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電話を引く

「おもしろいよ~~空飛ぶ宅急便ってわけね~。考えたね。あの部屋使っていいからね」
「本当?電話を引こうと思うの。」
「お金かかるんじゃない?」
「少しなら持ってきたわ。」
「もったいないよ~。ねえ、この店の電話を使いなよ。お客がつくまでが大変なんだからさ。
店番やってくれるかわりに、部屋代と電話代なしってのでどう?ついでに朝ごはんもつける!!」

オソノさんって本当にいい人です。

自分の仕事用の部屋を空いているときに使っていいから、塾をやってみなよと言ってくれた方がいました。
寺子屋を開こうと動き出したのはそういうわけです。
応援してくれる人の存在って本当に大きい。
うみ出すのは大きなエネルギーがいります。
それを自分だけで起こすのは大変。
誰かがのエールがあるから、がんばれるんです。

あたりまえだけど、電話も使っていいとは言ってくれませんでした。
誰も応援してくれる人がいないときは、自分で自分を応援しなくてはなりません。
それを「自力でがんばる」と言いますよ。
寺子屋のこどもたちには、自分で自分を応援できる人になってほしい。
私はそれを応援する人になりたい。

まずは先生がお手本を見せなくては。
電話部分は自分で自分を応援することにしました。
つまりは、寺子屋用に私の電話を使わせてあげようと思ってます。
でも人に頼ってばかりではどうにもなりません。
寺子屋専用の電話候補として、iPadを買うことにしました。
最初はWi-Fi環境のみですが、それでも相当電話の役割を果たせると思う。
あとは回線を引くだけ。

これからの時代、映像授業やネットを介したオンラインの授業は寺子屋でも積極的に取り入れていきたいと思っています。
一人でできることはかぎられているし、映像があれば同じことを何度も言わなくてすむ。
オンラインなら、遠くにいるあの人やあの人ともつながれるかもしれない。
iPadはそのための有力なツールになるでしょう。

オンラインでしかつながれない日が、ちょっと前にありました。
すぐにでも来るかもしれないコロナの第二波に備えて、学校も急速にその環境を整備する必要があると思う。
iPad導入はそのためでもあります。

休校の裏で、家庭のネット環境に関するアンケートが学校からきました。
寺子屋には今3人のこどもがいます。
オンライン授業にしてくれたらいいのに・・・と言っている私は、3人のこどもが別々にオンライン授業を受けられる環境を持っていなかった・・・。
これでは始まっても受け取ることができません。
人を頼るばかりでなく、自力でがんばっておかなければならない課題が浮き彫りになりました。


自力でがんばった人にしか、人の応援は受け入れられないんだよ!!

自力でがんばれる子を育て、全力でサポートする。

サウイウヒトニワタシハナリタヒ


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