【オンライン講師ブログ】カエルを食べてしまえ!~効率的な勉強法のすすめ~
初めまして!
学習塾てらこやオンライン講師のMです。島根大学医学部医学科に在学しています。
ブログ更新というお仕事をいただいたので、今回から読者の皆さんにとって少し役立つかもしれない話を共有していけたらと思います!
今回の記事はブライアン・トレーシーさんという作家の「EAT THAT FROG!(カエルを食べてしまえ!)」という本に触発されて書いたものになります。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください♪
真っ先にカエルを食べてしまおう
突然ですがみなさん、カエル食べられますか??
何の話?と思った人、まあまあ最後まで聞いてください。
日本ではほとんど食べる文化がありませんし、そもそもカエルなんて食べたくないと思う人が大半ですよね。
カエルを食べることに比べたら、散らかった部屋を片付けたり、夕食後のお皿洗いをしたり、苦手な物理の問題を解いたりすることの方がマシだと私は思います。
でも、どうしても食べないといけない状況になったら?
カエルはきっと美味しくないし、触感も最悪。食べずに放っておけばぴょこぴょこ飛び跳ねるでしょうし、何よりあなたが食べるまでずっといなくなりません。他の仕事をしていたらふと視界に飛び込んできて邪魔をするかもしれません。突然頭や肩の上に乗ってきたら、気持ち悪いと感じる人も多いでしょう。
あなたは日々たくさんやるべきことがある中で、カエルも食べなければなりません。そんな時、朝一番にカエルを食べてしまえば、その日の最悪なことは終わったと安心して過ごすことができるのではないでしょうか。
あんなに嫌だったカエルも、飲み込めば一瞬です。飲み込んでしまえばカエルは視界から消え去り、邪魔をされることもありません。
さて、もうお分かりだと思いますが、もちろんカエルを食べるというのは比喩表現です。では皆さんにとってのカエルとは何でしょうか?
ここでいうカエルとは、あなたにとって最も難しく重要なこと、あるいは最もやっかいで嫌なことです。
人によって異なりますが、中高生の皆さんにとって最も重要で難しくやっかいなこととは何でしょう?・・・そう、勉強ですよね。
人によっては勉強の中でも好きなことと嫌なことがあるかもしれません。地理の勉強は好きとか、数学は嫌いとか。時と場合によってカエルとは必ずしも同じものではありません。その時々のカエルが存在します。
現代人である我々は、日々することが山ほどあって時間が足りないと感じています。勉強しないといけない、部活動もある、家事の手伝いを頼まれることもある。でもゲームがしたいし、漫画を読みたい、動画も見たい。
1日は24時間しかありません。原則として、やるたいことをすべてする時間はないと思ってください。使える時間が限られているからには、その使い方がとても重要になります。だからこそ、”カエルを食べてしまえ!”
真っ先に難しくて大変なことを始末してしまえば、残りの時間は楽な気持ちで他のことをするために使うことができるのです。
効率的に勉強しよう
効率的に仕事を進める方法というのは決まっています。
「重要なことを見極めること」
「もっとも重要なことを速やかにやり遂げること」
これの繰り返しです。
もっと具体的に手順を示すと、以下の7ステップだと言われています。
①自分の望みをはっきりさせる
②それを書き出す
③目標に期限を設ける
④しなければならないことをリストにする
⑤リストをもとに計画を立てる
⑥計画を速やかに行動に移す
⑦毎日、目標に近づく何かをする
これは勉強においても全く同じことが言えます。
①自分の望み(目標)をはっきりさせる
志望校はどこなのか、テストで何点取りたいのかなど、大目標・中目標・小目標をそれぞれ考えておきましょう。
②それを書き出す
手帳でもいいし、紙に書いて部屋の壁に貼るでもいいです。ふせんに書いてペンケースの裏に貼るでもいいです。頭の中で考えるだけでなく、文字にして書き起こしておきましょう。
③目標に期限を設ける
いつまでに達成したいのか、締切を設けましょう。目標やその期限は適宜最適なものに設定しなおしたり、修正したりしてもよいです。
④しなければならないことをリストにする
目標を達成するために具体的にしなければならないことをリストアップしましょう。細かく具体的に挙げておくほど計画を立てやすいです。
(例:Focus Gold1Aの○~△ページなど)
⑤リストをもとに計画を立てる
いつ何をするかを決めましょう。その日何をするか悩まなくてもよいように、前日もしくは勉強を始める直前までにはその日やるべきTODOリストが完成しているとよいです。
⑥計画を速やかに行動に移す
やるべきことが決まれば「カエルを食べてしまえ!」
後回しにせず、真っ先に一番重要でやっかいなことを終わらせましょう。
⑦毎日、目標に近づく何かをする
忙しい日や体調が悪い日もあるかもしれません。計画が多少ずれた日も、ほんの少しでも目標に近づく”何か”をするようにしましょう。
(しっかり休んで早く体調を回復することかもしれませんし、30秒でもいいから単語帳を見ることかもしれません)
定期テスト後にするべきこととは?
5月下旬、多くの学校で1学期の中間テストが終わる頃だと思います。
テスト週間には一生懸命勉強して、テストが終われば解放されて肩の荷が下りるため、一気に勉強時間が減ってしまう人も少なくないと思います。
実は、テストや模試が終わった直後というのは成績を伸ばす絶好のチャンスなのです!理由はいくつかありますが、効率よく勉強するならこのタイミングを逃すなんてもったいない!
まず第一に、テストで間違えた問題は、普段の問題演習で間違えたときに比べて記憶に残りやすいです。
テストを受けている間は誰もが普段より緊張した状態になります。程よく緊張しているときは脳の動きが活性化しており、緊張状態で間違えてしまった問題は脳に記憶されやすくなります。
試験中に考えた解き方や間違えた問題を忘れてしまう前に、教科書等で復習したり解き直したりしてみましょう。そうすることで頭に残りやすくなり、同じような問題が再び出題されたときに間違えにくくなります。
さらに、テストや模試に出題される問題というのは良問ばかりです。
問題を作る先生は皆さんが出題範囲の内容をしっかり理解しているかどうか、少ない問題数で確認しようとしています。すると必然的に、入試本番で出題されないようなマニアックな内容は少なく、本当に大事なポイントを問うことが多くなります。
中には過去に入試で出題された過去問を流用したりすることもあるため、非常に質の良い問題集であるともいえます。ぜひ解けるようにしておきましょう。
かくいう私も高校時代、定期テスト最終日の午後には友達と制服のまま遊びに行ったりするのが習慣でした。テスト週間中に頑張ったご褒美でもあり、適度なストレス発散という意味でも、休息は大切です。
ただし、自分の目標を叶えるためには、疲れが取れたら切り替えて勉強しなければなりません。
かといってゲームしたりなど、自分の好きなことを完全に辞めるのは難しいです。(受験直前などは例外ですが…)
上手に時間を使って、効率よく勉強していきましょう。
合言葉は、カエルを食べてしまえ!
参考文献:ブライアン・トレーシー『カエルを食べてしまえ!』三笠書房
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オンライン講師Mさんのブログでした。
M先生は普段は高校生を担当しています。
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