節分に考えたい 自分の中の鬼
2025年は今日、2月2日が節分。
節分と言えば「豆を撒いて鬼を追い出す」というイメージがあります。
季節を分ける節目である節分は、体調を崩しやすく
それが「鬼」のせいと、考えられていたのかもと私は思っています。
昨日、塾の授業で小学3年生の生徒さんに「鬼って何だと思う?」
という質問をしてみました。
「鬼はね、みんな心の中にいるんだよ。」と、
小学生らしからぬ、大人っぽい答えで
私は少し驚きました(笑)
『人の心に住まう鬼』
私の心の中にも、確かに鬼がいる気配を感じます。
私の心の中の鬼は、いつも袖を引っ張る鬼です。
新しいこと、何かをしよう、始めようとすると、
私の衣の裾をクイッと引っ張り、進みを止めようとしてきます。
「進んだらきっと大変だぞ。」
「今のままでもいいじゃないか。」
「やったところでよくないことになるぞ。」
そうやって、私に語りかけてきます。
最近、その鬼が本当はとても弱く、寂しい私の心何だと
だんだんと思えるようになり、愛しく感じるようになりました。
私は、裾をもつ手を心の中で握り返し、
「大丈夫、ダメでも最悪なことにはならないし、
こっちの方が人生面白いよ、きっと。」
と、心の中の弱い鬼に言って聞かせています。
皆さんの心の中には、どんな『鬼』が住んでいますか?
嫉妬の鬼?怠け者の鬼?無気力の鬼?人に優しくできない鬼?
その鬼は決して悪い鬼ではないと、私は思います。
その鬼はきっと、あなたのことを1番に考える大事な鬼。
ちょうど昨日のNHKで、鬼についてのことを語っているのを見ました。
日本には、鬼の子孫という方々がいるらしく、
その方々は鬼を祀っているのだと言います。
鬼は悪者でも、忌み嫌われるものでもなく
共に私たちと歩む大事な存在なのかもしれませんね。
鬼もうち
福もうち