このネームで勝負します
明後日、今作最後の持ち込みがあり、完成原稿のついでに次回作のネームを見ていただく予定です。今作は「話が取っ散らかっちゃってる」というご意見を度々頂き、自分でも自覚はあり、構成がいけなかったんだと思いました。
次回作のネームは、一本筋の通った話になるよう改善を重ねました。Xに上げたものも、完璧に仕上げたつもりでしたが、よく読み返してみたら取っ散らかっており、すべて辻褄が合うよう直しました。
28ページ予定です。コメディであんまり長いとしんどいのと、自分も短めでサクッと描き上げたいので、こんなものだと思います。
キャラデザはこのままではダメだと思うので、月曜日までに考えて描き上げます。
持ち込みの講評で頂いたご意見で、今回反映させたのは下記のものです。
・シリアスかコミカルか一貫させる
→コミカルで統一。主人公はギャグ、ヒロインはシリアスで役割分担。
・主人公とヒロインどちらをメインにするか一貫させる
→主人公がメイン
・主人公の目的が前半で分かるように
→お笑い芸人のボケになりたい
・納得感、問題を解決させる
→話の中の問題提起に対してすべて対応
・出来事を極端に描く
→極端にキャッチーに
・楽しんで読んで新しいことを知れるように
→楽しく読めるように
・歪んだ形で終わらせる
→Meに嫌われつつ、最後はすっきりさせる
・黒い部分をどう活躍させるか
→ボケとツッコミに黒い部分を入れる
・道徳的である必要はなくて、いかに読者さんを楽しませるか
→道徳的になりすぎないように
・話を出す順番を整理する
→話を整理
・要素を引き算して、一番描きたい要素を描く
→津古先生の正体を暴いて、お笑いコンビを組む話
・ギャップを作る
→呆家:でかいのに、かわい子ぶってるマザコン野郎
津古:天然を装っているが、実は毒舌ツッコミ
・人物を深掘りする、キャラの背景を描く
→主人公とヒロインの過去を描く
・設定に動かされてる感じにならないように
→不自然な動きをしないように
・作者の代弁者にせず、キャラが心から言っているようにする
・このキャラがどうしてこう思っているのか、という出来事を起こす
→無理やりメッセージ性をしゃべらせるのではなく、理由や経緯を入れる
・主人公ならではの個性
→キモさを活かす
・キャラの特技を導入から描く
→呆家のキモい外見、ボケ
・この作品の売りはどこにあるのか、一番見せたいところは何か
→呆家のボケ、それを上回る津古のボケ、津古の正体が明らかになる展開
・関係性を考える
→呆家は春キャベツ最前線の大ファン
解散のショックで春キャベを追う
Meの面影がある少女まんが『大阪にゃんにゃん』に出会う
作者の津古みぃ子のアシスタントに
マザコンなので、母性的な津古(表)に惹かれる
・コマ割りが単調にならないように
→変わったコマ割りも入れる
また、まだできてないかもと思うのは下記の通りです。多分、ネームだけで通ることはないと思うので、持ち込みが終わったら、また見直して改善する予定です。
・主人公の変化を感動的だったり恐ろしく描く
→Meと組むという外面的な変化はあるが、内面的な変化がない
・どこの層を読ませたいのか
→呆家の年齢が30歳なので、対象年齢は30歳くらいの男性を想定しているが、ぼやっとしている
・主人公の感情を描く
→描いてはいるが、まだ足りないかも
・直感的に可愛いと思えるキャラデザにする
→このままのキャラデザだと時代にそぐわないので、月曜日までにキャラデザを考えて描く
呆家はあえて古臭いキャラデザにするが、キャッチーに
津古は外見だけで惹き付けられるように
・好感度が必要
→呆家はこのままだとキモいだけで終わってしまうかも
月曜日の持ち込みが終わったら、また見直して改善して、10月初旬から完成原稿にしていく予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。