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タイ限界現採OLがTinderを本気でぶん回してみた結果 その①AM10 or PM10究極2択マン

さて記念すべき1人目は、ざっとこんな感じ。

⚫︎Pros
・イギリス大学院卒
・ノンタブリー在住
・ワインが趣味、ワインセラー持ち
・海外旅行写真多め

はい、1回目投稿でも触れた通り、金持ち要素しかありませんね。個人的にワイン好きというのも好感度大。なにせ自分が大の酒好きなので。
繰り返すが、結婚相手を探してるわけではないので金が重要なのではなく金が下支えする語学力だ。

⚫︎Cons
・short time funと明記

いやこれがっつり遊び…!にしてはプロフィール写真充実してるなあ。。モザイク一切ないし…

あからさまなワンナイト狙いでは無さそうだし、デート相手としては楽しめそうということで会ってみることにした。

しかしいざ予定を立てる時、どうにも気になることがあった。スケジュールを聞くと直近を指定してくるわりに、朝10時か夜10時の2択なのだ。絶妙に昼食も夕食も取れない時間帯!さてはイニシャルコストの出し惜しみか?!と懸念はよぎるものの、移住したてでコミュニケーション力にそこまで自信がなかったため(相手には求めるくせに)いざとなったらサクッとお茶して帰れる朝10時に会うことにした。

ちなみにAM10かPM10を決める時に一悶着あったことも記しておきたい。

↑はタイ語で「朝カフェにでも行くのはどう?」と聞かれていて、いいね!ここのカフェにしよう!と指定したのに…

えっ?10pm???? 戸惑って確認したところ…

ごめん10amだったわ、、
10pm😭😭😭

ん????????ごめんAM〜のあとに続くPM????いやどっち????

もうわけがわからないので、10AM(morning)とAMに対して人生初のカッコ書きを添えて指定した。

いざ当日を迎え、会ってみると服装や所作やコミュニケーション能力など育ちの良さをひしひしと感じる紳士だった。たかが2択にあれだけ調整手間取ってたのはなんだったん?

サクッと1時間程度でお茶を済ませ、次はワインを飲みに行こうねと約束をしてその日は終わった。

お互い音楽が好きということで、その日から欠かさず毎朝おすすめの曲のリンクが送られてくるようになった。今タイでは日本の80年代シティポップが大人気なので、話題に事欠かなかった。

次は彼の好きなおすすめワインバーに連れていってもらうことになった。なお、今回も朝10時か夜10時の2択だったため夜10時に。比較的私の家の近所にあり、スタッフにワインの好みを伝えて棚からボトルを指定して注文するスタイルのオシャレバーだった。

さすがワインが趣味なだけあり、葡萄の品種や産地やタンニンの具合など指定が細かい。ワインの産地当てクイズを突然出されるもわかるはずもなく(酒は飲めさえすればいいただのアル中)、ワインの詳しさや酒の強さやオシャレワインバーへの知見でグッときてしまうちょろい私。帰りは家の前まで送ってくれたが何もしてこなかったのでさらに好感度爆上がり。

そういえばアプリではshort time funって書いてあったけどそこまでチャラい人ではないのかなとか見直したりして、次は仕事終わりに有名なトンカツのお店に連れて行ってくれることになった。初のAM10時かPM10時の2択でない時間帯に心踊る💃

ワインはあんなに酒強かったのに焼酎ではすぐ酔っ払ってて可愛いな〜などとイジりつつ、日本ではトンカツはソースだけではなくて塩だけでも楽しんだりするんだよとレクチャーしてみたり、終始和やかで楽しい時間だった。

また家の前まで送ってくれたけど家に入ろうとはしてこなくて、でもタクシー内ではちょっと手を繋がれたりして、この時点で好感度がかなり上がっていた私は初めてお別れのハグをして距離を縮めた。

距離感がグッと縮まったのもあり、やり取りも徐々に甘めに…コンドから見える夜景の写真を送ったところ、今度遊びに行ってもいい?と聞かれた。もう3回会ってるし、マメに連絡くれるし、いきなりやろうとしてこないからまあそろそろいいかな…ということで、宅飲みすることに。ちなみに今回も10PM指定である。なんか宗教上の理由でもあるんか??家のワインセラーからおすすめワインを持ってきてくれて乾杯🍷徐々に甘めの雰囲気になり、今後の関係性の発展を期待して、無い胸が膨らんだ。

が、、、金曜深夜だったにもかかわらず、なんと泊まらずこれから帰宅すると。理由を聞くと、自分はブッディストなので寺の集会に週末は毎朝行く必要があるとな。なにそれ?!?!?!

わけがわからないがその日は見送るしかなく、あれだけ次の予定を立てるやり取りがスムーズだったのに、翌日からは人が変わったようにライトなやり取りに。毎朝おすすめ曲が送られてくるモーニングルーティンは続いたものの「関係性が消えないギリギリのライン」ぐらいの連絡頻度が保たれるようになった。こんなにわかりやすい豹変あるだろうか。

一応スケジュールを聞かれてすぐ答えてもwell noted!!! と回答くるだけ。ウェルノーテッドじゃねーのよ。全然ウェルな要素ねーよ。

さすがのアホアホアル中限界OLな私でも「ああshort time funという言葉に偽りはなかったのね」ぐらいはわかるので(遅い)、自然消滅した。

後々振り返ると、謎の時間指定はもちろんのこと、家族や友達との食事写真が送られてきた時に顔の部分が黒塗りされてたり、肝心な個人情報を出してこない徹底ぶりから色々察さられそうなものだが、孤独を抱えた浮かれポンチには良いところだけ見える都合の良いフィルターがかかって冷静になれないものである。

後日友人との飲み会でネタとして昇華したところ「そもそも時間指定が2択なのオモロすぎて”AM10 or PM10”という言葉を掛け軸にして後世に語り継ぎたい」と名言をいただいた。掛け軸はさすがに草。タイトル変えようかな?!?!

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