あっという間に。
初の島暮らしスタート。
海士町に来てからの目覚ましは、6時半の島内放送、ほととぎすの声で。おかげさまで寝坊もせず。
目まぐるしい毎日で、あっという間に1ヶ月が過ぎました。
島暮らしをスタートしたきっかけは、“ここ、合ってると思う”との親友の一言。
私をよく知っている友達が言うんだから!と、島食の寺子屋生さんのNoteを見て。
食材に沢山触れながら、料理が学べる場所があることに惹かれ。
ここで学びたいと思ってから、
”島食の寺子屋”に入塾し、こうやって一ヶ月の振り返りをNoteに記しているのが、少し不思議な気持ちです。
授業は、包丁研ぎ、桂むきから。
和包丁を触ったことがなく、恐る恐る包丁研ぎからスタート。
用意された食材でなく自分たちで何でも取りに行く、島食の寺子屋スタイル。ほんとステキです。
大根抜きから始まり、急斜面でタラの芽や筍、つくしや蕗などの山菜取り、ふくぎの花(クロモジ)の採取、岩牡蠣漁に参戦するなど春の恵みにどっぷり浸りました。
特に、鞍谷先生が揚げて下さったタラの芽の天ぷらは絶品。山菜を堪能した春でした。
授業が始まったかと思えば、綱引き大会に参加することに。
こんな綱引きを見たことがない、、圧倒されながら、授業後に綱引き練習に参戦。本気で綱を引かれている姿、カッコよすぎて。
筋肉痛になりながら桂剥きに没頭して、1週間してすぐに本番。ボロ負けでしたが、、島暮らしのよき思い出です。
桂剥きは、薄さをキープしつつ、目標の120cmには到達できぬまま、
大根が底をついてしまい..未だに心残りです。
あっという間に、桂剥きが終わり、ダシ取りに集中。
同じシンク仲間、2人でダシを取り。1人でダシを取る練習も。同じ昆布とかつお節を使っているのに、人それぞれ味わいが変わるのが面白くて。取ったダシで、八方だしを作り、筍を煮てみても。
かつお節が強め方が、煮物の時は醤油の角が取れて丸みがあって美味しいとメンバー同士で話したり。毎日何かしら、発見が。
今は魚を。シェアハウスから歩いてすぐの漁港へ、朝仕入れに。
見たことのない大きさの鯛やヒラマサ。鰺に始まり、鯛、イサキ、カワハギ、あおりイカなど。魚の骨格を捉えるのが重要とのこと。なかなか捉えられず、包丁の入れ方に迷走し、頭がパンク中です。
授業から離れ、休日。
隣の島、西の島に訪れてハイキングをしたり、近所をさんぽ。牛や馬が普通に道沿いに。今はすっかり慣れ、さんぽコースのお馴染みになりました。
海士町のコミュニティスペース「あまマーレ」の古道具やさんに足繁く通っています。海士町で使われてた、なんだか懐かしくて、レトロな食器がずらり。作った料理をどのお皿にする?と合わせるお皿を選ぶのも楽しみのひとつに。作れる料理が増える分だけ、お皿も増えそうで。寺子屋メンバーで買い占めてしまう勢い。笑
後は隙あれば何か作って、食べての繰り返し。
寺子屋メンバーで授業でもらった筍をそれぞれで料理して持ち寄って「筍の会」ごはん会をしたり。お互いに料理やお菓子のお裾分けもしあう仲に。
寺子屋メンバーとは、初めて会ったとは思えないほど、毎日食の話で盛り上がり。
寺子屋でも、家でもいつも考えていることは、“食”のことばかりです。
食べることが大好きで、食に貪欲なメンバーが集結。台所はほぼ稼働しっぱなし。
大好きなみんなと、手作りに囲まれた生活は幸せです。
それぞれ、出身地も違って、地元の味、家族の味。同じものを食べても感じ方が違って、お互いに作ったものに感想を言い合うのが日課に。
とにかく目まぐるしい毎日。4月は勢いよく駆け抜けた感が。。
大根→わかめ→筍→魚と1つの食材を集中的に食べ過ぎて、摂取量オーバーぎみなのも、気をつけないとと思う今日この頃です。
(文:島食の寺子屋生徒 橋本)