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風は少しひんやりと。深まる秋。
寺子屋の桜、離島キッチンのある隠岐神社の銀杏、柿、紅葉もすっかり秋らしく染まり。
たわわに実る銀杏、零余子に手を伸ばす。
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離島キッチンで提供する食材も秋一色に。
薩摩芋、南瓜、零余子。初めて出会った食材「マコモダケ」は収穫したその日にお客様のもとへ。
1品1品に秋の食材、色づいたあしらいでより鮮やかに。
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✽薄刃はぎの薄造り
11月は、私の中では薄刃はぎの月。
幸運なことに、三夜連続の会席にて薄刃はぎの薄造りを担当させていただき。
お造り担当というだけで緊張するのに。。初めての薄造りを離島キッチンで。
鞍谷先生の包丁捌きを見様見真似でやってみる。包丁の刃の下ろし方から、力の入れ具合、切り方によって体制を変える。左手は添えるだけ。頭では分かっていると思っても、実際に手を動かすと身を潰してしまったり、切れ切れになったり。勝手に変な癖が付いていることにも気づき。緊張して手は震え、ふぅ…と長めの深呼吸をしながら。
何とか無事に提供でき安堵。を繰り返した3日間。
3夜連続担当させてもらったこともあり、薄刃はぎに親しみが。笑
先生のように艶のある断面に、薄造りを引けるように。包丁捌きを改めて見直したいです。
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崎みかんの収穫
待ちに待った崎みかんの収穫!
1年前、来島見学した11月にも頂いた崎みかん。あれからもうすぐ1年。
崎の農家さんの白石さんのみかん畑にて、極早生の「日南の姫」の収穫をお手伝い。
次の週には、6月に梅収穫でもお世話になった、崎の農家さんの丹後さんのみかん畑にて「ゆら姫」を収穫。今年はカメムシの被害に悩まされているとのことで、カメムシに吸われている箇所は無いか、念入りにチェックしながら収穫。自然が相手のお仕事は本当に難しいなと。。
鮮やかな翠緑から徐々に蜜柑色に染まり。もぎたての蜜柑も頂き。
キュッと凝縮された酸味、その後にスッキりした甘みが。朝にもぎたての蜜柑をほおばる幸せな時間。
収穫から1週間ほどが酸味が落ち着き、甘みが増して食べ頃とのこと。
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🌱寺子屋ファーム
冬に向けて、新しい種も蒔きました。
菠薐草(豊葉)、タァサイ(中国やさい)、葱(越津)と3種が担当に。
諦めかけていた…四角豆に花が。
鮮やかなブルー。パンジーのような可愛らしい花をつけました◎
四角豆も実り。まだまだ小さな四角豆でしたが、寺子屋の見学者の方のお弁当の1品に。
自分で育てた野菜をやっと使えたことがなんだか嬉しくて。
ほんのちょっぴりですが、四角豆は天麩羅に。
実践も沢山積ませて頂き、もう10月も終わり。11月は崎のお祭り「崎だんじり」での120コのお弁当などなど!実践も大詰めに。調理、盛り付け、お客様への提供まで。一連の流れを意識した動きをする。皆との声かけ、時間配分、忙しい時こそ手元は落ち着ける。個人的には、数がこなせるので、盛り付けを極めたいなと。食材の形、あしらいの個性を空間にどう盛り付けるか?早さ、綺麗さも意識して盛り付けたいです。
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✽最近おもうこと。
10月の後半には本土へ。久しぶりに、大学時代の友達や先輩にも会い。料理習ってるん。島で?とびっくりされました。大学時代の友達から、私の家のキッチンにはいつも夏帆がたってたよね。と思い出話に花が咲いて。食べることが大好きで、人に振る舞うことも大好きだなと改めて感じさせられ。
料理食べに行くから!と。声を掛けてくれる友達や先輩。
ずっとどこかで食に関わる仕事がしてみたいと思っていて。やっと学べる環境に飛び込んだんだなと。好きなことを。海士町で学べる時間を改めて大切にしたいです。まずは大切な人たちに振る舞える日を目標に!初心にもう一度も戻って、学びを深めたいです。
寺子屋で過ごす時間も、終盤に。有限な時間を海士町でどうやって過ごそうかな?
これからのことも、少しずつ考えながら。
心に余白をもって。
寺子屋での学び、海士町での暮らしを深められる時間に。
(文:島食の寺子屋生徒 橋本)