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鼻の手術をしました。

家とはまっっっったく関係ない話ではあるんですが、最近の出来事を書き残しておきます。

突然ですが、鼻の手術しました。特別な病気や怪我ではなく、慢性的な鼻炎や鼻詰まりをどうにかしたい!と一念発起したのです。

まずは自分の身体がどういう状況なのか知る

小さな頃からアレルギー性の鼻炎持ちで市販の点鼻薬などはまるで御老公の印籠のように持ち歩いていた訳ですが、ここ最近はその症状がなかなか酷くて……。一旦調子を崩すと鼻水ズルズル、そして腫れるせいか鼻詰まりもあって息ができず。とにかく生きるのがしんどい、みたいな状況でした。

また、自覚症状はないものの妻曰くいびきもガッツリなようでした。幸い妻も息子も寝付きがよく、それが原因で家族が寝不足になるという程ではないようですが、やっぱりこの辺もどうにかしたい。

で、どうにかするの前に、そもそも何が原因でこうなってるの?をきちんと調べることにしました。

薄々分かってた症例「鼻中隔湾曲症」

調べる、と言ってもですね。薄々分かってたんですよ。大体鼻詰まりをするのは左がメイン。そういう時に手で鼻の穴?をぐいっと広げてやると空気が通るのです。要は「左側の穴が小さい」ということ。

もっと明確に言うと、鼻が曲がってるんじゃね?と。

調べてみると「鼻中隔湾曲症」という症例が真っ先に出てきます。鼻の真ん中にある骨が曲がっているため物理的に空気が通りにくいというやつ。これを治すには超単純。骨取っちゃえば良い。体質が…とか血液が…とか、そういうんじゃない。空気の通る道を物理的に作っちまおうぜというパワー系治療です。まぁ、素人としては分かりやすい。

なんとなくこれっぽいな…というアテが付いたので、なるべく近くでそういう症例に対して日帰り手術をしていて評判の良さそうな耳鼻科を検索。予約して行ってみました。

思わず「すっげ…」と言ってしまったCT画像

ドキドキしながら先生とお話をして、まずは検査。CTとか血液検査とかしました。

CTの結果、出たのがざっくりこんな感じ。

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これ見たとき、思わず「すっげ…曲がってる…」って先生の前で口から出てしまいました。素人も納得の曲がりっぷり。もう予想通りの症例で、先生からも「薬とかじゃなくて外科的な処置じゃないと治らないですね。」というお墨付き(?)をもらえました。

自分は真ん中だけではなく、左右の下鼻甲介という部位も左右で形が全然違うため、これもある程度形を整える必要がありました。でもここに処置を施すことで、アレルギーの症状もある程度抑える効果がある(ここにある粘膜に外科的な処置→傷が治って分厚くなる→アレルギー反応が鈍く?なる→鼻水などの症状が前より治まる、という効果、らしい。)ようなのでそれも自分としては助かりました。

原因が分かったのならやるだけ。曲がってる骨取って形も整えよう。

長期的に見たら治るけど、短期で見たらただの骨折

手術で鼻詰まりが治るよ!っていう処置ではありますが、短期的に見たら軟骨をバリバリと折って取り除く作業なので、普通に大怪我です。先生からも何度かあった説明の中で執拗に「当日はつらいですよ」という話はありました。

でもやるしか抜本的に治る道は無いんだから、後には引けない。

手術は部分麻酔による処置なので、当然意識はあります。目も塞がれて鼻の部分だけ開けた布を被せられているので具体的に何をどうされているのかは感覚でしかありませんが…。

・鼻の中をゴリゴリ削って軟骨出す

・バキバキ割って、取り除く

・縫う

の3段階でした。鼻の骨なので、当然耳にも近いわけで、本当にバキバキメキメキ音が聞こえてきたし、あ!今取れた!っていう感触もありました。大きめのが取れた時は流石に変な声出ましたけど、強いて言うならそれぐらい。痛くはありません。

終わったら詰め物して、麻酔が切れる前にさっさと帰宅。あとは次の日まで耐えるだけ。大怪我しに行って、帰ってくるっていうのも変な話だなと思いながら帰りの電車に揺られていた記憶があります。

噂通りのキツさ。

鼻は詰め物をしているので一切の呼吸はできません。それは仕方ないよねと思うものの、マジで隙間がないので耳の方にツンと抜けてくる空気がなかなか厄介でした。

そしてもっと厄介だったのが、流血。鼻からでななく、逆流して喉の方に垂れてくるやつ。これは飲んでしまうと胃に血が溜まって吐き気など催すのでとにかく出せ、という指令が事前説明で出てました。

オッケーオッケーとは思ってましたが、完全にこの血の量が想定外。ひたすら吐血してました。ようやく収まってきたかな…と感じたのが日付回った後ぐらいでしたね。午前中に手術してからずっと血を吐いてた気がします。
口呼吸になるだろうからのど飴とか用意しておいた方が良いよねーとか思って買っておいたのに、飴なめる以前に血を出す方で大忙し。これで気力大量を奪われつつ、おちおち横になって寝ることもできない原因となりました。

また、鼻にたくさん詰め物をすると、身体の中でつながっている目の方にも影響がありまして、涙が止まらないのです。ボロボロ出てる訳ではありませんが、ずっと涙目で目が滲んでいる感じ。これもすごい違和感とストレスでしたね。

最終的にほぼ横になることなく夜が明け、そのまま翌日の処置に向かうことに。

3日後には詰め物取る。その結果…

翌日の処置は詰め物換えたり、掃除したり。少しだけ詰め物は少なくなったものの呼吸は0。詰め物が取れたのは手術から3日後でした。ここで一旦全ての詰め物を取ったのですが…

空気すごい。鼻呼吸すごい。

この3日間の苦行の後だから余計にそう感じたのだと思いますが、空気の通りの良さが今までに経験無いくらいでした。普通の人ってこんなに吸えてたの…?ずるくない?と即座に思ったのは秘密です。

今もまだ手術で怪我をした部分が治っているわけではないので、なんとなくジンジンとした感覚はあります。が、なんと詰め物を取ってから本格的な鼻詰まりには一度もなっていません。

そう、一度も。
自分の人生で、朝は大体鼻詰まりなんですよ。血行のせいなのか分かりませんが、息苦しくて夜中に起きるとかしょっちゅうだし、そうでなくても起きたらとりあえず点鼻薬して…というのは自分の日常でした。

それすら無く、起きぬけに何事もなく鼻呼吸できるというのは自分の中で革命的な出来事です。ここ最近は毎朝その革命感をしみじみ感じながら朝のコーヒーをすすっております。

鼻の中はまだ傷があり、完全に通常営業に戻るのは3ヶ月ほどかかるとのこと。ちょうど新居ができる少し前、という計算です。
本格的に新居が建って、新しいお店も始めたらこんな事もできなくなるぞ。と思ったのが手術に踏み切った大きな理由です。まだまだ経過観察中ですが、とりあえず今は無事に乗り越えたしやって良かったと思っています。

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