなく気持ちにも余裕が生まれた気がしている。

 ずっとふたりきりで過ごしていると、時間はたっぷりあるはずの日でさえ、息子の相手をしながらも「あれもしたいし、これもしなければならないに……」と常に時間を気にしてしまう。そんな中、靴をひとりで履いた、トイレに座れた、ごっこ遊びが様になってきた、お友だちに「どうぞ」ができた……日に日に成長していく我が子の姿に喜びつつも、それを改めて振り返り文字に起こそうという気持ちにはなれなかった。しかし、今更ながら、園通いが始まったのを機に日々の身の回りの出来事や息子の成長を記録しておこうと思い立った。

 育児日記に限らず、私は日記の類がどうも続けられない。だから、その日したことや気づいたことをメモ書きのように記せるくらいがいい。そんな私の希望を叶えるようなものをネット通販で見つけた。1日分のスペースは6行、1ページには同じ日付の3年分を書けるようになっている。「なんだ、私だけじゃないんだな」と少し前向きになり、明るい色の表紙を選んだ。数日後、手元に届いたものは想像していたより分厚かった。もし店頭で見ていたらその場で断念していたかもしれない。

 いつからでも始められるメモ日記、とりあえずの1日目は、5行書いた。「毎日」とは気負わずに続けていければと思っている。

てらこや新聞2024年6月号は、2024年6月10日に発行されています。

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