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今更浅く語るavengers end game.

昨夜、また見てしまった、エンドゲーム。ハリウッド映画のこの数年の大量消費型娯楽映画の最高峰、アベンジャーズエンドゲーム。あの名作、スターウォーズEP9だって制作過程で影響を受けてる筈。いい歳したおっさん達が、変身したり変装したりして、とんでもないガジェットを使って地球を救うのだ。よくよく考えると暴力を使わずとも解決できることもあるのだが、そんな常識人ぶった横槍を入れる奴は、サノスの指パッチンで真っ先に死ぬのだよ。

日本のヒーロー物ってのは少なくからず自己投影できるものなんだけど、アベンジャーズの面々には全然自己投影できないのだ。外国人だから、とかではなく、あんなの無理、って思ってしまうのだ。ルークやハンソロ、には憧れたのに。

いや、まて、アイアンマンにはなりたい。が、あんなオッサンじゃなくて、もっと若くて、インタビューウイズバンパイアの頃のブラッドピットの姿で闘いたい。

とはいえ、エンドゲーム、細緻にわたるまで素晴らしい映画だ。ヒーロ物商業映画なんて映画じゃない、と憤っていた名監督がいたが、ビートルズが現れた時、あれは音楽ではないと怒っていた頑固な連中と違わない。なぜ老いると、自らの知識と経験を普遍化してしまうのだろう。若さのもつ柔軟性と未来と吸収力に、老い始めた人間が恐れ、保身のために頑固になるんだろうか。気をつけよう。

アベンジャーズ、この先もずっと続いて欲しい。現実の窮屈さと不自由を、あっけらかんとスーパーパワーで吹き飛ばしてほしい。楽しみにしてる、ずっと。



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