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留学弁当(2024/8/8)

生徒たちだけでお品書きを考え、
仕込みの段取りも自分たちで考え組み立てていく「島食の留学弁当」企画。今回は、2024年度島食の留学弁当の第2弾!今回のお弁当のお勧めや、自分たちなりにチャレンジしたことなどを話してもらいました。

左から 冨田、小松

簡単に自己紹介をお願いします。

小松:
小松です。静岡県出身です。
島食の寺子屋に来る前は小学校の先生をしていました。

ここに来たきっかけは、もともと農業が好きだったり、季節のもので手作りしたりするのが好きで、料理も大好きだったので、生産者と繋がりながら自分たちでとったもので料理を学べる場所を見つけてここに来ました。

冨田:
冨田です。大阪府出身です。
島食の寺子屋に来る前は、大阪の農業高校で食品加工科で発酵食品について勉強していました。

周りの子は専門学校に進学するけど、専門学校は用意された食材をちょっと調理して料理人になるっていうのが、あまり自分にとってぴんと来なくて。でも、ここは生産現場が近いところで料理を学べるから来ました。


今回のお弁当のテーマは?お勧めがあれば教えてください。

小松:
今回のテーマは「涼」です。
あと、8月8日なので「8」とか、オリンピックなので「輪」とか、夏なので「浮き輪」とか「水玉」とか、丸をモチーフのものにして涼しさをお弁当から感じてもらえたらなと思っています。

お勧めは、自分たちで育てた野菜を使っているというところで、私は涼しさを表現する為に、バジルと紫蘇を使うことにしました。バジルは田楽の味噌にしたりかき揚げに入っています。あと、青紫蘇を紫蘇ジュースにして寒天にしました。もうひとつは、焼き鯖のちらし寿司にも紫蘇を入れています。

炊き合わせは、普段は野菜を中心に同じくらいのサイズをやっているんですけれども、今回は鯛真薯を味わってもらいたくて、二色にしているので、食感や香りを楽しんでほしいです。

冨田:
崎地区でみかんを育てている白石さんのところの摘果みかんを使って、青みかん塩麴和えが入っています。すごいさっぱりしていますし、摘果みかんを器にしていて可愛いです。

恒光:ちなみに前回の留学弁当でのアンケートを参考にしたことある?

小松:さっぱりしたものを食べたいという意見が多かったのと、夏野菜を入れて欲しいというのが多かったので、その辺りを反映しています。


今回のお弁当で苦労したことはありますか?

小松:
焼き鯖チラシの方のお魚は、丸アジを予定していたんですけど、まったく入らなくなってしまって、急遽鯖に変更しました。

鯖もせっかくなら未利用魚になる小さな鯖を使おうということで、崎定置網でも活用を進めようとしているので、私たちもそれを意識してトライしてみました。


最後に食べ手の皆さんにひと言。

冨田:
8月8日は美味しくさっぱり涼しく食べてください!

小松:
丸がいくつ入っているか探して楽しんで食べてください!


番外編 8月に入ってこの一週間過ごして印象に残ったこと。

小松:
茗荷かな~。山中さんのお家で茗荷をとらせて頂きました。
最初は茗荷の探し方が全然わからなくて見つけられなくて、山中さんから「お花を頼りに探す」って聞いて、一個見本のお花を見せてもらいました。

そしたら、白くて綺麗なお花が咲いていて、薄暗い時間だったので、背の高い葉っぱの根本に白く光るお花があって、神秘的で綺麗だなって。茗荷がそんな花が咲くっていうのを初めて知りました。

冨田:
夏に入って夏野菜が出てきて色んな発見があります。
オクラが上に向かって生えているって初めて知りましたし。
あと、自分が育てたキュウリがすごく太くて大きいんですけど、中身はキュウリの味がして美味しいと思います。今回のお弁当にもそれが入っています!


(収録 2024/8/7 放課後@島食の寺子屋校舎)