見出し画像

きょうも、整いました。

僕は今年の5月からフリーランスのコピーライターとして活動を開始した。フリーランスは、いいところもわるいところもあるけれど、一番のメリットは時間の融通がきくところだろう。昼に映画に行けるし、平日の夜に飲みにいける。最高である。そんな僕がフリーになってから習慣になったことのひとつに銭湯通いがあげられる。

家の近所にある、武蔵小山温泉(清水湯)に通っている。そう「温泉」なのがここのいいところ。そして、施設がキレイで、サウナもある。他の銭湯にもいろいろ行ってみたが、わざわざ銭湯のために電車に乗って出かけるのも面倒に感じて、それからは清水湯一本、浮気はしていない。

人混みが嫌いなので、夕方もしくは閉店間際の23時頃に行く。カラダと頭を洗ったら、僕はまず露天風呂に20分ほどつかる。温泉とカラダのファーストコンタクトはたまらない。顔をしかめ、思わずうなる。完全におっさんのそれだ。

そしてここからがメインイベント。サウナ。僕は最近、サウナにはまった。それまでは入浴だけだったが、昨今のサウナブームに乗っかって、どれ試してみるかとばかりにサウナに入ったら、まんまとハマってしまった。サウナにハマる前までは考えられなかった水風呂にも平気で入れるようになってしまった。むしろ水風呂に入らなければサウナではない。サウナ5分のあとに水風呂にドボンとつかる。カラダが自分のものではなくなるような、溶け出し、水と一体となってしまう感覚がたまらない。ただ、僕はまだサウナ初心者なので、5分×3セットが良いところ。サウナ上級者やレジェンドなおっさんたちは、「この人、サウナに住んでるんじゃないか」と思うくらい、ずっと入っている。そして水風呂も、頭までつかり、背中を浮かせ、本当に溶け出してしまったかのようになっている。僕もいつか、その領域まで達したいものだ。

サウナを終えたら、露天に出て、椅子に腰掛け、ただぼーーっとする。この時間が一番好き。「整う」とはよく言ったもので、大げさでなく、カラダがチューニングされていく。日頃の悩みやストレスはなるべく考えないようにする。目の前にある露天につかるおっさんやら、兄ちゃんやら、もんもんしょった人(刺青OKの温泉)などの「くうーーー」という顔をしかめる姿を眺めながら、今日も、整えていく。ああ、早く明日も銭湯に行きたい。

いいなと思ったら応援しよう!

寺門ツネユキ
新たなコンテンツの制作のために大切に使わせていただきます。何に使ったかは、noteにてご報告させて頂きます。