家オタクの私が選んだ道
こんにちは♪
家と暮らしというあなたの土台を整えて
自分に素直に生きる人を応援する
整理収納アドバイザー 寺田美咲 です。
インドア派は子供の頃から
子供の頃から外で遊ぶよりもぐ~たらするのが好きな子供でした(笑)
家の前には田んぼが広がる田舎で育ち、近所に同年代の子どもも多かったのでいくらでも外で遊ぶ環境はあったのですが…特に用事が無ければ、家で一日中テレビを見る日々📺
特技はCMのセリフや音楽を完コピして披露して見せることでした。
(ピアノ売ってちょうだ~い♪電話してちょうだ~い♪とか踊ってた)
夏は家で一番涼しかった廊下でゴロゴロ
冬はこたつかストーブの前が定位置
こう書いてみると、猫みたいな子どもだったのかも?
私は割とせっかちで動きが速いせいか、アクティブに見られることも多いですが、子供の頃からずっと変わらず家にいるのが好きなインドア派です。
はじまりは新聞に挟まれた家の広告
家に興味を持ち始めたのは、母親の影響
新聞広告によく建売住宅や分譲マンションなんかの広告が入ってますよね?
(まあ、実家は田舎なのでマンションなんてなかったですけど。笑)
母がその広告の間取りを見ながら
「この間取りでは動線が悪い」
「こんな収納使いづらい」
「ここにも窓が必要」…などなど
とにかくケチをつけては、自分でその広告に書き込んで間取りを書き換えたりしていたんです(広告主はいい迷惑だわ)
たまに気に入った間取りがあると、それがどんなにいいかを熱く私に語ってくれました。(私もその時間が楽しかった)
さらに母のお目がねに叶った間取り広告は、大切に引き出しの中に仕舞われ宝物のように扱われていました。
今思うとなかなかマニアックな趣味なんですが…
これが日常だったので小学生ともなると自然と私も間取りに興味を持つようになり、そのうち2人で広告を奪い合いながら間取りチェックをするようになりました。
やりたいことは?就活で選んだ道
やがて高校生になり、進路を考えだす頃…
私は相変わらずのインドア派で無趣味。
特にやりたいこともないので「何が好きかな~」と絞り出し...
しいて言えば家、家が好きかな?
と思いつきます。
当時は家といえば思いつく進路は、建築のみ。
迷うことなく建築系の学科に入学することになります。
ところが入学して早々に挫折を味わうことに…
建築士2級の受験資格を得る為に、必要な構造力学や環境工学はチンプンカンプン😅建築の歴史なんて全く興味がわかなかったんです。
私は家が好きだけれど、建物そのものや作る構造の過程、美しさを求めることには全く興味がわかないことを痛感しました。
建築はこりゃ向いてないぞ?
私は建築士2級の受験を諦めてしまいます。。。
でも…家への興味は諦めたくない。
(他に興味と言えるものが無いとも言う)
設計することは無理でも、やっぱりなんか家づくりに関わりたい(なんかって言ってる時点でぼやっとし過ぎてる人)
と住宅関連の接客を希望し、設計事務所の営業として就職しました。
家づくりの大変さを知る
設計事務所で働くようになり、家を作るその過程の多さに驚きます。
家が完成するまでにはお客様から要望のヒアリングから始まり、図面を作ることはもちろん、お客様の要望に合う商品を探し、ご提案、価格調整など…とにかくやることが、めちゃくちゃ多いんです!
家を建てたことがある人なら、たぶんピンと来てもらえると思いますが、家を作るには毎回打ち合わせのたびに膨大な量の決定、確認をしていきます…一つ一つにお客様の思いや希望があるし、全部が責任重大な決定。
もうだいぶ昔の話なので記憶もぼんやりとしてきた部分もあるけれど(笑)
もっとお客様の希望に沿った提案はないか?図面に漏れはないか?
いつまでも終わらない仕事に、毎日無理やり見切りをつけて帰っていた記憶があります。
家はお客様にとっては一生に1度の大きな買い物。
自分で言うのもなんですが、真面目過ぎる性格が災いして精神的な重圧に耐えられなかった部分もあったんだと思います。
私はお客様の要望をカタチにする楽しさや嬉しい思いとは裏腹に…
次第に体調を崩していきます(´;ω;`)ウゥゥ
家には寝に帰るだけの毎日
大好きな家で過ごす時間は短くなり
休みの日は病院に通い、体重は減り続け…
次第に家族にも心配されるように。
このまま続けることはできない。
自然とそう思うようになりました。
設計事務所は退職することに。
まずは体調を戻したい。
家という好きなことよりも、自分らしくいられる働き方を求めて商社の事務職に再就職します。
結局また家に戻ってくる人
事務職は自分の性格にも合っていて、人間関係や会社にも恵まれて、仕事以外も楽しめるような充実した日々を送ります。
やがて結婚、出産、退職を経て…
家づくりからは離れたように見えるけれど
結局興味があるのはいつも家のことでした…
休みの日にはインテリアショップを巡り(独身時代)
用もないのにハウジングセンターに行き(デートで彼氏や旦那さんを連れ回したことも多々あり)
渡辺篤史の建もの探訪(←お家を紹介する番組です)を毎週録画で楽しみ
暇さえあれば、お家系の個人ブログを読み漁っていました(これは育児の合間のご褒美タイム♡)
そんな時に愛読していたOURHOMEのEmiさんのブログで整理収納アドバイザーという資格があることを知ります。
なんというか直観的にこれだ!自分がやりたいことは!というのがあったんです。←ざっくりな説明
すぐに整理収納アドバイザー2級講座のテキストを読み、これがやりたいことだ!これを仕事にしたい!と宣言します。
当時まだ1歳だった息子を旦那さんに預けて、愛知からわざわざ大阪まで新幹線で行き、整理収納アドバイザー1級の資格までを一気に取ります。
もともと行動力があるタイプではなく、普段ぼやっと生きている私ですが、この時の私は珍しく相当熱い人になっていました(笑)
私は家が作りたかったというよりも、暮らしが作りたかった。
何がそんなによかったのか…
整理収納アドバイザーと言えば一般的にはお片付けをする人です。
アドバイザーの中にはもともと片付けで悩んでいた過去を持ち、片付け苦手な方を救いたいという想いが強い方も多いですが…
私は元から片付けが得意な方でした。
とはいっても美収納や完璧なインテリアには程遠く、見えるところが程よくキレイであればいいや~くらい。ミニマリストからも程遠い、物欲だらけの人間です。
ただ家にいることがずっと好きで、大好きな家の中で自分が快適であるためにはどうするかばっかり考えていた私にとっては、
見栄えもそこまでこだわらないし、卓越した収納術もないけれど、自分自身が心地良いと思えたら、そこがゴール。
私の場合は、美収納でもミニマリストでもない。
自分自身にとっての快適を満たす片付けが得意でした。
思い返せば・・・
母と間取りのチラシをチェックする時もデザイン性は全く無視して、いかに風通しを良くするか、いかに効率よく動けそうか、そんなことばかりをチェックしていたし、
インテリアショップでは商品のデザイン性よりも座り心地や使い勝手が気になるし
ハウジングセンターでは、自分ならどんな風に一日を過ごすか妄想しながら見るので、ここの収納にアレを入れようと考えたり、見栄えはいいけれど掃除が大変そうだな。とかそんなことばかりを考えていました。
私はずっと家が好きだと思っていたけれど、物理的な家そのものではなく、家の中での暮らしに興味があったんだとやっと気づきました。
私は家オタクではなく、正確には…
暮らしを考えるオタクだったようです。
もし家で過ごす、毎日の暮らしが好きになれなかったり苦しい方がいるのなら、
片付けという手段を通して
家で快適に過ごすお手伝いがしたい。
家での時間が好きになるお手伝いがしたい。
家で幸せな暮らしをする人を増やしたい。
これが私のやりたかったことだ。
そう思い、整理収納アドバイザーとしてお片付けの仕事を始めました。
これからのこと。
そしてさらに・・・
お片付けの仕事を始めた私は、偶然のご縁が重なり、また家づくりに関わるサポートを開始することになります。
ただここまでかなり長くなってしまいましたので💦
暮らしオタクが考える家づくりへの想いは、また改めにて書かせて頂きたいなと思います。
最後まで読んで頂き、ほんとにありがとうございます✨