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バレーボールのコーチングを学ぶ場がない・・・オンラインMTGの振り返りとアップデートの必要性

ZOOMを活用した、バレーボールをみんなで考えるオンラインミーティングを企画して実施してみました。そこからさらに、サブスク型(有料)でのオンラインサロンによるバレーボールミーティングへの展開となり、サブスクでMTGを2年間取り組み、2023年5月で一区切りを終えました。それまでの振り返りです。


始まりは、コロナ禍中の「バレーボールの学びを止めるな」から~MTGのあゆみ

2020年になってから、日本にも拡大した新型コロナウイルス感染症における「コロナ禍」では、世の中の様々な活動や人々の営みが止まってしまいました。スポーツ界、バレーボール界も例外なく時間が止まったように、長く活動制限が続きました。
そのような中、時代はまた大きな変化を迎えました。いわゆる「オンライン」による人々の活動が拡大していったのです。ZOOMやclubhouseといったメディアが登場し、スポーツ界でも取り入れ始めました。2021年冬のclubhouseでは、日本上陸(導入)当初から、サッカーやラグビー、バスケットボールやハンドボール方面の方々が積極的に、情報発信や交流を展開していきました。そこで、バレーボールもこのオンラインの流れに遅れてはもったいないと、@ak_fumi0925 ふかっち♪(Akifumi Fukamoto)とともにバレーボールの発信を始めたのです。
 clubhouseの大きなブームは下火になりましたが、ZOOMによるオンラインミーティングを、これからのバレーボールの学びの場として形にしてみようと「TETSUミーティング」と題して形にしてみたのです。この取組を通して、日本のバレーボールに顕在化する諸課題を考えたり、コロナ禍の中でもがく人々の思いを共有したり、新たなチャレンジを互いに創造するなど、顔の見える交流やディスカッションは、私たちに大きな成果とたくさんの財産を与えてくれました。
・育成年代の諸課題
・日本の伝統的なバレーボール指導の課題
・指導における暴力や暴言の問題
・日本のトップカテゴリーのアップデート
・バレーボール学会における最新の知見
・有識者や最前線で活躍するバレーボールフロンティアの生の声
・バレーボール指導のアップデート

 情報交流や情報のシェア以上に、人々のリアルなつながりが広がっていったことが素晴らしかったです。この2年間、すべてのカテゴリの指導者、レフリー(審判)、学生選手、保護者、一般バレーボールファン、そしてトップカテゴリーの著名な指導者やコーチや元選手、協会関係者に至るまで、幅広い人々が、フラットに意見交流できたことは、バレーボール界にいて画期的なことだったと思います。


「TETSUミーティングアドバンス」~サブスク型(有料方式)導入の意義

オンラインによるバレーボールの学びや交流の機会は、当初、不定期で無料で行っていました。おかげさまで、毎回30名を超える方々にご参加いただき、有意義な時間にすることができました。
しかし、一方で、内容に充実さが増し、いつしか準備も相応な手間をかけることも増えてきたため、ミーティングをより価値のあるものにし、参加者同士も意見交流やディスカッションを促進し、当事者意識をさらに高めたより積極的な学びの場にするため、有料でのサブスク型のオンラインサロン的なMTGを開始しました。
ここでは、基本的に毎週1回1時間程度の定例オリエンテーションを開催し、その日に参加できる者だけでよい形で気軽さを大事に近況報告や質問や相談できるようにしました。そして月1回は2時間程度のMTGを企画し、可能な限り外部からゲストを招いて、メンバーで情報をシェアし、学び、アップデートしていく機会としました。

TETSUミーティング&アドバンスの歩み(サブスク型オンラインサロン)

2020.11.27 TETSUミーティングvol.1
育成世代におけるこれからあるべき指導の考察

2020.12.19 TETSUミーティングvol.2
日本バレーボールの技術指導を考える

TETSUミーティングvol.3
2021年のバレーボールへの思い

TETSUミーティングvol.4
みんなでバレーボールを育てよう〜バレーボールの未来や願い〜

TETSUミーティングvol.5
バレーボールが楽しいか?スポーツをする子供と楽しさ
(ゲスト:嶋中 康晴さん)

TETSUミーティングvol.6
Vリーグからあれこれバレーボールを語る

TETSUミーティングvol.7
バレーボールのプレー、戦術、コーチングなんでもおしゃべり

2021.02 TETSU Co.の部屋〜TETSUと指導者の対談〜
TESTUとのオンコートレクチャーの経験から
(ゲスト:中学バレー指導者様)

2021.05.27 TETSUミーティング・アドバンス#01
バレーボールコーチとしての「学び」

2021.06.24TETSUミーティング・アドバンス#02
トップカテゴリーに繋がる練習とは(ブロックと子供)
(講師:布村 忠弘さん)

2021.07.29 TETSUミーティング・アドバンス#03
日本のバレーボール指導とは(オーバーハンド・パス/セッター)

2021.08.11 TETSUミーティングvol.8《LIVE》
激アツ東京オリンピックを語ろう

2021.08.26 TETSUミーティング・アドバンス#04
①ゲームライクの可能性
②「正面」指導の考察

2021.09.16 TETSUミーティングvol.9《LIVE》
①TETSU Co.の部屋〜TETSUと指導者の対談〜
 変わろうとしている年配指導者の葛藤(ゲスト:高校バレー指導者様)
②バレーボール界に今だ蔓延る体罰(暴行)問題について

2021.09.30 TETSUミーティング・アドバンス#05
練習メニューの考え方(講師:垣花 実樹さん)

2021.10.21 TETSUミーティングvol.10《LIVE》
① TETSU Co. の部屋〜TETSUと指導者の対談〜
 バレーボールの塾、始めました!(ゲスト:アカデミー主催者様)
②部活動の在り方一般論

2021.10.28 TETSUミーティング・アドバンス#06
部活動の地域移行について学ぶ(講師:縄田 亮太さん)

2021.11.18 TETSUミーティングvol.11《LIVE》
① TETSU Co. の部屋〜TETSUと指導者の対談〜
② 東北アイリーグを掘り下げる!
(ゲスト:真下光矢さん)

2021.11.24 TETSUミーティング・アドバンス#07
体罰・暴力・ハラスメントの現状
(ゲスト:益子 直美さん他)

2021.12.16 TETSUミーティングvol.12《LIVE》TETSU Co.の部屋
今だからこそ考えたいバレーボールの情報リテラシー
(ゲスト:布村 忠弘さん 他)

2022.01.27 TETSUミーティング・アドバンス#08
今期の春高バレーから育成アップデートの現在地を紐解く

2022.02.10 TETSUミーティングvol.13《LIVE》☜無料版ラスト
TETSU Co.の部屋
専門家が伝えたい“若いうち”にしかできないこと~トレーニング論
(ゲスト:柴田 昌奈さん)

2022.02.24 TETSUミーティング・アドバンス#09
ナショナルチームに関わって見えてきた育成カテゴリーに必要なこと
(講師:柴田 昌奈さん)

2022.03.31 TETSUミーティング・アドバンス#10
バレーボールの一環指導のための階層構造の検討

2022.04.28 TETSUミーティング・アドバンス#11
Vリーグから読み解く日本バレーボールの現在地

2022.05.29 TETSUミーティング・アドバンス#12
日本バレーボールのアンダーカテゴリー育成指導に思うこと
(ゲスト:トップカテゴリーコーチングスタッフ様)

2022.06.23 TETSUミーティング・アドバンス#13《LIVE&MTG》
階層構造を知れば見えてくるバレーボールのゲームモデルとプレー指針
(ゲスト:渡辺 寿規さん、三村 泰成さん他)

2022.07.21 TETSUミーティング・アドバンス#14
育成世代にマッチしたビーチバレーボールのすゝめ
(ふかっち)

2022.08.25 TETSUミーティング・アドバンス#15
暑気払い&IH慰労会

2022.09.29 TETSUミーティング・アドバンス#16
海外バレーボールを学び日本バレーボールに必要だと感じること
(講師:トップカテゴリーコーチングスタッフ様)

2022.10.27 TETSUミーティング・アドバンス#17
アドバンスメンバーの活動PRや情報共有

2022.11.24 TETSUミーティング・アドバンス#18
バレーボールにおける一環指導のガイドラインを考える

2022.12.22 TETSUミーティング・アドバンス#19
2022年の振り返り&2023年の目標

2023.01.26 TETSUミーティング・アドバンス#20
春高バレーとわの森三愛高等学校のチーム創りと育成
(ゲスト:後藤 優介さん)

2023.02.27 TETSUミーティング・アドバンス#21
バレーボールの未来を描くグループワーク

2023.03.30 TETSUミーティング・アドバンス#22
エコロジカル・アプローチと制約主導型アプローチとは?
(講師:百生 剣太さん)

2023.04.27 TETSUミーティング・アドバンス#23
バレーボール座談会

2023.05.31 TETSUミーティング・アドバンス#24
アドバンスの振り返りと今後の展望

成果~学ぶ機会の少なさ、そして学びは誰にでもできる

欧米では、特に育成年代スポーツはシーズン制としてオフシーズンをとっている例も多い中、日本では小中高校生年代からオールシーズン、一年間を通してバレーボールの練習と大会が展開されており、どのカテゴリでも日本一を決める熾烈な競争、早期選抜的な取組となっており、指導者はいろんな意味での「ゆとり」がなく、必然的に学びやアップデートの機会を持ちにくいということが明らかになってきました。そして、インターネットやSNSなどのツールが発達してきたこの時代、バレーボールも様々な情報があるにもかかわらず、日本のバレーボールの指導者は、そういった情報になかなかアクセスできない、またはアクセスできたとしてもリテラシーの不足によって、誤った情報が広まりやすいということも改めて見えてきました。
そのような中、日本の中でのバレーボールにフォーカスしたオンラインでのつながりは、たくさんの成果と収穫をもらたしました。

私たちは、みなさんと交流したりディスカッションする際には、
①メンバーを非難や否定、攻撃しない
②ネガティブな言動をしない(悩み相談はOK)
③マウントをとらない・自慢に走らない

ということを最低限の約束事して、「心理的安全」を確保し、可能な限り顔と声を出してもらって、互いに刺激し合える空間を目指しました。

ビギナーチーム・バレーボール未経験指導者へのサポート

サブスクMTGのメンバーの中には、中学バレーボール部の顧問(監督)を担当するも、自身にバレーボール競技経験がなく、チームも小学バレー経験者ゼロのビギナー大人数であるという方がいます。
この方の日々の観察したことや感じたこと、近況報告や相談は、他のメンバーにとっても考察やディスカッショに大きな刺激をもたらせました。そしてディスカッションしてきた内容が机上の空論でとどめるのではなく、必ずフィードバックされて実践につながっていくため、当事者だけではなくメンバー全員で、学びやアップデートを検証することもできました。さらには1年間に3回のオンコートでの練習も実現し、MTGの成果をさらに確かなものにすることができました。

いわゆる強豪校チーム・指導者へのサポート

各都道府県の上位や全国大会に出場するような指導者もメンバーに含まれており、育成のマクロなビジョンだけではなく、育成のビジョンが長期的には確かなスキルとチーム力向上につながることを証明してくださった事例もありました。
MTGメンバーのチーム作りによって、全国大会出場や全国大会において強豪校に想像以上の善戦を展開するなど、リアルな競技結果としても成果を見ることができました。
ここでも、オンコートレクチャーが実現し、それを機にチームが大きく変わったという感想も寄せられています。

保護者、バレーボールファン、他競技指導者、・・・バレーボール指導者以外の目と声

メンバーには、バレーボール現場の指導者や元選手だけではなく、選手の保護者や一般ファンの方などにも加わってもらえました。これがまた大変ありがたいことで、どうしてもバレーボール界内だけの見方や考え方にとどまってしまうことが、いつも新しい気付きや発見につながりました。さらには、バレーボールの中では常識だったことが常識ではないことなども明らかになり、他競技から遅れている実情やアップデートの必要性を実感する機会となりました。

カテゴリーを超えたディスカッションとつながり

私たちが取りんだミーティングの良さの一つに、バレーボールの様々なカテゴリーや関係者が集い、分け隔てなくフラットに意見交流できたことがあります。
これによって、コミュニケーションをとれたメンバーは、大きな充実感とモチベーションの向上につなげることがきたようです。
日本のバレーボール界に足りないものとして、「オープンマインド」や「リスペクト精神」があるように思います。もっとキャリアや実績、立場の違いに縛られることのない、ディスカッションや交流が当たり前のものになれば、日本のバレーボールのアップデートや発展は加速していくのではないかと思います。

オンラインからオフラインへ・・・学びの可能性は伸びしろだらけ

2022年夏以降、長く続いたコロナ禍の厳しい活動規制も緩和され、大会や練習も、従来のスタイルを取り戻せるようになってきました。
そこで、オンラインでのつながりをきっかけに、オフラインでの対面やオンコートでの学びにも展開していくようになりました。

東京、大分、沖縄、埼玉、大阪、北海道釧路、北海道札幌・・・

2022年夏以降、日本の北から南までを貫いて、2年間オンラインで学び合ったことを、実際のオンコートや対面で検証できるようになりました。いずれの回も、参加してくださった指導者の方や選手たちから、いい手応えをいただいております。
 これからも、オンライン、オフライン(オンコートや座学)各種の取組や機会を模索し、一人でも多くの方々と、日本のバレーボールを共に考え、学び合い、それぞれの活動より活力あるものになるようにしていきたいです。

〔指導者の感想〕

スポーツ指導はどうしても具体に走ってしまう側面がありますが、俯瞰したり、集中してみたり、時系列をみたり、色んな視点でバレーボールを捉えることを手助けしてくれました。
強いチームがやっていることを真似するのではなくて、そのチームに必要なこと、その子に必要なことをコーディネートしていく。
そしてその意味合いを語り、実践し、振り返り続ける。
簡単なようで難しく、奥深く故に面白い。
どんな技能を伸ばしたいかで、人数、コート条件、開始方法、ボールタッチ、バウンド、返球方法、返球位置、得点方法、回数設定、時間設定などの環境を設定して試合形式の練習を考え、「そうなるように」指導していく。
それこそが指導者の1番の面白さだと感じています。また選手自身がその部分を考え、抽象度を上げてバレーボールを思考できるようになればとも考えています。
オンコートレクチャーでは、
▼オーバーハンドパスの動作原理
▼バレーボールの呪いについて😂
▼ゲームの考え方とゲーム目標の共有について
▼ネガティブな状態にならないために
▼オーバーザネットを主軸とした練習方法について
▼ブロックの動作原理について
▼レセプション、ディグの動作原理について
など多くのことを学ばせていただきました。
各技能の原理原則、技能の構造、まさに目から鱗でした。そんなに要素分解できるの!?と見える世界が変わりました。特にブロック練習の要素分解の5階層は考えたことありませんでした。リードブロックは指導するもののただ跳ばせてましたね💦レセプション、ディグについても枚数つければ良いという訳ではないことにただただびっくりしました😂
知らないことだらけで本当に楽しい!😂
また練習の合間に生徒の問題課題を一緒に考えてくださいました。
正解はない。(間違いはある)
教わるのでない。
という2軸で、それぞれにオーダーメイドで関わってくださいました。
なにより生徒たちの、あのキラキラ輝く表情を見ていると本当に幸せな気持ちになりました。
この姿をどんどん拡げていきたいと心の底から思いました。

◯「できない」「わからない」という気持ちでもとりあえずやってみる姿勢が大事という言葉が心に残りました。私は「できない」「わからない」と言う時にネガティブな気持ちになってしまうことがすごく多いのですが、ポジティブな気持ちでチャレンジした方が上達しやすいのかなと思いました。

◯サーブはもっとまっすぐ飛ぶようにして自分が思った狙った場所に行けるようにしたいと思った。レシーブはセッターめがけてするものではなくセッターの手前を頂点とする図が頭に叩き込まれた。ブロックはスパイカーの位置やとぶタイミングを見てブロックをとび、上に手を残し続ける。もっとブロックを強化したい。まだまだ上手くなれるところはある、伸び代だらけだと改めて思った。もっと成長したい。

◯スパイクがうまくいかない時は、まず何も考えないで打つ。ネガティブ思考厳禁!自分が良い感覚を掴めてきた後に姿勢や力んでいるかどうかを考え始める。私がやるべきことは思い切りのジャンプとネガティブに考えすぎないこと。

◯最初の方に教えていただいた、オーバーハンドのやり方で、ずっと足→手→ボールとしていたのですが、教えてもらった通り、手→足→ボールでやってみるとうまくできた!となったことがとても嬉しく、印象に残ってます。
また、サーブを上にめがけて打つことを意識するとだんだん入るようになったので教えてもらえてよかったと思います。

◯教えていただいたレシーブの頂点についてのお話を聞けて、前の方に落ちてきたチャンスボールなどをネットに引っ掛けずに、きれいにセッターに返せるようになりました。(前までは少しネットに近くなってしまったりしてセッターを困らせてしまっていました。)そして、今回教えていただいたことではないけど、オーバーハンドのとんがり山のお話を聞けて、オーバーが高くできるようになりました。もちろん技術面だけではなく、気持ちの面でもとっても役に立つようなことばかりでした。

◯今回の講習会では、大きく分けてすぐに実践できること時間をかけてできるようになっていくことが分かりました。自分の意識によってすぐにできることは、チームの中の共通認識にするぐらいの気持ちで早めに取り組んでいきたいなと思います。また時間をかけてできるようになっていくことはそのポイントを大切にしながら試行錯誤を繰り返していきたいなと思いました。
また、自分のオーバーの課題も、何がいけなかったのかわかったので、(ボールをヒットした時のフォームを崩さない。そのためにはしっかりボールの下に入って体が流れずに着地できるようにする。)まず、二人のパス練習の時に意識していきたいです。

◯レシーブの軌道の頂点の話などただ技術を教えるのではなくて、気付きを与える?感じの教え方でわかりやすくて実践しやすかった。ゲームをしながら練習を挟んでいくスタイルは、途中でいきなり切られるのはちょっとむずむずするけれど気になる点をひとつづつ潰していけるので楽しみながら取り組めてよかった。改善の仕方などを具体的にアドバイスしてくれて嬉しかった。

◯サーブは最近入るようになってきたけどまだ安定して入れることができてなくて講習会をとおして自分の打ちたいサーブの試行錯誤の仕方で参考になった部分があったのでよかった。また、3人で2つのボールを使うパスをやって視点を変えたり次やる行動を考えて動く重要さに改めて気づいた。

◯オーバーハンドパスやアンダーハンドパスからゲームまで、色々教わったけど、あまり教わってる感じじゃなくて遊んでる感じだったのでとても楽しかったです。いつもの部活も、遊んでる感じのする時が多くて苦じゃ無いので楽しいってことが再確認できました。

◯講習を受けて納得してこれからやってみようと思ったことは相手サーブをレシーブする時、頂点を決めてレシーブすることです。また、前回の講習でサーブのコツを教えてもらった時上の方をめがけて打ってみたらできるようになったので目印になるものを決めて打つことをやってみようと思いました。

〔みなさんの所でも一緒に学び合う経験をしてみませんか?〕

・オンラインでの交流は、ZOOMやX(旧Twitter)スペースでの設定ができます。
・オフライン(オンコートや現地座学)でのレクチャー等は、諸経費のご負担(旅費等)をお願いしています(ギャランティーはいただいておりません)。ご相談ください。
・参加選手一人あたり数百円~千円程度、参加チーム数千円、指導者一人数千円などの設定ですと、無理なく費用が生み出せます。

オンライン・ミーティングのメンバーの皆さんの声

・小学生カテゴリー指導者様

メインMTGに参加させて頂いて有難う御座います。
娘が小4からバレーボールを始めてから指導に携わり監督となって13年が経ちました。始めたばかりの3年間は市内のお荷物チーム扱いで俗に言う強いチームや指導者が賞賛され贔屓されなんやこの世界?でした。追いつこうと講習会や指導DVDや他チームの指導者に教えもらいながら今で言う暴言や無茶な練習もしていました。そんなチームの団員はふえませんよね。それからなんとなく10年以上が経過し、悶々とした中でSNSでこれだと思ったのがテツメインMTGでした。指導者自身の学習そしてキャッチ問題などなど、沢山の事を勉強させて頂きこれをいかに子供達へ落としていくかこれもまた勉強。MTGが無いのは凄くさみしいですが育成カテゴリーの指導者として頑張っていきます。

・中学生カテゴリー(強化志向)指導者様

まず、このようなグループで色々お話できたことに感謝です。ありがとうございます。
このミーティングを通して、大きく2つのことを感じました。
1つは、ブロックの重要性です。
サーブとブロック、トータルディフェンスとしてどう考えていくか、選手も指導者も試行錯誤していかなくてはいけないのだと改めて感じました。何よりもカテゴリーを問わずブロックについて考えていくことが大切なんだなと感じました。
2つ目は、理屈・原理を理解した上で指導にあたる重要性です。形やフォーム・やる気指導ではなく、なぜそうでなくてはいけないのかを説明できない指導は指導でないのだと思いました。
皆さんとリアルでお会いできるのを楽しみにしています。
テツさんふかっちさんありがとうございました!

・中学生カテゴリー(普及・育成志向)指導者様

テツMTGではバレーボールの競技経験がある方や長年指導に携わっている方であっても、指導についてディスカッションすることを通してアップデートを継続しようとする姿勢をもっている事に大きな刺激を受けました。自分のチームだけでなく、バレーボールに関わる全ての選手や指導者の未来について考えている方ばかりでした。
私にはバレーボールの競技経験はありませんでしたが、MTGの活動を通してバレーボール指導の奥深さに気づけたと考えています。実は本職の体育授業のスタンスも変わってきました。笑
これからも選手たちと一緒にバレーボールを楽しみ、そして学び続けていきたいと思います。
【私の中で変化したもの】
①「技術」の捉え方
以前:技術は指導者が教えるもの
今:選手たちが練習の中で試行錯誤して身につけていくもの
・教えすぎる事によって、選手が意識し過ぎてスムーズな技術を身につけられないことがある。
 →以前の私は教え過ぎている場面が多かった。指導者が教え過ぎなくても、選手に試行錯誤をして技術を上達させようとする姿勢があれば、選手は勝手に成長・変化していく。
・当然、教えなければならない事もある。特に動作原理や身体の構造を理解させた上で、試行錯誤させることは必要。
 → 選手たち(特に初心者)が試行錯誤の中で技術を高めていくために必要なこと。
②練習メニューの考え方
以前:いかに指導者が技術を伝え選手に習得させるか
今:いかに選手たちが試行錯誤できるような練習をデザインするか
・練習の主体は選手である
・指導者の役割は、練習の環境の設定。選手たちが試行錯誤しながら技術を高めたりチームの力を高めたりしていけるような環境をデザインすること。
・指導者として「こう変化してくれたらいいな」というビジョンを持つことは必要。しかし、すぐ変化することを期待し過ぎない。
③ラリー形式(ゲームライク)練習の捉え方
以前:ある程度パスができるようになってから取り組むもの
今:初心者でもとりあえずやってみて、その中で今後身につけるべき技術に気づかせる。
  指導者が選手に習得させたい技術が、または起きて欲しい変化が、どんなゲームライクの練習をデザインすれば選手が試行錯誤の中で実現可能になるかを考えるようになった。

・中学生・高校生カテゴリー指導者様

このミーティングに出会う前に、今携わっている2チームをどのようにサポートしていくべきか。10数年お手伝いしていても、そもそも私のスタンスを見つめ直さなければと感じ迷っていました。
様々なカテゴリーの指導者や有識者と発展的な内容やディスカッションや振り返り自分の立ち位置をリアルタイムで自答できる貴重な機会でした。
自分が携わっている中体連の地域では教員OBの先輩方に相談しても、旧来の指導法やスタンスを伝えられもどかしい思いなどをして、どつぼにハマるという悩みが解決できた貴重な自分自身がバレーボールに向き合う指針が
このミーティングです。

・高校生カテゴリー指導者様

まずこのコミュニティに参加しようと思った経緯からになります。
自分自身が形などの細かい技術指導を受けずにバレーボールをしてきたこともあり、技術指導にこだわらない練習はないかと探していたときにこちらの発信に出会いました。そのときはただ読ませていただいていましたが、指導している部活動の人数が急に増えたこともあり、自分自身のアップデートをしようと思い、参加させてもらいました。

元々自分自身が技術指導を受けずにバレーボールをしてきたため、形の指導に自信もなく、違和感があったことが幸いし、ミーティングでの情報交換を参考に指導を少しはアップデートできたかと考えていますし、変化を感じています。
具体的には、
①練習中に選手がボールを触る時間が伸びた
▶️球出し的な練習からゲームライクや制約操作も含めて、選手が探索できる練習へのアップデート
②練習や練習試合でのストレスがなくなった
▶️指示や指摘から、聞くへのアップデート
▶️メンバー固定せず、全員試合参加機会の確保
③選手のバレーの理解度やプレーの幅が向上した、かも?
▶️メンバー固定しないため、今の6人での最適なポジション配置や臨機応変な対応から?
④選手同士のコミュニケーションの増加 
▶️③と同様
▶️画一の練習から小グループで与えられた制約で課題の達成への内容のアップデート
⑤ブロックの必要性の理解と意識の向上
などの取り組みとそれによる変化を感じています。

この一年私自身も試行錯誤しながら取り組んだことで毎回の練習が楽しみになったり、選手の成長を見る力がついたりと良い変化がたくさんありました。すごく勉強になりました。ありがとうございました。

最後に少し悩んでいることというか、感じていることですが、
コーチとして指導にきてくれるコーチが教え魔ということもあるのか、選手ももっと教えてほしいということを私に言ってくることがあります。
「教えられてることが正解ではないから、それも含めて自分の感覚を探すことが大切」ということを説明したら納得はしてくれますが、やはりわかりやすい、いわゆる指導を受けたがっているみたいです。不安も感じているような気がします。
ほとんどが初心者のチームでもこういったことを選手が感じていることを考えると指導者のアップデートも選手のアップデートもすごく難しいなと感じます。

・高校生カテゴリー(強化志向)指導者様

tetsuミーティングに参加しての感想です。
コロナ化になり、違う視点からバレーボールを観たり、SNS等で閲覧したりする事が多くなった時に、このミーティングを知り、参加させてもらいました。今までの私は自分のカテゴリーで勝つ為にはどうすればいいかしか考えていませんでした。勝負をする上で勝つこと以外は何もないという考えでもありました。
しかし、このミーティングに参加して、色々な考え方や指導方法、自分自身が信じていた事さえも間違えであった事も知りました。
東京オリンピックを見る事でやはり全日本が勝つ事はアンダーカテゴリーの変化が大事な事も知りました。ここでは語り尽くせないくらい学びました。まだまだ指導者としての正解には辿り着いてませんが、ここでの学びを活かしてこれからも試行錯誤していきたいです!!

・大学生カテゴリー指導者様

2年間のオンラインサロンの運営ありがとうございました。
自分は無料版の頃からミーティングに参加させていただいていました。最初の頃こんなコミュニティがあるんだとわくわくしたのを覚えています。無料版参加当初の自分は大学院を卒業したばかりで、それなりに勉強してきた自負もあり、今思えば慢心に似たような感情を持っていたように思います。その頃からテツさんやふかっちさんの話している内容は変わらないと思いますが、今の自分とその頃の自分では受け取り方はまるで違っていると思います。
ここまで自分が成長していけたのは、2年間同じような指導現場に立つ指導者の人たちの日々の活動内容や相談を一緒にシェアして考えていけたからこそ発見できた部分だと思います。言葉にするのは難しいですが、人を育てる仕事という理解はこのミーティングのおかげでとても進んだと感じています。日々指導していても何かを教えるというのは無理だなとかんじていますが、一緒に学んでいけるような環境をあのミーティングでは作れていたと思います。だからこそ時間もかかりましたが、自分の考え方や物の見方が変化していくことに自分でも成長を実感でき、今もコーチという仕事ができていると感じています。
このミーティングが自分のモチベーションになっていたことは間違いなく、これからも定期的に活動報告など発信していければと思っております。自分はテツさんとふかっちさんを自分のコーチングのメンターだと勝手に思っておりますのでこれからもよろしくお願いします!

・バレーボール・ウォッチャー(ファン)様

TETSUミーティングでの内容は、会場で中々話ができなかったり腹を割って話できない指導者の方、バレー研究を続けている方の話をたくさん聞いたり、疑問点を解決して頂いたりと大変有意義でした。 一方で、アンダーカテゴリーでまだまだアップデートできていない部分がよりフォーカスできてしまったり、私が足繁く通う大学リーグでも、高校までの取り組みがうまくステップアップに繋がらずつまずいている原因が見えたりと、フラストレーションが溜まりながらもアップデートをうすーく促しつつ見守っている状態です。 1ファンの立場では中々繋がることのなかった方々と意見交換でき、感謝しきりです。 不定期とはなりますが、今後もファン・外部的な立場で指導者の皆さんが目に行きにくい有益な情報をお伝えできれば幸いです。

ミーティングは、別の形で続き、これからもいろんな方々と学び合いたいと思います。ありがとうございました。
これからも、バレーボールのプレーヤー、コーチ(指導者)、ファン、選手の保護者、組織関係者・・・みなさんと繋がって、支え合い、バレーボールを盛り上げていきたいです。

ぜひ、我々をつかってください。フォローよろしくお願いします。

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@1026TETSU TETSU/てつ(Teppei Sugiyama)#volleyball
@ak_fumi0925 ふかっち♪(Akifumi Fukamoto)


(2023年)