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タイ限界現採OLがTinderを本気でぶん回してみた結果

日本にいる友達への鉄板飲み会ネタとして自身の痛々しい体験を披露し倒した結果、アーカイブで読みたいと複数要望をいただいたのでまとめてみることにした。自身の恥部を晒すことに他ならないが、今宵部屋で1人酒を楽しむ誰かの酒の肴になれば幸いである。

12月のタイは想像していた以上に寒かった。日本の秋のように一瞬で終わるタイ唯一の寒い季節にこの国に移住してきた。

初めての海外生活、それも世界一好きな国で暮らせるなんて夢のようで、まさか自分がここまで孤独を感じるとは想像もできなかった。
東京の家には常に愛猫がいたし、人と話したい気分の時には仲良い同僚や友人と当日でも飲みに出かけられるし、孤独を感じる暇なんて少しもなかった。

それがタイに来てみてどうだろう。行きつけのおしゃれなバーやレストランを近所につくり、外国人の友達がたくさんできて…なんて新しい人生に夢ばかり抱いていたが、どう過ごして良いかわからないアフター6、特になんの予定もない週末を毎週迎えるだけで途方に暮れていた。

このままではいけない。私は新しい人生を切り開きにきたんだから…!ということで(?)新しい習い事や行きつけのバーを作るなどというコストはかけずにほぼ0バーツで始められるTinderに手を出すことにした。

よくこの話を友人にすると「すごい積極的だよね」と驚かれるのだが(ひいてるだけとも言う)、私からすれば趣味はあれど毎週1人だと本当にやることが固定化されて飽きるし、デート予定があるだけで心躍り体型や肌メンテナス頑張れるし、たとえ関係性に発展がなくても友達になれる。むしろシングルの皆さんはどうやって楽しく過ごされてるのか教えてほしいぐらい。

早速Tinderを登録してみた。無料会員なのでlikeしてくれた相手を見ることはできないが、想像以上に簡単にバシバシマッチして驚く。というのも私がイケてるわけではもちろんなく、サクっと手軽にワンナイト相手を探してる人が多いアプリの特性を考えてみれば当然のことだ。

ただここは私的偏見でいうところの世界一階級差のあるタイランド。よく人に説明するとき鮨に例えるのだが、実家が太い金持ちタイ人がomakse鮨だとすると、一億総中流のジャパンと違って、omakseと回転寿司の間に位置する人が極端に少ない(個人の見解です)。そのため自分がomakseにふさわしい教養や美貌やタイ語力を備えてないことは棚に置いといて、比較的話の合いそうな英語の通じるタイ人を見極める千里眼が必要なのである。

ここで簡単に見極めポイントをまとめておく。明らかにしておきたいのが、金持ちかどうかが重要なのではなく(もちろんあるに越したことはない)、実家に金があれば語学力が一定保障されており、コミュニケーションが取りやすいという点である。

✔️学歴
チュラ大やタマ大など名門大学、言うまでもないが海外大学院を卒業していたらそれはもうほぼ確で金持ち。英語が絶対通じる!なんなら自分より遥かにうまいから引け目すら感じるよ!(これは追々記す)

✔️プロフィール写真
最も重要な一枚目の写真がスタンプで隠されている、風景や動物、遠すぎて顔が見えないのはほぼ確でヤリ目のため何も見ず無言で左スワイプ。海外旅行の写真が多いのは経済的余裕を感じるため語学力への期待が高まる!

✔️プロフィール文章
多すぎても少なすぎてもちょっと怖いが「⚫︎⚫︎は話しかけてくんな」系の注意書きが多い人はなんかめんどくさそうだしアプリ歴長そうだからこれもサクッと左スワイプ。

✔️現在地距離
タイと一言で言ってもトラベルモードで遊びにきてるだけの外国人もいれば、郊外在住で遠すぎる人もいるので、距離が近しい人にしておきたい。バンコク中心部に住めるだけの経済力が期待できる。バンコクでなくても金持ちタイ人が住むエリアであるノンタブリー在住ならヨシ!(私はタイの葉山と勝手に呼んでいる)

とまあこんな感じで見極めていくとそう大きく外さない。大谷翔平選手ではないのでもちろん数々外しもしたが、これは後々出していこうと思う。

記念すべき1人目はワインが趣味、実家にワインセラーを所持しているイギリス大学院を出ているタイ人とマッチしたので会ってみることにした。(続く)

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