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足拭きのコツ
いぬうた市の、きゅん君と、ぐーちゃんは、
わんこにつき、散歩の時も裸足です。
なので、散歩から帰り、家に着くと、
足を拭いてもらわないと家内には上がれません。
なので、まずは土間で待機して、
ママや飼い主が足を拭いてくれるのを待ちます。
大抵の場合、前足2本を拭いて、それから後ろ足2本です。
主に足の裏側の肉球全体です。
キレイに拭かないと、部屋の中に、
足跡がついたり大変ですからね。
「そうなんだよね。でもここに個人差が出たりするんだよね。まあ、個人差といっても、ママと飼い主なんだけど、ママはいいとして、問題は飼い主だよ。飼い主ったら、全くと言っていい程、コツが分かってないからね。いや、コツ以前かな。何てったって飼い主は不器用ときてるから、そりゃ、まあひどいというか、何というか」
と、きゅん君、お嘆きの様子です。
でもやっぱり足を拭くのにも、コツがあるんですね。
参考のために、そのコツとやらを教えてもらえますか?
「いいよ。じゃあ、前足は僕が説明するよ。で、後ろ足は、ぐーだ」
了解です。よろしくお願いします。
「うん。分かったー。早速いくよ。前足なんだけど、僕らの足は構造上、前には曲がらないからさ。ゆっくりと真後ろに曲げてもらって、肉球を上に向けて、優しく拭いてもらう感じかな。一見簡単そうだけど、僕らって、ちょっとでも違和感を感じたら、動いたり、時には暴れてしまうことがあるから、この一連の動作をスムーズにやってもらうこと。これが1番大事かな」
ほうほう。分かりました。
ママはこれを優しく丁寧、
かつ素早く拭いてくれるんでしょうね。
「その通り。この全く逆が飼い主だね」
きっとそうなんでしょうね。お察しします。
では、次は、ぐーちゃん、後ろ足の説明をお願いします。
「はーい!突然ご登場の、ぐーざんすー!この、ぐーが後ろ足さんのおコツをご説明するざんすー!」
よろしくお願いします。
「ラッジャー!ではではー!で、後ろ足さんのおコツも、きゅんが言った前足さんとそんなに分からないわ。後ろ足さんも真後ろに曲げて拭いてちょうだい。付け加えるとしたら、お指の間もご丁寧に拭いてねー。あとは片手さんで拭いてもらう場合は、ぐーのお腹をもうひとつの片手さんで抑えてもらえれば、お身体が安定さんして、非常にいいわね。以上、こんなもんでございますー!」
ぐーちゃん、とても分かりやすかったですよ。
ありがとうございました。
と、これまでのお話は全て散歩中にお聞きしてましたが、
ちょうど今、家に着きましたね。
でしたら、ここで実践編と致しましょうか。
あっ、しかし、今日の散歩のパートナーは、
飼い主だったんですね。
これはちょっと心配ですが、果たしてどうなりますか。
「痛いっ!痛いよ!バカ飼い主!だから僕の関節はそっちには曲がらないんだって!もう本当にしょうがないなあー!」
案の定、きゅん君が文句を言っていますね。
その、きゅん君の声を聞いて、
自分もおんなじ目に合わさると思って、
土間で逃げまくる、ぐーちゃんです。
このように、コツって非常に大事なんですね。
皆さまもお気をつけあそばせー!