【原作:鳥山明】ゲーム『SAND LAND(サンドランド)』トロコン色々
トロフィーコンプリート!
2000年に短期連載された鳥山明先生原作漫画のゲーム化作品『SAND LAND』をトロコンしました。詰まったポイント等を残しておくので、これから本作をプレイする方のヒントになればと思います。
サクッとトロコンするのであれば
まず、私がトロコンにかかった時間は85時間ほどです。詰まったポイントやクリア関係なく世界を堪能していた部分もあるので、これから書く内容通りにプレイすればゲームを楽しみながら50時間くらいにはなると思います。
サクッとトロコンするのに重要なのは以下です。
難易度は関係ない
時限トロフィーなし
終盤でないと取れない宝箱や発生しないサブクエストあり
世界中をくまなく探索する必要がある
というわけで、以下のような手順がオススメです。
難易度をEASYにする
メインクエストクリアを最優先する
クリア後はランドマークメインに世界探索。ファストトラベル解放、電波塔解放、遺跡探索で古の金貨を集める
ラシーとの取引で古の金貨を宝の地図に交換する
サブクエストをこなしながら落とし物を集める
上記で身に付けたテクニックを駆使してバトルアリーナやレースゲームを制覇する
電波塔を解放し、宝の地図を手に入れると訪れていない場所が分かりやすくなります。宝の地図の入手に必要な古の金貨は一つの遺跡に一つのようです。これでも落とし物が分からないのが曲者ですが…。
高台や遺跡は宝箱をコンプリートしていなくても訪れる(近づく)だけで来訪済み表示になってしまうので、宝の地図を手に入れて宝があるかどうかで判断するのが見落としづらいです。
ちなみに、潜入ミッションのある基地は宝箱をコンプリートするとセリフと共にマップにバツ印が付きます。高台や遺跡でバツ印を付けると見づらくなるのは分かりますがどうにかならなかったのでしょうか…。
トロコンを目指すとメカパーツはすぐに所持数上限に達してしまいます。上限の状態で宝箱を開けても取得できず、宝も解放扱いにならないので厄介です。潜入ミッションもコンプリート扱いになりません。その上、ソートしづらくて捨てるのも面倒くさいという。
バトルアリーナを除く戦闘は、難易度をEASYにして、メカのオプションを発動→メカ切り替え→メカのオプション発動と繰り返していけば一瞬で終わると思います。ラオの「対メカ戦闘」を発動するとさらに早いです。
あ、設定でメッセージのテキストサイズは大にすることをオススメします。
メカマニア:様々な種類のメカを所持した
取得するまで実際いくつあるか知らなかったのですが、おそらく全ての種類のメカを集める必要があります。サブクエストや賞金首、レースゲームなどを進めてフレームを集めましょう。気が付いたら作成出来るようになっているはずです。
エンスージアスト:一定数のメカパーツ設計図を入手した
「一定数=全て」です。行商人、交換屋、レースゲームで手に入ります。各地の行商人に話しかけるのを忘れないようにしましょう。
レースゲームは最短タイムを更新しなければいけません。これが人によっては最も大変だと思います。レースで重要なのは最高速度よりも旋回性とブーストです。道から外れそうになったらブーストを止め、方向転換、ブースト再開といった方法でブーストが切れないように走ると余裕があります。
ライドホッパーは一度じっくりコースを走りショートカットを確認しましょう。ショートカットが分かれば、最高速度の高いパーツで駆け抜ければクリア出来ると思います。こちらは逆にブーストあまり必要ないかも。
ワンマンアーミー:メカの種類ごとの最強クラスパーツを多く所持した
トロコンにはバトルアリーナをコンプリートする必要があります。バトルアリーナの景品で最強クラスパーツは全て手に入るので、トロコンを目指すのであれば意識する必要はありません。
魔物の力:初めて必殺技を使用した
EASYで進めるともしかすると必殺技を使わずにクリアしてしまうかもしれません。ベルゼブブ操作でR1ボタンを押すと必殺技が表示されるので、任意のボタンを押して使用しましょう。
仲間の力:初めて相棒スキルを使用した
こちらは必殺技のL1ボタン版。相棒スキルは解放していくと自分でカスタマイズしなくてはいけません。そのままだと、アンのメカの体力を回復する緊急修理などの強力な相棒スキルに気付けずにクリアしてしまうでしょう。
こちらは必殺技と違い時間で回復するので、使うだけ得です。どんどん使いましょう。本作は出来ることが多い分、一つ一つの要素に気付けるかどうかでゲームの評価が変わってしまうと思います。
恐ろしい顔:ステルスアタックを10回行った
潜入ミッション等で気付かれずに敵に接近すると使用できるのがステルスアタックです。人型の敵であれば潜入ミッションでなくても使用できます。時限トロフィーのように感じるかもしれませんが、潜入ミッションはいつでも挑戦できるので心配ありません。
スピノ町の功労者:サブクエストクリアによりスピノ町の施設をすべて解放した
「すべて解放=サブクエストコンプリート」ではありません。また、スピノ町をある程度発展させた際にキャンプで休憩(おそらく、町に入り直すでも可)すると発生するサブクエストもあるので注意が必要です。
困った子はいねぇか?:一定数のサブクエストをクリアした
これも「一定数=全部」です。マップに表示されないサブクエストが二つあるので注意が必要です。どちらも発生条件が分かりませんが、本編クリア後に探し始めた方が良いと思います。
一つはサンドランドのガレート地方の南西(スピノ町の南東)の大瀑布の近くを道なりに進んでいくと見つかる宝箱の場所です。電波塔にファストトラベルして北西からぐるっと回ると分かりやすいと思います。
もう一つはフォレストランドのキロス町のすぐ北西です。これも道を進んで行けばいずれ見つかる場所にあります。盗賊団とおばあさんが目印です。
気になる人:一定数の落とし物を拾った
「一定数=全部」です。これが最も大変だと思います。
町に一つ…でもなかったり、道端にあったり、物陰だったり、何処にあるか分からないので、クリア後にマップの端からしらみ潰しに進めるしかないと思います。宝の地図を全て集め、探索した場所は宝を必ず開けて目印にしておきましょう。
落とし物の一覧を作成している方もいらっしゃいます。どうしても見つからない場合は頼るのも手でしょう。ランゴの手記はアートブック『SAND LAND MASTER MECHANICAL PLAN』の制作秘話では落とし物と別物のように言われていますが、落とし物にカウントされています。
エンジニア:一定数の電波塔を開放した
「一定数=全部」です。落し物やサブクエストと違って、アートブック『SAND LAND MASTER MECHANICAL PLAN』に電波塔の位置は全て表示されています。まあマップを拡大すると「◎」のようなものが見えるので、それを目印にするのがオススメです。
トラベラー:ファストトラベルをすべて解放した
町や給水塔といったファストトラベルの全ての解放です。一定数以外の表現も出来るんですね。サブクエストのコンプリートであっちこっちにお使いをさせられるので、ファストトラベルは積極的に開放しておくと良いです。
レーサー:一定数のタイムアタックをクリアした
トロフィーを見た時は身構えましたが、実はかなり緩いです。最短タイムを更新する必要はなく、全てのレースを行う必要もありません。ただ、前述の通り、トロコンをするには設計図が全て必要なので最短タイムをクリアする必要があります。
インテリア好き:ハウジング家具を一定数以上所持した
安い家具を大量に買っても解放されませんでした。販売されている家具を一つずつ買っていきましょう。お金はトロコンするならどうせ余ります。
チャンピオン:ビッグマッチ制覇(ボス全種クリア)した
バトルアリーナのビッグマッチを全てクリアすると取得できます。一つのボスに対して三段階の難易度があるので、同じボスに何度も挑戦しなくてはいけません。
バトルタンク、バトルアーマー、バトルメカ辺りをメインにして、勝てない場合はまずオプション変更、それでもダメなら別のメカに変えてみると良いと思います。本編で推奨されるメカよりも違うメカを使った方が簡単な場合もあります。
難易度が反映されているかは分かりません。ベルゼブブのレベルやメカ強化のためにもEASYにしておくと楽だと思います。
レジェンド:ランクマッチ制覇(ランクマッチ全種クリア)した
バトルアリーナのランクマッチを全てクリアすると取得できます。普通のランクマッチの他にチャレンジマッチが32個もあります。
個人的に最も大変だったのはバイクでフォレストランドを走りながら敵を倒すチャレンジマッチでした。ショートカットを使用する(やけに敵がいない坂など)ことで時間に余裕が出来るので、オプションのバーニングブーストなどの保険をかけて確実に敵を倒していきましょう。
こちらも難易度が反映されているかは分かりません。ベルゼブブのレベルやメカ強化のためにもEASYにしておくと楽だと思います。
アウトロー:一定数のギャング団のボスを倒した
各ギャング団を一回ずつ倒すと取得できます。せっかくなのでついでに賞金首もやっておくと良いでしょう。
強敵!!:ナーン地方のヌシ を倒した
ナーン地方の廃工場の電波塔付近にいます。廃工場は近づくとセリフがあるので分かりやすいと思います。
大敵!!:チャパ地方のヌシ を倒した
チャパ地方のメリック戦艦の北側にいます。
剛敵!!:ロティ地方のヌシ を倒した
ロティ地方のフォレスト湖にいます。
生真面目なスーパースター:シバ将軍と戦い勝利した
本編クリア後にサンドランドの王の都で受注できるサブクエスト「因縁の対決」を2度クリアし、3度目の挑戦でシバ将軍が登場します。
サブクエストがマップに表示されるので全てだと思い、なぜコンプリートにならないのかと再挑戦できるものを何度も挑戦していたら達成出来ました。下手に攻略を見ていると気付けないかもしれませんね。
その他
潜入ミッション攻略メモ
一人一人倒していけば良い。二人組は無視。しゃがみ移動からの回避(R2)がスムーズ。失敗すると結構前まで巻き戻されるので、セーブが入るまでは油断しない。宝箱を開けた後の失敗は巻き戻されますが、開けたことにはなっています。
オリジナル壁紙がもらえる追加アンケートは2024年6月27日23:59まで!
オリジナル壁紙がもらえるアンケートが実施されています。
前回のアンケートとは違ってバンダイナムコIDが必要ないので誰でも気軽に回答できます。DLCや続編を感じさせる質問もあったので是非回答しましょう。フォレストランドの下側に追加マップありそうで気になっているんですよね。
フォレストランドからは食傷気味
サンドランドのみでもかなりのボリュームで、同ボリュームのフォレストランド編が始まり興奮しましたが、出来ることが大して増えるわけでもなく同じことを繰り返すことになるのは残念でした。
サンドランドと同規模のマップが解放されるのですが、森の国なわけで視認性はとても悪いです。地形も複雑で、目的地に行くまで数時間かかることもあります。
そもそも戦艦が多すぎますよね。同じようなダンジョンを何度も攻略させられます。遺跡もコピペがありますし、水のある遺跡はいちいちメカを変えさせられて面倒なだけでした。
正解とは別ルートに必ず宝箱がある親切設計なのですが、フォレストランドの頃には仇になります。宝も大した内容ではないですからね。エレベーターを見つけたら、うんざりしながら別ルートを探すようになります。
ジェットホバーが最もスピードが出る
ジェットホバーが最もスピードが出ます(公式)。ジャンプ台も渡れて、水上も走れて、旋回もバイク以上です。体験しないで終わるのは勿体ないので使ってみて下さい。
13種類のメカを常に携帯できないのは不思議でしたね。岩破壊用、ジャンプ用、水上用、移動用、物を運ぶ用で限定されると思います。対象のメカを携帯していないとレースゲーム出来ないから町に戻るのとか馬鹿馬鹿しかったです。
メカに乗ったまま、すぐに別のメカに切り替えられるのは良かったです。最初にメカを出す時にもこの早さで出してくれると良かったのですが…。
大量のボイス
ボイス量が凄いです。サブクエストもみんな喋ります。スイマーズのパパ(CV:杉田智和)がやけにセリフ量があって笑いました。物語の中心人物よりボイスがある時もあります。
一方、移動中は同じ会話ばかり繰り返されて残念でした。トロコンするほどやり込んでいるからというわけでもなく、序盤数時間プレイすれば実感できるレベルです。
大量のテキスト
落とし物やランゴの手記にいちいちテキストがあるのも凄かったですね。ランゴの手記はシナリオの補強となっているので集めて読むべきです。落とし物を届けた時もボイスがあって驚きます。
見えない壁が結構ある
自由度は高いですが「見える範囲は全て行ける」わけではなく、隅々まで探索しようとすると見えない壁によく邪魔されます。普通にクリアするなら気になるほどではなかったですけどね。
どことなくニーアオートマタ感
砂漠や戦艦内の音楽や、突然の横スクロールと『ニーアオートマタ』を感じさせる場面がありました。
サブクエストの分岐に注意
サブクエストの分岐が多かったですね。選択次第ではかなり後味の悪い話もあります(トロフィーには関係ありません)。原作と異なり序盤のスライムを生存させたり、砲弾を放っても命は奪っていない設定だったりするのに不思議です。気になる人は事前にセーブしましょう。
マーカー3つは少ない
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や『エルデンリング』くらいは欲しかったです。
盗賊団の「敵対」
盗賊団の「敵対」表示が何なのか最後まで分かりませんでした。友好になったりする方法があるのでしょうか?知っている方がいたら教えて下さい。
フォトモードが欲しかった
フォトモードを実装して欲しかったですね。こんなに上手に作り込まれた鳥山明ワールドなのに勿体ないです。戦車に乗っている時だけ見せてくれるアクションなどもっと細かく見たかったです。アンの背伸び大好きです。
ラシーを知りたければ●●●●●を読もう
各地に登場するなぞのキャラクター・ラシー。彼についてもっと知りたければ鳥山明先生原作の『ネコマジン』を読みましょう。
快適なプレイ
PS5版だったからかもしれませんが、ロードが早く、ファストトラベルも多くてとても快適でした。EDスキップまで出来ますからね。細かく丁寧に作られているようで好感です。