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展覧会『芹沢銈介の世界』*日本民芸館には木綿着物が似合う

日本民藝館

井の頭線・駒場東大前にある日本民藝館の企画展『生誕130年・芹沢銈介の世界』に行ってきましたので、写真でリポートします。

大谷石をふんだんに使った重厚な建物です

明治28年生まれの芹澤銈介氏は柚木沙弥郎氏の先生です。紅型に出会って、型染めの染色家の道に進んだそうで、企画展では氏のおおらかな制作風景を映像を通して知ることができます。

暖色系、素敵です!
紬・型絵染 丸文伊呂波八曲屏風(昭和15年)

企画展には芹澤氏の蒐集品の展示もあり、どの展示物もたいへんユニークです。通常は氏の故郷、静岡市にある美術館に展示されているそうです。2階大展示室の壁付きケースの収蔵品のみが撮影可能でした。私はまだ、和服で着物を見る経験が少ないので、気恥ずかしくてムズムズしそう。仕事で来ている方は集中して観ているので、注意しましょう。

日本民芸館は展示品が少ないので、個性的な家が立ち並ぶ住宅地をぶらついて、民藝の雰囲気を味わう感じです。次回は西館の開いている日に。

歩きたい派の私の草履はカレンブロッソ。足袋はえびす足袋です。鼻緒は店頭ですげてもらい、足袋は採寸して貰ったので、擦れたことがありません。ひとまわり大きめを選んで貰いましたもんで、えへ。駅ビルのは擦れちゃいます。足袋ソックスも草履の中で滑るので、痛い思いをしました。

お散歩着の長着は片貝木綿、夏は縮みです。来年に備えて、薄手の木綿か紬を物色中です。

話を戻して、蒐集品といえば、こちらも有名です。益子駅は真岡鉄道なので、私は宇都宮の駅からバスです。

濱田庄司記念益子参考館

濱田庄司氏が使っていた作陶場、サロン棟と共に蒐集品のための建物が何棟もあり、中にはガラス越しでなく見られる棟もあって、飽きずに見ていられます。

震災後、寄附金で壁を直した際の記録がありました
人気の土偶です

外には素朴で美しい庭が広がり、紅葉の時期にはバエル写真が撮れます。陶器市の期間も見学できるそうですが、窯元センターから離れているせいか比較的、空いています。

こちら、四年前の写真です


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