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船越桂「森へ行く日」
昨日、久しぶりに細君と美術館ドライブに出かけました。目的地は箱根彫刻の森美術館。先日亡くなった船越桂さんの展示があると聞き、出かけました。
浜松市から箱根までは車で2時間半ほど。休日の日帰りドライブとしてはここらへんが限界でしょうか。西の方だと滋賀県美術館まで出かけたことがありますが、こちらは3時間弱。距離は結構ありますが、高速道路のサービスエリアに寄るのも結構楽しみでそれなりにたのしく運転してきました。
船越桂さんといえば、首の長いちょっと異形の人物像で有名です。初めて船越さんの彫刻を知ったのは天童荒太さんの書籍「永遠の仔」の表紙で見たときでしょうか。妙に惹かれる彫刻だと感じたのですが、実際に見ることができたのは2010年に金沢21世紀美術館で開催された展示の時です。わざわざ金沢旅行をセッテングして見に行った覚えがあります。
久しぶりに船越さんの彫刻をみました。船越さんの人物像はまっすぐ前を見ているわけではないですよね。外斜視になっていて、どこを見ているのかわからない印象があります。でも近くではない。遠くをみていますよね。
展示ブースがやや狭く、点数が少なかったのがやや残念ですが、船越さんの世界を楽しんできました。制作風景を見ることができるビデオが流されていたのもいいですね。あと、実際に使っていた工具の展示があり、メモとかスケッチも展示されていて興味深く見ることができました。
箱根はやや標高が高いせいか、細君はやや頭痛がするとのことで、「箱根彫刻の森」の彫刻は軽くさくっと見て浜松に戻ってきました。
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船越桂さんは72歳で亡くなられたとのこと。まだまだ創作をして欲しかった。ご冥福をお祈りいたします。