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着物イベントを覗いてみた!『東京キモノショー2023』
歌舞伎座、長唄演奏会と着物ウォッチングの楽しさに目覚め、和服姿が東京の問屋街を暗躍するという『東京キモノショー』に参加してみた。
実にいろんな着物コーデを見ることができた。
集まって来る人にとって、お洒落する日であり、一日中、着物のことだけを考えていても、ひかれたりしない大事な場所なのである。そして、キモノスタイル展には、百五十体に及ぶコーディネート。
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終盤に出てきた学生さんの振袖作品に、着物第一主義な家族との思い出が綴られていた。自分で選んだはずの振袖が、家族に手を加えられてド派手になっていたり、成人式当日に「雨が降ってきたから」と、会場から、ひとり連れ戻されたりしたらしい。彼女のご家族に、着物・沼大賞をあげて下さい。
トークイベントのゲスト、YouTubeチャンネル『サト読む』の近藤サトさんはとても、お綺麗で、六十七万回再生の人気動画『10分着付け』は、私も何度となく見ている。
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紐を結んだり、布を折り上げたりと、ひとつひとつの工程に「はい、できました」「もう、できちゃいました」と元気な声で誉めてくれるので、伴奏者がいるようで、自分の着付けの下手糞に、煮詰まらなくて済むのだ。
つくづく、声のお仕事なんだなと思う。
ちなみに、『サト読む』朗読チャンネルの私のオススメは、坂口安吾・作『織田信長』。信長コワッ! インパクト大。
東京キモノショーはイベントや、普通ならやらないようなワークショップに参加すると、ただ、ウロウロした思い出だけじゃなくなるので、面倒がらずにやるのが良いのだと思います。