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ガボン

☆☆☆目次☆☆☆
1政治体制
2ワーキングホリデー協定
3世界遺産
4航空券
5ビザ
6国技
7有名人
8危険情報

政治体制
1 政体

共和制

2 元首

ブリス・クロテール・オリギ・ンゲマ暫定大統領(Brice Clotaire OLIGI NGUEMA)

3 議会

二院制(国民議会(99議席)、上院議会(70議席))

4 政府

(1)暫定政府副大統領 ジョセフ・オウォンド・ベール(Joseph OWONDAULT BERRE)
(2)暫定政府首相 レイモン・ンドン・シマ(Raymond NDONG SIMA)
(3)暫定政府外相 ミッシェル・レジス・オナンガ・ママドゥ・ンディアイ(Michel Régis ONANGA MAMADOU N'DIAYE)
5 内政

 1960年に仏から独立して以来、内戦や紛争を経験していない。1990年に複数政党制に移行。2003年に大統領再選回数制限を撤廃。40年以上大統領を務めたオマール・ボンゴ大統領が2009年6月に逝去。前大統領子息のアリ・ボンゴ・オンディンバが平和裡に実施された大統領選挙で勝利した。2016年、大統領選挙が実施され、アリ・ボンゴ大統領が再選。僅差で敗れたジャン・ピン野党候補の支持者と治安機関が衝突し、治安が一時悪化。
 アリ・ボンゴ前大統領は、2025年までに新興国の仲間入りを目指す改革計画である「台頭するガボン(Gabon Emergent)」政策を打ち出し、インフラ整備、産業多角化及び加工産業育成(「工業化のガボン」)、環境保全(「緑のガボン」)、サービス産業育成(「奉仕のガボン」)を進めてきた。また、油価の低落の影響もあり国内経済、財政状況が悪化する中、貧困層、若者、女性といった社会的弱者を支援するための「社会契約」の実行を掲げていた。

 2023年8月26日に行われた大統領選挙の結果として、30日の未明に現職のアリ・ボンゴ氏の当選が発表された。その直後、軍・治安部隊の一部が国営放送局を占拠し「選挙は不正で大統領選挙結果は無効、全ての国家機能を停止し、国家機関移行再建委員会(CTRI)を発足させる」旨の声明を発表した。この蜂起を主導した大統領親衛隊長のオリギ・ンゲマ氏がCTRI議長に就任し、同議長は、8月31日~9月2日にかけて、経済界、野党を含む政界、市民社会、宗教界、メディア、外交団等の代表と対話を実施し、CTRI暫定政府への各界の理解と支持を求めた。

 暫定政府は、前政権時の行政・経済・社会の一貫性・継続性を保ちつつ、9月4日、前政権の大臣等を含む各界代表者出席の下、オリギ・ンゲマ氏の暫定大統領就任式を実施した。その後、経済学者でアリ・ボンゴ政権でも首相を務めた文民のンドン・シマ氏が暫定政府の首相に任命され、暫定政府の閣僚27人(うち軍人4人)の交代式が実施された。

 暫定政府は、透明性と開放性に配慮しながら、表現の自由等の基本的人権や法の支配を尊重する民主的方向での国家再建を表明している。幅広く国民の意見を聞き、国民和解に努めながら、新憲法を国民投票で採択した後に公正かつ透明性のある選挙を実施し、民政に移管するべく、具体的準備に着手している。

ワーキングホリデー協定は結んでおりません。

世界遺産は2個です。

Ivindo National Park (2021)
ロペ‐オカンダの生態系と残存する文化的景観 (2007)

航空券
最安値は片道で132,806円です。最も安い月は10月です。


ビザ
渡航目的、滞在期間にかかわらず、入国の際は査証が必要です。事前にオンライン申請によるe-VISA(https://evisa.dgdi.ga/ )または駐日ガボン大使館等で査証を取得してください。
 2023年2月に、日本を含むG20諸国の国籍者の90日以内の短期滞在については、査証が免除されると通達がありましたが、2023年10月12日付けで、同措置は無効となる旨の通達がありましたのでご注意ください。
 なお、ガボン入国のためのe-VISA取得に関して、ガボン当局にe-VISAの申請をしたものの、発給完了の通知を受け取る前に渡航し、入国時にトラブルになるケースが複数件発生しています。必ずe-VISA発給の通知を受けてから出国するとともに、申請しても何ら返信がない場合は、ガボン当局に直接メールや電話で進捗具合についてお問い合わせください。


国技
ガボン国内でも他のアフリカ諸国同様に、サッカーが圧倒的に1番人気のスポーツとなっており、1968年にサッカーリーグのガボン・ シャンピオナ・ナシオナル D1が創設された。


有名人

Omar Bongo
Pierre-Emerick Aubameyang


危険情報
レベル1
十分注意
【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2023年8月30日早朝、大統領選挙の暫定結果が国営テレビ放送等を通じて公表され、アリ・ボンゴ大統領の再選が発表された直後、ガボンの軍・治安部隊の一部が同選挙結果を無効とし、国境封鎖と全ての政府機関の機能を一時停止して「国家機関移行再建委員会(Comite pour la transition et la restauration des institutions、CTRI)」を設置する旨を発表しました。
●その後、軍等は、アリ・ボンゴ大統領を自宅軟禁下に置き、9月4日、オリギ・ンゲマ大統領親衛隊長が暫定大統領として就任宣誓を行いました。
●今回の軍等の蜂起以降、国内で暴動や略奪等の危険行為は確認されておらず、国境の封鎖も解除されましたが、一方で夜間外出禁止令が発令されています。9月7日には新たに首相(文民)が任命され、文民中心の内閣が発足し、市民社会や前政権関係者等を含む暫定国民議会も組織されるなど、民主化に向けた動きを進めています。現在の国内情勢については、夜間外出禁止令を除き、特に昼間帯は比較的安定していますが、暫定政権が発足して間がないため、今後ガボンの治安情勢がどのように変遷するか、見通しは不透明です。

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