一人ぼっち映画
一人で映画を見にいったとかじゃなくて、劇場内に自分一人しかいなかったときの話。
基本的に映画は一人で見に行くものだと思っている。
だって、一緒に見た人の感想が、自分と違ったときの気まずさ、ちょっとした悲しさが自分には堪えるから。
だから、そのときもいつもと同じように一人で映画を見に行った。まさか、劇場内で一人になるとは予想していなかったけれど。
小学生のような感想になるけれど、ひとりきりの映画はすごく気持ちが良い。
映像も音楽も自分のためだけに流れる。
誰かがポップコーンを食べる音や小声で囁きあう声も聞こえない。
エンドロールのときに立ち上がる客もいない。
自分のためだけの空間。
今まで一番の映画体験。
これを超えられるような経験は出来ないんじゃないかと思うほどの。
またいつか、こんな経験が出来るといいな。
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