ぼくらの聖地「かっぱ橋道具街」

2021年10月19日 23:43

東京近郊で飲食店を営む人なら、まるで詣でるように一度は行くであろう場所。それが上野と浅草の間にある「かっぱ橋道具街」。

「プロを支えるプロの街」というキャッチコピー（さっき知りました）の通り、業務用の資材、食器、食材色々と扱う問屋さんが集まっている商店街です。
卸問屋さんの集まりなのでお値段もお安いことが多く、何より品揃えがとにかく豊富。目当ての物もたとえ目の前のお店になくても探せば別のお店にはあるよ！という具合に、同じような物を扱うお店が何店舗も軒を連ねています。もはや聖地。練り歩くだけで楽しい。

自分もこれまで幾度となく足を運んでいる訳ですが、今回色々と物色したいものがあり久しぶりに見て回ってきました。
何度も行っていると大体見るお店が固まってきたりするので、今回は独断と偏見により個人的なお気に入りのお店をご紹介してみようと思います。

ニイミ洋食器店

かっぱ橋道具街の最南端に位置するなんでも屋。テーブルウェア（お皿とかカップとか）からキッチンウェア（調理道具各種）なんでも来い。お店の面積も広く、その中にこれでもかと物が詰め込まれています。
とりあえずニイミ見てみるか、は自分達の中でも共通認識であります。

そして何より、ニイミさんと言えば外に鎮座しているおじさま。巨大なコック像が交差点を見下ろしており、顔の下を通るエレベーターがまるで食道のような……（個人の感想です）
でもいつもこのおじさまを見るとかっぱ橋来たな感がマシマシになります。いつも見守ってくれてありがとう。ニイミのおじさま。

田窯

ここもかっぱ橋道具街の最南端。ニイミさんの対面にいる和食器専門店。かっぱ橋に陶磁器系の食器を探しに来たならここは外せません。自分達の中でもニイミさんと同様、毎回ここは覗いてみます。

ご飯茶碗から湯呑、急須、各種お皿や大皿、丼、酒器にいたるまで。シンプルでお買い求めやすいものから作家性のあるものまでたっぷり置いてあります。

高橋総本店（ＴＡＫＡＳＯ）洋食器部

TAKASOさんはカテゴリー別に4店舗あるんですが、個人的に好みなのがこちら、洋食器部。ガラス製の食器探したいなあっていう時はここをチェックします。
個人の好みとして凝った感じのあつらえよりもシンプルであまりお値段もお高く無いタイプが多い（イメージだけかもしれませんが）ので、あー！これ良いな！思える物が多いです。

また、高橋総本店（ＴＡＫＡＳＯ）陶器部も陶磁器の食器をお探しの際はオススメ。

キッチンワールド　TDI

こちらも食器から調理器具まで何でも来いのお店。調理器具はプロユースの物だけではなく、ご家庭で使える便利グッズ的なアイテムも沢山取り揃えているので、見るだけでも楽しいです。（いや、見るだけではなく買いますよ！）
かっぱ橋道具街のお店の中でもかなり広い面積を持つお店なので、中をぐるぐると見て回りやすいのもポイント高いです。

※かっぱ橋道具街のオフィシャルサイトでどうしても情報が出てこないんですが、ひょっとして商店会とかに加盟してないんですかね……？

bai-se（バイスー）

TDIさんの系列店。「白」に特化したお店というかっぱ橋道具街の中でも異色の品揃えを持つお店。でもおしゃれで素敵なアイテム（食器がメインです）がたっくさんあるので、白くてシンプルなものをお探しの方は絶対に覗いてみるべきショップです。自分達も毎回見に行ってます。

風和里（Fu-Wa-Ri）

こちらもTDIさんの系列店。食器専門、でしょうか。和食器から洋食器まで、端的に言って「センスのある物がたくさん」置いてあるお店です。実際ここで買ったカップなどをお店で使っていたりもしました。
1階にあるカップの品揃えが素敵で、わーどうしよーって迷いながら地下に潜ると、和食器洋食器のお皿やお椀、小皿などこれでもかと素敵に取り揃えられているので更にドツボにはまるパターンです。

馬嶋屋菓子道具店

製菓の器具、特に型ならここ！と言っても差し支えないくらいの豊富な量と質が取り揃えられたお店。クッキー型が中央の柱にこれでもかとかけられており、それの周りをぐるりと螺旋階段上に上り下りするというお店のディスプレイも素敵すぎます。一つ一つ見始めるとキリないやつ。

お菓子の資材なら真嶋屋さんか、浅井商店さんでほぼ事足りるのでは……？と個人的に思ったりしています。（浅井商店さん、写真撮り忘れた…）

釜浅商店　庖丁売場

ここ数年（？）でしょうか。観光客目当てなのかかっぱ橋道具街に包丁のお店が増えてきている印象があります。（あくまで個人のイメージなので実際はどうか不明です）

そんな中でも釜浅商店さんは飛び抜けて素敵な店構えと品揃えなイメージがあります。黒字に白抜きの大きな暖簾が目を引きます。
個人的に今回は「包丁に優しいまな板」の質感に心動かされました。真っ黒なまな板であのしっとり感は卑怯。絶対いつか買おう。

飯田屋

フライパンなどの大物からちょっとした細かいものまで。調理道具を幅広く取り揃えたお店。店長さんが出版物やテレビなどで有名なようです。
調理器具であんな感じのものないかなーとか、フライパンでこんなあつらえのものないかなーってぼんやりイメージしているだけの時は必ずここを見てみます。おっこれは！と思えるものが見つかることが多い印象があります。

かなや刷子

刷子、と書いて「ブラシ」。刷毛とブラシの専門店というこちらも一風変わったお店。ササラを中心とした調理に使うものからメイク道具、歯ブラシ、掃除道具など刷毛とブラシに特化しており飲食店に枠に収まらない品揃えのお店です。へー！こんなのもあるのか！と楽しめるお店です。

まだまだ沢山あるんですが…。

他にもあれこれ書きたいお店はあるのですが、今回はここまで。とりあえず上記に書いたお店はかっぱ橋道具街に行くと必ず立ち寄っている気がします。ぐるりと回って、どこかで一休みしつつ見たものを頭の中で整理して。あれもう一回見に行こって見に行く。で2周目。これで1万歩ぐらい歩けます。健康にも良い。

あ、行ったら皆さん何か買ってくださいね！

楽天ルームやってます

こちらのnoteで書いたり書こうとしているもののご紹介を楽天ルームでもやっていければと思います。こちらも是非チェックしてみてくださいね。