![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71097590/rectangle_large_type_2_13f84453bb6578b85dcded0b2e97cc0d.jpg?width=1200)
間取り図紹介 1階編
前回までに建物の外観と構造について書きましたが、少しずつ中身もまとめていきたいと思います。とりあえずは自宅のお話から。(お店の方まで話を書こうとするととっ散らかるので。)
西側の玄関からお入りください
建物の南と西をぐるりと囲んでいる軒。その下をつつーっと通って、建物の真ん中辺りに玄関があります。お隣の家とも距離が近くあまりスペースが無いという点と、使い勝手を踏まえて横幅1900mmの引き戸にしています。
入ると玄関ホール。右側には靴棚。そして玄関入ってまっすぐ突き進んだところにある引き戸はお店の厨房にそのまま続いております。
靴の収納については、昨今ではSIC(シューズインクローゼット)を作ってそこに靴や嵩張るもの(例えばベビーカーとか、アウトドア系道具とか)を入れておくのが主流なようですが、我が家は棚板のみにしました。
私も妻も、そこまで靴を大量に持っている訳ではありません。なるべく物を増やさないように……という意思もありますが、根本的に仕事は私服で通勤とかもないため普段履く靴=仕事でも履く靴であることが多いからだと思います。例えばスーツに合わせる革靴とか持ってますが、滅多なことじゃ履かないので、もっと別の場所に箱に入れて使うときだけ出せれば十分です。
(単純にSICのスペースを取れなかったというのもありますが……。まぁ我が家にとって無理をしてまで作る理由はなかったということです)
玄関入って左側は1.5階に続く階段と洗面所へと続く通路となっています。
玄関土間と通路の高さは50mm、階段は1段200mm。そのため、階段の1段目(最初の四角く広い部分)と玄関土間が250mmの高低差があります。ここに座って靴を脱ぎ履きする予定です。
※本当はもうちょっと土間位置が低く高低差をつける予定だったのですが、玄関土間を高くしないと水入ってきちゃうかも……という施工会社からの指摘により土間が最初の設計より高い位置になりました。使い勝手の前に水は怖いので素直に従います。
また、玄関と玄関土間は高低差をなるべくなくし、素材の色合いなどもなるべく近づけることで地続き感を出したいと思っています。
日々使う物の収納場所「ファミリーロッカー」
階段は箱階段ですが、この下にファミリーロッカーを作る予定です。(実はこの辺の作り込みがまだ詳細未決……)
このロッカー内にそれぞれ日々着る下着や部屋着、出かけるときに必ず持つ物(鍵や財布、鞄等)、その季節ごとに着る上着などを入れておき着替えもここで行う予定です。
物の置き場所をどうすべきか……と設計時に悩んでいた際に見かけたのがこの「ファミリーロッカー」と巷で呼ばれるスペース。
初めて見た瞬間「コレだ!」と思いました。
我が家は私、妻、息子の3人家族。大人男、大人女、子供男、と属性がバラバラで、当然使う物や着るものもバラバラ。そして個別に部屋とかもあるような広い家でもありません。そのため、好きな場所に好きなように物を置くスペースを後から考えて作るより、先に枠としてのルールを決めてその中を個々人が好きなように使うということにしないと一気に家の中がゴチャつきそうだと思いました。
あと、毎日使う鞄とか上着ってある程度そのシーズン内で決まっていて、そんなに毎日全然違うテイストのものをアレコレと選ぶほど我々がオッシャレーな人種ではないというのも大きな理由なのかな、と思います。(いや、人並みに気を遣っているつもりではありますよ。)
子供も小学生になったらランドセルが毎日の道具になるし、「個人が好きなように使える」という点は、自分で物を整理することを考えたりするきっかけになったら良いなという思いもあります。(親二人の置き場もすぐ横にあるので、あまり汚くならないようチェックもしやすいかなという思いも。)
そして、後述しますが洗面所の奥に洗濯機と乾燥機があります。日々の洗濯物の収納などもこの洗面所ーファミリーロッカーの移動で済むようにしているのが肝です。なるべく物を移動させる労力を減らし、無駄な汚れや埃は上層階に持ち込まないぞ!という意思表示です。
洗濯機と乾燥機の乾太くん
洗面所は洗面器の横に棚を作り、その下に洗濯機と乾燥機を設置する予定です。(こちらの作り込みも未決……)
乾燥機は憧れの乾太くん。もう喉から手が出る程欲しかった。
飲食の仕事って着るものは汚れやすかったり、単純にテーブル食器拭いたりテーブル拭いたり…となにかと布モノが多いのです。しかも毎日使うし、毎日キレイなものじゃないといけない。
そして子供も日々大きくなり、これから小学生とかになったら洗い物もドンと増えたり嵩張ったりしそう。
とにかく洗濯はしなきゃいけないけど、面倒が多い。(個人的にあの「干す」という作業が超面倒臭い)あと段取りミスると「すぐ洗って欲しい」みたいなことも。そんな我が家に、乾太くんは恐らく必要不可欠なお方だと思っています。もう期待しかない。
洗濯機から乾太くんへ。そして乾太くん以外で乾燥させたい物は浴室乾燥で。乾燥したものはその洗濯機・乾燥機の上に作った作業スペース畳んだりアイロンがけなどして整理。そして畳んだら、衣服関連はそのまますぐ横のファミリーロッカーへGo。可能な限り手間をかけないよう練りに練った結果こうなりました。
脱衣所一体型お風呂スペース
こちらがちょっと特殊かもしれませんが、我が家は脱衣所とお風呂の間に仕切りがないスタイルとなっています。
よくあるのは脱衣所兼洗面所のスペースとお風呂スペースがあり、それぞれ扉で区切られているスタイル。また、最近ではお風呂とパウダールームが一体になったものや、更にトイレまで一体になったものもありますね。それぞれにメリット・デメリットがありますが、我が家においては
・お風呂から出てきた時に洗面所使いたい人がいると双方が邪魔になる
・洗面所は2名が横並びで身支度できるぐらいのスペースが欲しい
・家全体の話として、扉はなるべく付けたくない
という条件を突き詰めた結果、洗面所を広めに取り脱衣所とは完全切り分け。そして脱衣所は本当に脱いだり着たりするだけのスペースでお風呂と仕切りのない一体型(ただしこの脱衣所まで含めて防水加工されたスペース)という設計になりました。脱衣所には棚板だけついてます。
洗面所から脱衣所は170mmほど下がりますが、脱衣所とお風呂場は30mmほどの段差があるのみ。お湯などがなるべくそちらに飛び跳ねないようシャワーの位置や勾配など気をつけて設計しています。
お風呂についてはいつか詳細は書こうと思いますが、可能な限りシンプルを突き詰めた造作バスです。湯船に浸かった先に窓があり、そこからグリーンなどをいい塩梅に植えてちょっとした雰囲気を楽しんだりできたら良いなぁ……と考えています。
まだ未決がありつつも……
まだ1階は細かい部分で未決箇所があり、今後この辺を突き詰めていく予定です。あーしたい、こーしたいというこちらの思いの丈は全て建築士Kさんにぶちまけているので、後は上手くまとまることの祈るのみ……。どうか問題が起きませんように。
楽天ルームやってます
こちらのnoteで書いたり書こうとしているもののご紹介を楽天ルームでもやっていければと思います。こちらも是非チェックしてみてくださいね。
ランキング参加中
当ブログは「日本ブログ村」ランキングに参加中です!
メインのカテゴリーは「一戸建 建築設計事務所(施主)」カテゴリー。他にも素敵なブログが沢山ございます。是非チェックしてみてくださいね。
是非クリックしていただけると幸いです。