寺田カンフー

1988年、静岡県生まれ。 最近はフォートナイトしかやってない。連絡はXのDMで。 https://linktr.ee/terada9215

寺田カンフー

1988年、静岡県生まれ。 最近はフォートナイトしかやってない。連絡はXのDMで。 https://linktr.ee/terada9215

マガジン

  • 27歳で死ぬと思ってた

    イラストレーターのタチカワ君と始めた自主連載です。2024年5月~

  • 作家への道

    いつか作家になるまでの道

  • つれづれエッセイ

    日記的な

  • 作ったフリー素材

    使ってね

  • 音楽あーだこーだ

    好きな音楽についてあーだこーだ書きます。

最近の記事

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死にたくないから、書く

世の中、いますぐ死にたい人と、ずっと生きていたい人ばかりだ。 僕は断然、ずっと生きていたい派の人間で、子どもの頃から先のことばかり考える子供だった。 死んだらどうなるんだろうと考えて、眠れなくなることもあった。 森美登美彦「ペンギン・ハイウェイ」の少年が死んだらどうなるか不安で夜ねむれなくなる描写があったが、まさにあんな感じだった。 僕が子供だった頃、大人にそういった質問をすると、人間死んだらおしまい、何も残らない、という答えしか返ってこなかった。 何もないとか、つらいし、

    • 27歳で死ぬと思っていた #12

      僕は、27歳で死ぬと思っていた。 27歳。それは多くの伝説的なロックスターがこの世を去った歳だ。 ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックスにジム・モリスン、ニルヴァーナのカート・コバーン。みんな27歳で亡くなっている。 すでに書いたことだが、僕は若い頃、バンドマンをやっていて、「俺も27歳で死ぬかもしれない」と本気で考えていた。たしか漫画「20世紀少年」の主人公も同じようなことを考えていたような気がする。 こうして改めて書いてみると、痛いを通り越して、もはや、

      • どこにも辿り着かなくたっていい #11

        フォートナイトにはスポーツのように大会がある。もちろん、ゲームも反射神経が物言う世界だから、若い人のが強いのだけれど、社会人のための大会も多くある。 僕は一度、社会人大会で常に上位にいる選手と話したことがある。 彼は日夜、スクリムという大会に向けた練習試合に参加し、海外選手のプレイを研究をしているという。 正直な話、社会人大会で上位を獲っても賞金はないし、社会人にはプロリーグなどもない。僕にとって、その情熱はどこにも辿り着かない類のものであるように思えた。 たまたま同じ歳だっ

        • 僕がいま10代の若者だったなら、、、#10

          僕がいま10代の若者だったなら、ロックバンドはやらない。 何かの記事で、最近の若い子はギターソロを飛ばすというのを読んだことがある。そんな飛ばされてしまうものを一生懸命練習しようとは思わない。ギターなんて絶対やらない。 そもそもバンドはお金がかかり過ぎる。 高い楽器代に、一時間数千円のスタジオ代、ライブをするためのチケットノルマ代、そんなものにお金を使うのは嫌だと思うだろう。 今の時代、お金をかけずに遊べる娯楽が山ほどあるのだ。 僕がいま10代の若者だったなら、とても賢く立ち

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          昨今の脱毛ブームに対して思うこと #9

          世の中は大脱毛ブームである。 ユーチューブを見ているだけで、無限に脱毛サロンを紹介され、インフルエンサーたちもこぞって脱毛の素晴らしさを説いている。特に男性の場合は髭脱毛を薦められる。 毎朝、髭を剃る10分の時間を永久に節約できる!やらない方がどうかしてる!そんな喧伝を見るかけるたびに僕はこんな風に思ってしまう。 髭ってそもそも何のためにあると思っているの!!! 人間のからだというのは1万年以上かけてゆっくりと進化してきたのである。言わずもがな、毛が生えている場所というのは守

          昨今の脱毛ブームに対して思うこと #9

          若くも、可愛くもない #8

          ゲームをやっていると、クリップを撮りたくなる。 クリップとは、敵を倒している場面だけを切り取った短い動画のことだ。めんどくさくて、SNSの類をやらなくなった僕も、ちょっと前にゲーム用のXアカウントを作って、上手いプレイができたときなどはクリップをアップしている。ただの自己満乙だ。 僕がハマっているフォートナイトというゲームはとても難しい。 他のゲームと比べて使うボタンの数が多いし、新しい要素がどんどん出てくるため、練習しないと上手くならない。もちろん僕も頑張って練習している。

          若くも、可愛くもない #8

          ゼロ年代のB級邦画

          僕はいままでの人生において、割と映画というものを観てきた方の人間だと思う。 と言っても、生粋の映画マニアに「シンドラーのリスト」の素晴らしさについて語られてもついていけないし、スター・ウォーズみたいな超有名作品の話しをされても「観たことねぇ」としか言えない。 実に中途半端な人間である。一体、俺は何を観てきたんだ。 そう思って考えを巡らせてみると、僕が熱心に映画を観ていたのはちょうど僕が10代の頃だ。若者特有の漠然としたモヤモヤに対して、なにか答えのようなものが見つかるかもしれ

          ゼロ年代のB級邦画

          人生で大切なことはすべてファミマに教えてもらった #7

          学生時代、僕はずっとファミリーマートでアルバイトをしていた。 全然喋らない店長、店長よりやる気のある30歳を過ぎたバイトリーダー、おだてると焼肉をご馳走してくれるおばさん、ロシアの格闘技をやっている強いのか弱いのかよくわからない同級生(タチカワ君のこと)なんかがいて、いま思えば割と変わった人たちが集まった店だった。 僕はその店で社会で生きていくために必要なことを多く学んだ。今日はパッと思いついた2つを紹介したい。 1つ目は、「とりあえず挨拶しとけ」ということ。 僕は控えめに

          人生で大切なことはすべてファミマに教えてもらった #7

          酒を飲む理由がない、という理由で酒を飲んでいる #6

          たまに行くロックバーでこんなことがあった。 ラム酒をコーラで割った「キューバリブレ」というカクテル頼んだら、マスターがラムの種類はどうする?と訊いてきた。特にこだわりがなかったので、おまかせでと頼むと、「まあ、コーラで割ったら全部一緒なんだけどね」と彼は言った。それでもプロか!  なんとも夢のない話だが、僕はこの会話からコーラで割ったら安い酒でも飲めるじゃんという結論を得た。どんどん物価が高くなる昨今、ちょっとしたライフハックである。 それ以来、僕は毎日パックの安い焼酎をコー

          酒を飲む理由がない、という理由で酒を飲んでいる #6

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          走れ!アプリコットアイ (物語:一色真由美、絵:寺田)

          走れ!アプリコットアイ (物語:一色真由美、絵:寺田)

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          いくつになっても学習しない #5

          今回、出来上がった原稿があまり良い出来ではなかった。 なんだか説明がわかりにくいし、面白くない。 見かねたタチカワ君が「じゃあ、俺が漫画にしたるわ」と言って描いてくれた漫画がとても良かったので今回は漫画版をどうぞ(`・ω・´) ~毎週日曜夜に更新~ 自主連載企画『27歳で死ぬと思ってた』 原案:寺田功夫 絵:タチカワ(https://linktr.ee/kyotaro071)

          いくつになっても学習しない #5

          大人になると友達ができない問題 #4

          「どうやったら友達ができるか」 実は以前、僕とタチカワ君はポッドキャストをやっていた。ポッドキャストとはネット上のラジオ番組のことで、毎回2人で興味ある話題を出し合って、あーだこーだと話していた。その番組で定期的に話していたのが、大人になってから新しい友達ができないという問題だった。 趣味の教室に通ってみたらどうか?自分が好きなものを身に付けるのはどうか?(例えば、好きなバンドのTシャツを着る)など、いろいろとアイデアを出し合ってみたはいいものの、明確な答えは見つからなかった

          大人になると友達ができない問題 #4

          米津玄師の新曲が出るとちょっと死にたくなる

          若い頃、僕はロックミュージックをやっていた。 仲間とバンドを組んで、毎月、渋谷やら新宿やらのライブハウスでライブをした。メジャーデビューを目指して、誰にも負けねえぞという気持ちでやっていた。当然、周りのバンドマンも、ちょっと売れてデビューしたやつらもみんなライバルだと思ってやっていた。 米津玄師がデビューしたときのことは今でもよく覚えている。 ロッキンオンというバンドマンの聖書のような雑誌に何ページにも渡って特集が組まれ、100年に一人の逸材などと大袈裟なことが書かれていた。

          米津玄師の新曲が出るとちょっと死にたくなる

          ファッションへのパッションゼロ #3

          最近、ほとんど服を買わない。 結婚する前は一応モテたいからカッコいい恰好をしようという気概のようなものを持ち合わせていた。しかし、結婚して、子供ができてからというのも、ファッションへの興味が全くなくなった。パッションゼロである。 そもそも、僕はオシャレというのものは異性に対してのアピールでしかないと思っているので、結婚して、子供が生まれても尚、オシャレする人ってなんなんだろうと逆に疑問だ。もちろん、中にはオシャレすると気分が上がるなんて方もいることだろう。価値観は人それぞれだ

          ファッションへのパッションゼロ #3

          カンフーやってるんですか? #2

          僕は最近カンフーを始めた。 ペンネームを見て気づいた方もいると思う。実は幼少期からブルース・リーやジャッキー・チェーンの映画が大好きで、社会人になってから何か習い事をしたくなって思い切って始めてみたのだ。 このごろは毎日、仕事終わりに道場に通って爽やかな汗をかいている。 というのは全くの嘘。 ここ数年、僕がドハマりしているのはフォートナイトというオンラインゲームで、そのアカウント名が「テラダカンフージェネレーション」というのだ。 これは僕と同世代なら誰もが知っているロックバン

          カンフーやってるんですか? #2

          めんどくさい友達#1

          僕が大学1年生だった頃、とある教授が講義の最中「大学は友達を作るところ」という話をしてくれた。 どういう流れでそんな話になったのかは忘れてしまったが、彼の話によれば同期で偉くなった人が何人もいたらしい。 「あいつらと仲良くなってれば、俺も今ごろ出世していたなぁ」とボヤく姿はなんとも淋しいものだった。 僕は教授の教訓を胸に大学生活を送り、少ないながらも何人かの友達をつくった。 先日、そんな大学時代のバイト友達、タチカワ君からこんなメールが届いた。ちなみに、僕らはファミマでずっと

          めんどくさい友達#1