雪乃てん

迷子の僕が考えてること

雪乃てん

迷子の僕が考えてること

マガジン

  • 嘘のエッセイ

    曲が書けない代わりに うまく話せない代わりに 古い記憶が存在せず14歳のまま 成長もできない僕の代わりに 文字を書きます。

  • 日記

    雪乃てんが書いた日記

  • 小説

    雪乃てんが書いた小説

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】君と歩むバーチャル少年、雪乃てんです

はじめまして。新人個人勢VTuberの雪乃てんです。 noteから僕を知ってくれる方のために、プロフィールをまとめておきます。 興味を持ってくれたら、他のところにも遊びに来てくれたら嬉しいです。 ちなみに 配信やFANBOXでは「VTuber」として、世界観やキャラクター性を大切に。 noteでは僕の性質的なものをこっそりお伝えしていきます。 1.自己紹介性別も年齢もはざまを漂う迷子です。 自分のあり方について、よく悩んでいます。  声を聞いてほしくてVTuberを始

    • 4月10日 コンプレックス #1

      はじめまして。エッセイというものを書いてみることにしました。なんの面白味もない私の人生ですが、どなたかの琴線に触れられた日には嬉しく思います。さて、本題です。 今日こそ小説を書こう。 そうやって筆を執るたび、自分を見つめる時間を取るたびに、不安が押し寄せ、押しつぶされる。今回襲ってきた恐れは己のコンプレックスだった。 できないことはたくさんある。上を見ればキリがないのは当然のことだが、人生の中で遭遇した印象深い出来事でコンプレックスというものは決定するんだろう。 たとえ

      • 小説 晩夏の蜃気楼

        夏の暑さはいよいよ猛威を振るい、都会から追い立てられるのに十分な理由ではあった。田舎に身寄りはなかったが、不本意にも民宿に連泊することになった。 巷では文豪宿なるものが流行っているらしく、本来であれば大正・明治時代の文豪の缶詰め具合を体験するといったものだそうだ。その流行に乗ろうとしたのかしなかったのか、こちらの宿ではサービスを減らす代わりに連泊費用を安くしてくれると言った大変実用的なプランだった。 「文豪宿なんてものより、こちらの方が先生に合っていますね、ね。」 緑、緑、緑

        • テート美術館展 光

          正しい時間に生きる君、こんにちは。 雪乃てんです。 だいぶ時間が経ってしまいましたが…… 行ってきました、テート美術館展。「ターナー。印象派から現代へ」というサブタイトルの通り、ターナーから印象派を経て、現代の作家たちの「光」についての作品が並んでいました。 光を表現することに注力したと言われているターナーは、後世の印象派画家に影響を与えた英国画家だそうです。 さて、正直なところターナー好きの同行人につられて行ってきたのでターナーを中心にじっくり見てきました。ターナーの

        • 固定された記事

        【自己紹介】君と歩むバーチャル少年、雪乃てんです

        マガジン

        • 嘘のエッセイ
          1本
        • 日記
          8本
        • 小説
          2本

        記事

          どうしてかなんて知らないけれど、無性に

          悲しみに浸るのも、大きくなったのに掻くのをやめられないのも、一種の自傷行為だ。 慢性的な無気力。そこに相性よく入り込み持続しやすいのはなにより悲しさ。 台風で水やりをしてやれなかった花は枯れ、ベランダの片隅で恨めしく佇んでいた。ごめんなさい。 両手の爪の隙間に詰まった血だまりと皮脂、どうしようもない胸のわだかまりが募っていく。こういう時に人と関わるとろくなことにならないのにやらなければならないことを2,3残していた。 眠っていたい、何も考えずに済むから。 とっくに治っ

          どうしてかなんて知らないけれど、無性に

          習作「花」

          花を手折る。 何の変哲もない、だが美しい花だ。私はこれを袂に入れて、大事にして、それでもいつか枯れてしまうんだろう。この花を主役にひとつ話を書いてみよう。すると、とんでもないところで終わってしまう。終わってからが話の見頃というものだから、舞台装置として使われる花は。この花が枯れる頃、ある呪われた王子の命が終わる。しかし実際のところ、花が枯れる頃奇跡が起きて呪いが解けるのだ。あるいは、花が踏み躙られ、それを見て虚しいとか悲しいとか思うんだろう。こうして花の役目が終わる頃、よう

          習作「花」

          昨日買ってきたベタが死んだ

          5月某日 はじめから元気がなかった。 死んでいるのか、眠っているのか、知識がない僕にはわからなかった。 数日前にお店で出会ったときは光を反射して進む優雅な青いヒレが綺麗で、飼うならこの子って決めていたのになあ。 「あらやだ、死んでるわ」 店員さんがそういうので期待が潰えた。やっぱり元気がなくなってしまったのか。肩を落とし、今日はアカヒレとアナカリス(水草)だけ買って帰ろうとした。 すると店員さんはそのまま水槽からベタを掬い上げたかと思うと、袋に酸素を入れながら「ベタ

          昨日買ってきたベタが死んだ

          ルーブル展とお花

          5月某日 ルーブル展に行ってきた。 国立西洋美術館の建築、どこかで見たことあると思って調べたけれど建築士は寡聞にして存じ上げなかった(黒川紀章氏でした)。コンクリートとガラスの無機質さと曲線の柔らかい組み合わせ、どこかで見覚えがあるのかなじみ深さと懐かしさがあってなんだか好き。 さてルーブル展。今回のテーマは「愛」。愛にまつわる作品がルーブル美術館から多く持ち出されてきたとか。実際に見てるときはもちろん黙って解説や細部を見たり、あれこれ考えていた。 でも帰ってきてから

          ルーブル展とお花

          お香を買った

          5月某日 おつかいでお茶を買うために、台湾関係の物を扱っているお店に来た。この店の閉業時間に間に合うため予定を詰めた。本日はひとりきり。ひとりで散歩するのも好きだが、感動はできるだけ共有したいものだ。謎に発生したおつかいイベントに不満タラタラである。 今日はあいにくの雨。室内は蒸し暑く、外は寒い。肌にまとわりつくズボンの布を鬱陶しく思いながら、目的地へ向かう。 店についてみるとおつかいで指定された品は種類が多く、どれが欲しいか確認の連絡を入れる。返事を待つ間まわりの店を

          お香を買った

          さっそく文学フリマに影響されて、日記を書いてみたりね

          さっそく文学フリマに影響されて、日記を書いてみたりね

          一期一会、文学フリマ

          5月21日 「文学」というと敷居が高く感じる。実のところ、はじめはそこまで乗り気じゃなかった。どのくらいかというと、行く場所をうっかり間違えた。一緒に行った友達には大変ご迷惑をおかけしました。 文学フリマ。初めて聞いたイベントだったが完全なる興味本位で行ってみることにする。誰もが知る夏冬の大規模イベント・コミケにすら行ったことがない田舎者。いつかはイベントに出展したいという強い野望と、自分だって大好きな文章に手を出したいという淡い期待。偵察のつもりで行ってみることにした。

          一期一会、文学フリマ

          日記。10月29日。泣きながら人前に立っている。

          やることは山ほどあるのに気づけばTwitterを見ている。所詮僕もそんな人間です。はい。 こんばんは、雪乃てんです。うんざりするほど何度目かの14歳、秋です。冬だと思います。今回の秋は寒いです。 11月12日。来るYouTubeデビュー1周年に向けて用意するものが山ほどあるのですが、体調を崩して1週間生き延びるのに精いっぱいだったり、元気になってもいまいち現実逃避をしたりしておりました。このnoteも現実逃避の一貫ですが、もしかすると準備体操になるのではないかと期待して書

          日記。10月29日。泣きながら人前に立っている。

          何故、VTuberをはじめるか

          君と歩むバーチャルショタ、雪乃てんです。 (プロフィールはこちら) note、始めてみました! なぜかというと、Twitterには書ききれないことがたくさんあるからです。 (あと敬愛する某委員長をまねっこして…) 配信でも行動方針についてよく伝えているけれど、文字にまとめておきたいと思いました。みんなに現在進行形で見てもらうのはもちろん、未来の僕にも見てほしいので活動裏話的なものを残していくのは良いことだと思って。 もちろん、ただの趣味の話もすると思います。 今後ちまち

          何故、VTuberをはじめるか