10月末の数日、
降り続ける雨でセントロが浸水していた。
午後、警報が鳴る。
学校やお店が閉まった。
気圧の変化だろうか、夜はきんきんと耳鳴りがした。
念のため懐中電灯を用意し、ベッドに入る。
数日後、やっと外へ。
流されてきた泥やら砂やら草木でいっぱいになっていた道も少なくない。
ヤギたちの無事を確認する。
地元のニュースで、バレンシアへの救援物資を募っていた。
とにかく何もないと聞いている。
生理用品、ハンドソープ、コート、新しいヒートテック、缶詰の食料、使い捨てコンタクトレンズ。
とりあえず、家にあるものを抱え、受付先の消防署に行った。
車で来ている人たちは、水、漂白剤、紙おむつ、食料などを大量に持ってきていた。
スーツを持って行っている人もいた。アンダルシアだ。
今週は先週のめちゃくちゃが嘘みたいに青空が広がっている。
この時期、スペインも朝晩は冷え込む。
惨害を被った地域の方々が少しでも暖がとれますように。
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