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妊娠中のこころを癒してくれた本

前略

妊娠中のぽっと空いた時間に読んでよかった本を記録してみる。

子どもへのまなざし


子どもへのまなざし|福音館書店
著者の佐々木正美先生は、自閉症を持つ人のための支援プログラム、TEACCH(ティーチ)を米国から日本に伝えた方。児童精神科医であり、保育・教育・療育など子育ての現場にたくさんの大事なメッセージを残されている。

佐々木先生の本は、療育のスタッフとして働いていた頃から何度も手に取っているけれど、”支援者” から ”当事者” になって読み返してみると、1つひとつのメッセージがよりリアルに感じられる気がした。

乳幼児期は人格の基礎をつくるとき

子どもへのまなざし   p11

「わが子が生まれてきたら、何を習いに行こうか?」
「ベビープール、リトミック、幼児教室もやりたい…!」
なんて考えていたけれど、そういうのは、建物でいうと建築物の部分で、乳幼児期につくられるのは地盤=基礎の部分なのだ。
人格の基礎づくりを簡単に言うなら、
"わが子の要求や期待にできるだけ応えてあげてあげること"
専門的な言葉では、信頼関係の構築だったり、愛着形成と言われるところ…

「だから習い事はやめよう」ということではなくて、つい理想の子育てを追い求めて、わが子には何を身につけさせようかとあれこれ悩む前に、
シンプルに子どもと向き合って、一緒に過ごす時間を楽しむことに力を注ごうと思った。
この本にも書いてあるけれど、母ひとりで子育てに向き合うのは、とってもしんどい。パパママ・家族だけでも、たぶん限界がある。
子どもと一緒に、私や夫も、頼れる人や安心できる場所をたくさん見つけながらゆっくり基礎づくりを、育てをしたい。


ちいさなあなたへ

定番絵本『ちいさなあなたへ』の内容紹介(あらすじ・動画あり) - ア
リスン・マギー - ピーター・レイノルズ - なかがわ ちひろ | 絵本屋ピクトブック

図書館で借りてその場で読もうとしたけれど、はじめの数ページをめくっているうちに、「これは家で声に出して読みたい・・・」と思って持ち帰った。温かい詩と可愛らしい絵が、じわじわーっと染み込んでくる感じ。
赤ちゃんが生まれてきたら、もう一度読んであげたい。


大丈夫やで

大丈夫やで〜ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし〜 / 坂本 フジヱ(Fujie Sakamoto) | 産業編集センター出版部

3冊の中で一番はじめに読んだ本。
助産師フジエさんの経験談とともに、これから出産を迎えるママ、出産したママに向けた励ましの言葉がたくさん綴られていた。
口語調の文章がとても読みやすくて、なんとなく体がだるい日に寝転がりながら読んでいたら、マッサージしてもらっているような気分になった。

よく食べて、よく寝て、メリハリのある生活をすること。
難しいことは考えず、「どうぞ生まれておいで」と腹を決める(?)と、赤ちゃんも安心するのだという話には、「あ、そっか。」と思わず声に出た。


にゃんこパワー

カリーナ・ヌンシュテッド/著、ウルリカ・ノールベリ/著、久山葉子/訳「にゃんこパワー―科学が教えてくれる猫の癒しの秘密―」| 新潮社の電子書籍

図書館の特集コーナーでたまたま見つけた本。
タイトルと表紙の可愛さに惹かれて、特に何も考えず借りてきた。
猫好きの夫の影響も、ちょっとあるかな。
気軽に読めるわりに、猫の生態についての豆知識がたくさんあって面白い。

夫婦そろってスマホをいじりがちなので、「猫のひげはセンサーなんだって。目の上にもあるらしいよ。」なんて話をふってみたら、興味持ってくれて意外と盛り上がった。
たまには、こういうユルめな雑学本もいいね!

草々

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