どうしてかなんて知らないけれど、無性に
悲しみに浸るのも、大きくなったのに掻くのをやめられないのも、一種の自傷行為だ。
慢性的な無気力。そこに相性よく入り込み持続しやすいのはなにより悲しさ。
台風で水やりをしてやれなかった花は枯れ、ベランダの片隅で恨めしく佇んでいた。ごめんなさい。
両手の爪の隙間に詰まった血だまりと皮脂、どうしようもない胸のわだかまりが募っていく。こういう時に人と関わるとろくなことにならないのにやらなければならないことを2,3残していた。
眠っていたい、何も考えずに済むから。
とっくに治っ