リスクはバランス良くとる
皆さんは世の中で成功者や起業家と呼ばれている人たちに対してどういったイメージをもっていますか?
皆さんこんばんわ!てきにいです!!
今日はリスクの取り方についてのお話です。
皆さんは世の中で成功者や起業家と呼ばれている人たちに対してどういったイメージをもっていますか?
競争心が強い、向上心に溢れている、思い切った行動ができる、果敢に挑戦をすることができるなど、どちらかとオフェンス面に特化しているイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、実際はどうなのでしょうか。
今日はとある調査結果をもとに僕なりの考えも交えてお話できればと思います。
起業家のリスク志向、実は低い??
リスクとリターンは表裏一体、大きなリターンを得るためには大きなリスクを取る必要があるというのが定説です。
そして起業家というのは一般的に大きなリスクを取る対価として、大きなリターンを得ることができる。
起業家と聞くと、革新的なアイデアと共に、一般の人が怖気づくような環境にも果敢に飛び込んで自ら道を切り開いていく。そんなイメージを持つ方が多いかと思います。
しかし、実際はどうなのでしょうか。
ここで、1つの調査結果をご紹介します。
合計800人以上のアメリカ人を対象に行われた研究で起業家とそれ以外の社会人を対象に、次の3つのうち、どのベンチャー事業をやってもいいと思かを選んでもらいました。
①成功の確率が20%で5億円の利益をもたらす事業
②成功の確率が50%で2億円の利益をもたらす事業
③成功の確率が80%で1億2500万の利益をもたらす事業
勘のいい方ならすでに答えが分かっているかもしれないですが、一般の人に比べて起業家というのは③番を選ぶ傾向が明らかに高いということが判明しました。
この結果は家族状況や収入などの属性には影響を受けていませんでした。
つまり、僕たちが思っているより、起業家や世の成功者という人たちは大きなリスクを取ることが少ないようです。
リスクの取り方を工夫する
では、起業家の人たちはイメージに反して常に最小限のリスクを取り続けているのでしょうか。
実はこれも少しだけ現実と異なります。
世で成功しているとされる人たちは、取るリスクのバランス感覚に優れているんです。
一方で果敢に挑戦をしつつも、もう一方ではそれが上手くいかなかったときも再起不能にならぬように保険をかけているんです。
例えば、マイクロソフト社を創業したビルゲイツは事業を起こす過程でハーバード大学を辞めたことで有名です。
しかし、これもよく紐解いていくと彼は大学2年生の時にはすでにソフトウェアを販売していたが、それから1年間は大学の在学を続けていました。
そして、ある程度軌道に乗ったあとも、大学を退学ではなく実は休学を申し出ています。
このように、ある分野で大きなリスクを取る際は、別の分野では慎重に行動することで全体のリスクバランスを調整しているのです。
僕たちは起業家と聞くと、失敗を恐れずに大きなリスクを取り続けるイメージを持ちがちですが、実は大きなリスクを取りつつも、リスク過多にならないよう裏で上手く調整していたのです。
リスクの取り方で僕たちのできること
ではこれを踏まえて僕たちはどのように過ごしていけば良いでしょうか。
これを読んでいる大半の人たちは普通の会社員だと思います。
会社員として働くというのは、リスクの観点からだと慎重・安定といった評価になるかと思います。
つまり、会社員として働くだけでは人生が変わるような大きなインパクトを生じさせることは難しいということです。
先ほどのお話で、日々が充実している人はリスクを上手く組み合わせていると書きました。
このことから、僕たち会社員はリスクを取る行動が欠けているということになります。
何をリスクとして定義するのかでも変わってきますが、僕は会社員全員が個人事業主もしくは副業をするべきだと考えています。
会社というのは出勤しているだけでお金がもらえますが、自分の事業は出勤しているだけでお金をもらうことはできません。
社会に何かの価値を提供することで、初めてお金という報酬が発生するのです。
僕たちが生活していくのにお金は必須ですから、そういった意味で事業を行うだけという状況は大きなリスクになります。
そして、僕たち会社員が事業をするうえで享受することができる大きなメリットもあります。
それは事業や副業が上手くいかなくとも、会社員という後ろ盾があるということです。
会社員は事業に取り組むうえで最強の盾となる
この後ろ盾は最強です。
なぜならこの心理的安全がある状態だと、大胆な挑戦やオリジナリティのある創造性を人は発揮しやすくなるからです。
ギャンブルで墓穴を掘りまくっている人が連敗し続けるのに対して、余興でのんびりやっている人がちゃっかり勝っちゃうのは、この心理的余裕が少なからず関係していると思います。
収入の柱が自分の事業のみ場合だと、中途半端な段階で事業を開始しなくてはならなかったりと別の要因で失敗の可能性を上げてしまいます。
実際に、起業をした際に本業を続けた人の方が、本業を辞めた人に比べて、失敗の確率が33%も低かったとういデータがあります。
リスクをバランス良くとることによって、良い意味でクールダウンした判断ができるだけでなく、上手くいかないと分かった時に即座に撤退できるなど、その後の軌道修正もスムーズに行うことができます。
僕たち会社員は起業をする条件とは1番縁遠い場所にいるような感じがしますが、実は環境的にはかなり好条件にいるのかもしれないですね。
あとは行動するのみです。リスクを取ることはもちろん大切ですが、小さく始めて少しずつ大きくするようなイメージだとなお良いのかもしれないです。
この辺のお話はまた今後お話できればと思います。
今回はリスクの取り方に関するお話でした。
成功する起業家の人たちが実はリスクミニマリストだったなんて意外ですよね。もちろんリスクを好む人が起業という選択肢を取ることが多いのも1つの事実です。しかし、成功している起業家の多くはリスクの最小化をさせる能力が優れているのかもしれないですね。
今日はここまでです!
ではでは!!