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大学に行ってみたい・・・?

先日、「滑り止めの大学に奨学金を受けてまで行く価値があるのか」と、聞いてきた大学受験生がいた。

ご家庭での話し合いの中で、大学卒業後就職して毎月数万円ずつ返さなきゃいけなくなることを考えると、それでも普通に生活をして、ゆくゆくは家族を持つ生活をするための就職が、その滑り止めの大学を出てできるのかと、問われたのだという。

今頃?って話だけれど、と前置きをして、私が思うことやほかの選択肢などを伝えてみた。

親御さんの指摘も、尤もな指摘といえば指摘なのかもしれない。けれど、第一志望の大学に行けたとしても、同じことは言えるはずだ。

大学は、直接就職につながる勉強をする場所ではない。就職は、そこで過ごす4年間でどれだけ自分が、学業だけではなく様々な人やものとの出会いで学び、成長できるかにかかっている。

大学は、自分が行きたいと思っていくところであり、自分が何かを学ぼうとして過ごす4年間だ。その4年間を自分なりに有意義に過ごせば、のしかかる返済も軽くはなくとも、返そうと努力ができるものになるだろうし、重くて返すのが負担だとしか思えない状態に陥ったとすれば、それも、今と今後の自分の努力の結果である。

何にしろ、今じゃないな、その悩みに時間を割くのは、そして、今じゃないな、その決断を迫るのも、、、とは思う。現役大学生にも言われていたが、悩んだり、調べたりすることに時間をかけるより、第一志望に受かる努力をすることのほうが、今は大事だろうと思う。

そうすることで、君の「行ってみたい」という希望を「行きたい」という強い思いに残り数か月で変えていければ、多分、親御さんの心配も、君の悩みも消えるのではなかろうか、と私は思うのだけれど・・・。

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Terakoya Kamei
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