人事から見た就活生に思うこと

私は人事を担当しており、
そこで感じる就活生への思いを今日は書いていきます。


自己分析の不十分さ

この記事で言いたいことは、これがすべてです。
自己分析がしっかりされていて、自分の価値観、やりたいことを明確にしている人は別にいいんです。

ですが、やはり中には、自己分析が不十分な方がいらっしゃいます。
別にその人が悪いということではなく、自己分析をしっかりやらないと後で自分が後悔してしまいますよ、ということです。

そういう人が一人でも減ってほしい、という思いでこの記事を書いています。


あいまいな言葉は具体的なものまで落とし込む


一番はこれです。

簡単な例でいうと、自己分析した結果、自分は「関わる人を幸せにしたい」という思いを見つけたとします。

そこで満足してはいけません。
私だったら、そこから下のように深堀りします。

・どういう形で、その人を幸せにしたいのか?
・そもそも、どういう風なら幸せになった状態なのか?(自分の中の幸せの定義)
・関わる人って、誰?→子供?大人?身近な人だけ?
 →社内の人だけでなく、自分の関わったサービスを使う人も含めるのか?

上記の結果によって、つく仕事は変わっていきます。
例えば、
・医師や看護師になって、病に苦しむ人を助けたいのか?
・お店で接客した人に、自分なりのおもてなしをして、笑顔になって帰ってもらいたいのか?
・飲食店を経営し、自分の作った料理を食べた人がおいしいと満足してくれることなのか?

などなど、お客様へ提供するサービスの仕方はガラリと変わります。
(本質は変わりませんが…)

これが明確になってないと、「なんか思っていた仕事と違うなあ…」となり、入社してから自分が後悔してしまうのではないでしょうか?


具体的に落とし込むコツ

あいまいな言葉が出てきたときは、具体化のチャンス!
例えば、以下の言葉。

・幸せ → 自分の考える幸せって、どういう状態?
・頑張る → どんな風に頑張るのか?
・楽しい → どの部分が楽しいと感じたのか?
・良かった → どう良かったのか?
・ビックリした → どこにビックリしたのか?

分からなければ、その感情になった実際の出来事をいくつかノートに書き出してみると良いです。

例えば、自分が今まで楽しいと思った出来事を2~3個書いてみる。
その共通点を考えてみると答えが見えてくると思います。

私は最初から、こんな風に抽象的なものをすべて具体的に落とし込めたわけではありません。
やっていくうちにだんだん自分の中でコツが掴めてきます。


最後に…

この記事を通じて、一人でも多くの就活生に、
この具体化を実践してもらい、自分の納得する会社を選んでほしいと思います。

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