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サハラ砂漠の「サハラ」ばかり注目されるから「漠」を見てみよう

擦られすぎている雑学の一つに「サハラ砂漠のサハラは砂漠という意味」というものがありますね。

サハラの意味を知らないから「ええー!」と驚くわけですが、それよりも前に我々は「漠」の意味を知っているでしょうか…?

手元の『新漢語林』によると「漠」の意味は、

「砂漠」

だそうです。

初めて知った時は「お前一人で砂漠だったのか…」と思いました。
まあ「生産」や「絵画」のように漢字一つでも同じ意味という熟語はありますしね。これは「豚肉」のように後ろの漢字を強調したり特定する使い方なのかもしれません。漢字博士ではないので知りませんが。

ググると「砂原」という意味が出てきます。砂原と砂漠の違いはなんでしょうね。『モンハン』には「砂漠」と「砂原」という二つのフィールドが存在するのですが、砂漠が砂だけなのに対し砂原は植物や水源があります。砂漠の方がカラカラ度が高いのでしょうか?

「漠」の音である「莫」には「ない」という意味があり、部首の「氵」との組み合わせで「水のない原」という意味になるそうです。「広々とした」などの他の意味は砂原からの連想なんですかね。

以上、「漠」の意味でした。「サハラ砂漠のサハラは~」と擦られすぎた雑学を披露された時は「漠の意味って知ってる?」とカウンターをお見舞いしましょう。

ということで電子辞書があると便利です。

昔、「跋扈」の「跋」に「あとがき」の意味があるのは何故という質問に「踏むという意味から本質をより抜いて末尾に書くから(意訳)だよ」と答えました。ネットでは意外と解決しないものですよ。漢和辞典が売れないという話もバズってましたし買っておきましょう。一家に一台、電子辞書!


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