【スマブラSP】魔境ロックマンがしずえさんをVIPに上げてみた
自分はもう4年以上スマブラSPでロックマンをメインファイターとして使ってきました。しかしロックマンだけ使っていても立ち回りが凝り固まってしまいそうなので、視野を広げようと時々こうして別キャラを使っているのです。
今回はSPで新規参戦したファイターであるしずえを、VIPに入れるところまで練習してみました。そこまでの道程で考えたことをこのnoteにまとめました。
「しずえさんを使ってみたいけど、扱いに困ってます」という方がいれば、この記事が参考になればいいと思います。一から練習してVIPまで上げたので、しずえについてよくわかっていない初心者の方もぜひお読みください。
よろしければ、最後までご覧ください。
相手を誘導し、有利展開に持ち込み続ける
しずえは自分から突っ込んでいく好戦的なキャラではありません。機動力が低いことと、技の性能からして、軽量級ファイターにしてはコンボ性能が高くないからですね。
ではしずえをどう動かせれば戦っていけるのか。まずは、しずえの基本性能から確認しましょう。
基本性能:しずえは機動力が低め
重さ:88(軽め)
体のサイズ:小さめ
歩行速度:遅い
ダッシュ速度:遅い
ブレーキ:効く
ジャンプ高度:下Bの最高点に空上が届くのでオッケー
ジャンプ速度:ちょっと遅いかも
空中機動力:ふわふわ
復帰距離:長い
復帰の強さ:攻撃判定なし、移動が遅い
機動力が低めの軽量級ですね。ガンガン攻められる攻撃タイプではありません。
主軸は横Bと下B
しずえの技は、ローリスクに振れるA技と、ハイリスクハイリターンのB技と
で構成されています。特に重要なのは横Bと下B。
技の詳細は後で説明しますが、このふたつの技は、リスクが大きい代わりにリターンも非常に大きい。空中攻撃や強攻撃をつないでいって、なんとかこのリターンを得ようとする、というのがこのしずえというキャラの考え方です。
自分からは攻めに行けない。だから、相手から攻めてもらえるように誘導して、それをいなし、さらに有利な展開を作る。それがしずえさんです。
では先ほど重要と言った横Bと下Bについて、次からより細かく説明していきます。
コンボ始動から崖狩りまで!使い方が広がる横B:つりざお
釣り針を投げ、回収する技です。投げる時と回収する時に掴み判定があり、ファイターを掴めば上下前後に投げることができます。空中から出すこともできる、とても便利な技です。
この技は発生も回収も全体Fが大きいです。そのため隙が大きくリスク管理が非常に大事になります。
それから、横のリーチは長いようでたまに足りないと感じることがあります。外すと隙を晒すだけになるので、過信は禁物です。
投げについてはコンボ始動で強い下投げと、終盤のバースト手段で強力な上投げが優秀ですね。前投げ、後ろ投げも崖展開に持って行きたい時に有用です。通せれば間違いなく強い技、といえます。
しかもこの技は崖外でも使えます。釣り針を崖下に置いておくことで、復帰力が低いファイターを詰ませてしまうことも可能です。
この技は応用のし甲斐がありそうなんですよね。空中で相手を捕らえる技術が身に付けば、空中掴みというエグい戦法ができて便利そうです。
ダメージ稼ぎか、敵の誘導か 下B:しかけハニワくん
ハニワくんロケットを地中に埋め、敵が踏むかもう一度下Bを出すと打ち上がります。時間経過で消えます。
この技は設置に時間がかかり、また破壊された時の爆風ダメージ(12%)は自分も受けるところにリスクがあります。
しかし、この打ち上げに相手がかかるとダメージが入ります。拘束時間も長いために追撃も可能で、当てやすい空上と合わせるとこのセットだけで28%も稼ぐことができます。しずえさんにとって、貴重な攻撃手段です。
ただし、相手をうまく呼び込まないと機能しません。ものすごく警戒されますし、リフレクターで無効化してくるファイターもいますしね。
そのため下Bを当てるには一工夫必要そうです。相手の行動を読んでもう打ち上げちゃうとか。それかあらかじめ打ち上げておいて、当てるのではなく、相手のかわし方を読んでそこに攻撃を合わせるとか。
とにかく、下Bはリスクはあるもののやっぱり撃ちたい技です。相手をリスクの低いA技で払って有利展開を作ってから、動きを制限する用に設置しておくといいでしょう。
A技をどう使うか
問題は横Bと下Bを通すために、他の技をどう使うかですね。
カギとなるのは強攻撃と空中攻撃ですかね。これらの技はクセが少なく安全に振ることが出来ます。
近接択として振りたい強攻撃
横強 横の敵をいなす。バースト手段としても使えるので、かなり振り得
上強 コンボ始動で優秀。密着の相手に当てたい。裏当てしても優秀
下強 崖無敵がなくなった相手に当てるくらいか。発生が遅く地上では横強か上強で間に合うので、基本は使わない
しずえもロックマンと同じように近接戦は苦手ですが、強攻撃が優秀なために対処方法はわかりやすい方です。密着なら上強を狙い、離れていれば横強で払う。これで大体なんとかなりそうです。
空中攻撃は相手の動きを読んで
空N 近接の暴れと、相手の攻撃を先に潰す
空前 リーチが長さを活かした嫌がらせ、崖上の敵を払って崖狩り対策
空上 下Bと合わせて使うことが多い。誘導して殴るでもいいし、下Bの最終弾に合わせられると爆アド
空後 空前とだいたい役割と被るので、バースト手段くらいで
空下 対地メテオでコンボを狙う。横Bがあるので、復帰阻止で崖下まで行ってメテオバーストすることは少ない
空前と空後はクリティカル判定が横に広くて使いやすくてグッドです。ただしこのクリティカル判定も飛び道具攻撃なので、反射には注意ですね。
振りにくい弱攻撃と各種スマッシュ
弱攻撃はリーチが短く、最終弾が存在せずふっとばしに繋げにくい。弱から下スマのコンボもありますが、まだ狙いにくいです。
スマッシュ攻撃も攻撃判定が小さかったり、発生が遅かったりして当てるのが難しい。ガーキャン上スマを当てられる場面が辛うじて存在するくらいでしょうか。
あとは掴み。リーチが短い割に発生が遅いので、困った時のバースト手段です。釣り竿はガードされると効かないので、ガードが堅い相手には通していきたいです。
投げはコンボ始動で下投げが強いですが、後ろ投げバーストも忘れてはいけません。投げの思考は、なんとなくロックマンと同じように思います。
ロックマンに戦法は似ているが、しずえの方が待ちが強い
ここまで色々話してきましたが、「相手を誘導して有利展開に持ち込み続ける」というのは、ロックマンとほとんど同じだと感じています。どちらも飛び道具キャラだし、攻めていけるタイプではないので戦い方が似るんでしょうね。
では、ロックマンとしずえを比較した時、どちらがどう優秀なのでしょうか?
しずえの方が優秀な点
復帰距離の長さ
近距離の暴れ
対飛び道具性能
崖狩り性能
3と4によって、有利な相手により強く出られることが大きいです。崖外で詰ませたり、強力な飛び道具を奪って逆に利用したり。相手が不利な状況を作った時にきっちりとどめを刺せるのがしずえの強みです。実はロックマン、弾幕キャラには弱かったりしますしね。
あと2について、ロックマンよりも近接戦の対処法がわかりやすいのは良いですね。難しいこと考えなくていいので。
ロックマンの方が優秀な点
機動力
耐久力
近接の動きやすさ
スマッシュの当てやすさ
しずえよりもキビキビ動けてダメージも稼ぎやすいのがロックマンの良さです。確定コンボは少なくても、読みの力とアドリブ力で優位ターンを長く続けてじっくりと戦います。長く生き残る耐久力が、ここぞという時に頼りになりますね。
待ちを活かした有利状況を作れると強いのがしずえ、堅実にダメージを稼いで反撃のチャンスを狙う逆転性能が高いのがロックマン、という感想です。試合を組み立てて有利に戦い続けたい気分の時に、しずえさんを使いたいですね。
まとめ:相手の次の行動を読む力を
しずえの強みは、相手の次の行動を読むプレイヤーの技術によって成り立っているものです。相手を誘導し、それを的確に払う。読み合いの能力を磨くほど、崩されにくく強いしずえになると思います。
これからしずえを使う人は、相手の動きを観察することを意識しましょう。相手の行動パターンやクセを見抜くことできるようになれば、自分がどう動くかも決まって有利展開に運びやすくなります。
しずえは闇雲に使って勝てるファイターではありません。何度も使ってしずえの性能を理解し、良さを引き出せる戦い方を確立していきましょう。
今回はここまで。
皆さんもぜひしずえさんを使ってみてください。