自然体がだいじ
御縁に感謝です。
先日、僕の道場(教室)のお弟子さんが、日光で結婚式を挙げました。
ありがたいことに、結婚式と披露宴の御招待をいただきました。
これを機に、フォーマルウエアを新調することにしました。
何せ、持っていたフォーマルウエアは30数年前買ったもの。
フォーマルウェアを着ての披露宴は、20数年前に友達の結婚式に参列して以来だったので、体型もかなり変化してます。
昨年、知人の御身内の葬儀に参列した時、そのフォーマルウエアを着たら、お腹がピチピチだったのです。
新調を決めたものの、ここで問題がありました。
僕は、信じられないくらいの汗かきです。
今回は、屋外で行なう儀式もありました。
また、披露宴で飲酒すると、帰りは車を運転できないこともあり、自宅から駅までの約20分の距離を徒歩で行かなくてはいけません。
猛暑が続いていたので、式場に着くまでにスーツがビショビショになる可能性が大きかったのです。
結局、お店が「サマースーツ特売」で半額になっていて、3シーズンの最安値のスーツと同じくらいの価格だったので、夏用にしました。
そして当日。
会場までの送迎車を降りて、気がつきました。
日光は、宇都宮よりも涼しい!
8月末というのに、ほとんど汗ばむことがない!
フォーマルウエアを着る機会など、年に何度もないこと。
「これなら、3シーズン用でもよかった・・・」
だけど、結婚式は感動的でしたし、披露宴ではウルウルきてしまいました。
数十年ぶりに、フォーマルな披露宴に参列して、感じたことがありました。
「みんな、すごく自然体だ!」
新郎・新婦も、リラックスした表情で対応をしてました。
終始、和気あいあいとした雰囲気でした。
由緒正しき式場だったのですが、アットホームな式次第でした。
御来賓の長い挨拶もなく、こちらもリラックスした気持ちで宴の時間を楽しめました。
僕も、30年ほど前に、一度、“新郎”を経験したことがありましたが、当時は、ガチガチに緊張していたことしか覚えていません。
おまけに、当時は、壇上にも御招待者様と同じようにお料理を運ばれてきたので、食いしんぼう(!?)の僕は、ゆっくり食べることができずにモヤモヤしてました。
(新婦一人でお色直ししている時間に、必死で平らげようとしていました)
当時に比べると、今どきの結婚式や披露宴は、きわめて自然体に近い雰囲気で進行するのですね。
もちろん、新郎、新婦、御親族は、いくぶんかの緊張をされていたでしょうし、着慣れない御衣裳も大変だったはずです。
それでも、新婦からいつものように「天蔵先生!」と呼んでもらったり、壇上からピースサインを送られたことは嬉しかったです。
「ほんとうのフォーマルって、何だろう?」って考えてみました。
見た目を調えることは、言うまでもないこと。
しかし、気持ちがこわばってしまったならば、“フォーマル”という型枠にはまってしまい、本来の自己を発揮できない。
汗だくになって、多少カッコ悪くなっても、自然体で、相手を祝福し、相手をおもてなしできる人でありたい。
それは、お祝いの場だけでなく、普段から心がけたい。
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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さまの心に、キラッとしたものをお届けできれば幸いです。
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