離島キッチン海士の料理撮影会
4月から島食の寺子屋が始まり、2週間目。
畑に行って大根を採ったり、山に行って山菜を採ったり、海に行ってわかめを採ったりと、毎日が新しい経験ばかりでとても新鮮!沢山のことを学ばさせて頂いています。
この日は、離島キッチン海士の料理の撮影会。
撮影用の料理を準備する所から、見学させて頂いた。
料理人として活躍されていた鞍谷先生の料理を作る所を見させて頂く絶好のチャンス!
1つも見逃さないように集中。
島で採れた食材を余すことなく料理。
どんな風に変わるのかワクワクしながらも見ていた。
料理について学び始めて日も浅いので、
鞍谷先生は一つ一つ丁寧に説明してくれました。
隠岐牛を使ってローストビーフ。
周りに焼き色をつけて一度冷蔵庫に入れた状態を触った。その後、火にかけてお肉が常温に戻った状態と、お肉に火が通った状態を触った。
切るまで火の入り具合を見れないため、手の感覚で火の入り具合をチェックする。
今は機械で焼く事も出来るが、この様に食材の状態を手で触って確認し、その感覚を覚えておく事で機械に頼らず料理することができると教えていただいた。
島食の寺子屋が始まってから、食材を探しに行き採ったら食べてみてその食材の味を舌で感じる。そんな毎日だったけど、この日は見て触って感じる。
記録をするのも大切だけど、五感を使って記憶できるのもこの学校の良い所だと改めて感じた。
一つ一つの料理に込めた思いを聞きながら、目の前で料理が完成していく。いつか自分もこんな風に心を込めた料理を作れるようになりたいと改めて思えた時間でとても勉強にもなり幸せな時間でした。
料理を盛り付けする時、鞍谷先生から「どの器に盛り付けたら良いかな?」と私たちに聞かれました。
まだ知識も経験も少ない私達が考えて決めても良いのだろうかともの凄く戸惑いました。
鞍谷先生が作った料理が美味しそうに見える器をみんなで相談しながら決めました。
器一つをとっても、こんなにも考えるのだなと実際にやってみて感じました。
午後の休憩時間に、撮影会で準備した料理の試食をさせていただきました。
実際に食べる事で食材の味がどう変わったのか、知ることもできました。みんなと食べた感想を話しながら、気になった所は質問させていただきながらと、より理解が深まりました。
これから、沢山のことを学ぶのが楽しみでもあり、日々学んだことが身になるよう、知識と経験を積み重ねていきます。
(文:森塚)