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行き詰った時は環境を変えてみる

今チャレンジしているものに行き詰った時皆さんはどうしていますか??

行き詰っている理由を明らかにして対処する人

その理由を自分の知識不足などの実力に見出して作業量を増やす人

増やした作業の結果をもとにPDCAを回して改善をはかる人

一連の流れを用いて書いてみましたが、普通だと行き詰った問題に対して直接的に対処する人が多いと思います。

でも、今回はそうゆう行き詰った時だからこそ一度その状況から離れてみる戦略的撤退についてお話したいと思います。

シャワーを浴びている時は最高なクリエイティブタイム

少し具体例を挙げてみます。

「Buffer」の共同創設者のLeo氏の「創造性の科学」からの引用でアイデアが出るときの原則として次の3つをあげています。

1.脳内物質であるドーパミンが大量に分泌されている時

2.リラックスしている時、精神が安定した状態であるとき

3.ぼんやりしている時、脳が思考を止めて一休みしている時

この3つをまとめると、脳内にドーパミンが出ていてぼんやりかつリラックスしている状態であるとき、人は柔軟でクリエイティブな発想が出やすいと言われています。

この3条件を満たしているのがお風呂やシャワーなどのバスタイムの間という訳なんですね。

シャワーを浴びている間というのは脳内物質のドーパミンが分泌されていて、シャワー以外の作業ももちろん行えないので半強制的に日常の作業から解放されますし、シャワー中はもちろんリラックス状態です。

そしてこの「半強制的」といった側面が、行き詰っている問題から距離をおいている状態に当たるんですね。

環境を変えてみる戦略的撤退の勧め

行き詰まっている時というのは、今の自分のアプローチ方法だと、その問題の解決が難しいということを表れでもあります。

行き詰っている時にいくら机の前で「うーん」と唸っていても革新的な解決法というものは思い浮かびません。

そんな時は、目の前の問題を据え置いて別の何かに取り組んでみることをおすすめします。

ちょっとそこらへんまで散歩をしてみるでも良いですし、いっそのこと旅行に行ってしまうでもアリです。

要は環境を変えてみることが大切なのです。

シャワーの例でも挙げた通り、問題解決とは一見関係ないことであっても、上記の3条件が少しでも満たしている状態であれば、無意識的に私たちの脳は解決方法を模索し続けてくれています。

行き詰まるほど考えているのですから、少し休憩してみてもばちはあたりません。

マラソンと同じように常に全力で走り続けていては、脳も疲弊してしまいます。時々適度な休憩を挟むからこそ、いざという時に力を発揮することができるのです。

人生というのはいわば何十年にも及ぶマラソン大会みたいなものです。

適度な休憩を計画的に挟む「戦略的撤退」というのは、上手く使いこなせるようになると常に全力で疾走し続けているライバルよりも、より遠くの場所へ自分自身を連れていってくれるのかもしれないですね。


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