「光る君へ」神回
「光る君へ」31回「月の下で」を見ました。とうとう「源氏物語」書き始めましたね。
書き初めの経緯が中宮を慰めるため(と言いつつ実は帝の心を定子から取り戻すため)という道長からのやや政治的な依頼ということもあり、脚本家の大石静さんの依頼されて作品を作る「作家」の側面の投影ではないかと感じて面白く感じました。
あと、劇中に流れる音楽がいいですね。オープニングもいつも素晴らしいと感じますが、今回源氏物語の構想を得た場面でのヴァイオリンの四重奏曲(でしょうか?)が素晴らしかった。
ただ、枕草子が誕生した経緯を描いた21回「旅立ち」程の感動はなかったです。やはり、失意の底にある中宮定子の心を癒すために書かれたという経緯、そして「枕草子」の朗読、セリフはなくとも背中で語る清少納言。あの回は「神回」だったと思います。
まだ、源氏物語が帝の心をとらえる様子は描かれませんでしたが、来週以降、どう話が展開していくか楽しみです。これから21回を超えるさらなる神回が出現することを願って年末まで楽しみたいと思います。