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不動産購入時に「大丈夫」と言われたが…本当に大丈夫だったのか?

 不動産購入は多くの人にとって人生で一度か二度の大きな決断です。その際、専門知識を持つ不動産業者からのアドバイスや確認がとても重要になります。特に、業者から「大丈夫」と言われた場合、それを信じて進める人がほとんどです。しかし、その「大丈夫」は本当に信頼できるものでしょうか?時代の流れで金融機関の返済比率の方法も変わりますし税法ですら変わります。今回のケースでは、購入後に問題が発生し、業者の「大丈夫」がどのように誤解を生んだかを掘り下げます。


相談者の背景

 今回の相談者であるAさん(30代、配偶者有り、子供3人)は、数年前にHさんの紹介である不動産を購入しました。この物件を手に入れるためには、返済比率の問題をクリアする必要があり、Hさんが提案した条件をもとに業者が金銭を一部立て替えて払ってあげたようです。Aさんは銀行面談途中か後、業者から「大丈夫」との言葉を受け、購入を進めたと言います。


問題の発端

 購入後数年が経過し、Aさんは銀行との面談中に問題に直面してました。業者が「大丈夫」と言ったはずの条件が、実際にはそうではなかったのです。この大丈夫を業者側はHさんから聞いている話が当然Aさんにも伝わっていてその通りに進むので大丈夫と伝えたまででこの流れは至って自然な流れである。そのためAさんは業者に相談しましたが、業者は「Hさんからの紹介で条件もHさんに聞いていた」とコメント。業者はAさんと直接交渉したことはなく、Hさんから聞いた内容をもとに進めたと説明します。たしかに聞いていることをそのまま進めていたため疑う余地も無かったようでした。

 しかし、Hさんは問題発覚前にAさんといざこざがあり連絡が途絶えました。Aさんと業者の間に大きな溝が生じました。言い分はお互いにあるがどちらがどれだけ悪いかは裁判しないとわかりません。ただし消費者と業者ですと業者の方が分が悪いような気もしますが事実はどこであとは過失があるの無ないのかは気になるところです。


問題の核心

 この問題の本質は、「言った、言わない」の水掛け論にあります。業者は、Hさんから伝えられた条件をそのまま進めたと主張していますが、Aさんはその内容をきちんと理解していなかったかもしれません。業者は過去にHさんと問題なく取引を行っていたため、今回も特に疑念を抱かず、紹介案件を進めてしまいました。

 また、Aさん自身も不動産購入時に、銀行との面談で条件を確認していたはずですが、どこかで重要な情報を見逃していた可能性があります。このような状況では、どちらかが一方的に悪いとは断言できませんが、Hさんが途中で逃げたことが問題をさらに複雑にしています。


事例から学ぶべきこと

 この事例から学べることは、不動産購入時に信頼できる情報源を持ち、複数の視点から確認を行う重要性です。不動産取引は大きな金額が動くため、少しのミスや誤解が後に大きな問題となることがあります。以下に、不動産取引におけるリスク回避のためのポイントをまとめました。

  1. 契約内容の詳細確認
    口頭での説明だけに頼らず、契約書や条件書を必ず確認しましょう。特に金融機関との面談時に提示される書類は重要です。

  2. 第三者の確認
    紹介案件や知り合いからの話だからといって、全てを鵜呑みにするのは危険です。信頼できる第三者(弁護士や税理士など)に確認を依頼することで、リスクを軽減できます。

  3. 記録の保持
    取引に関わるすべての会話や条件は書面で残すことが重要です。「言った、言わない」の争いを避けるためにも、記録を持つことで後々の証拠となります。本来購入条件にしましても記録を残す方がお互い安心です。

  4. リスク管理
    自己資金を用意せず、業者に一部金銭を立て替えてもらうなどのケースでは、特にリスクが高くなります。このような場合、すべての条件を明確にしておく必要があります。ここに関しましてもAさんはメリット(事前返済をされれば支払いが無くなるため)しかなくHさんもメリット(業者に払わせ自己資金が無くなるリスクを回避)しかないです。業者は交渉もしてないお客様に建て替えるなんて物件を自決もしていないのに万が一転んでしまったら損しかなく仕入れ先に謝らないといけないリスクを取るべきか。(損する可能性は業者しかないため)


最後に

 Aさんのケースは、誰にでも起こり得る問題です。業者の「大丈夫」を鵜呑みにせず、常に自身で確認することが重要です。また、不動産取引においては、紹介者や仲介業者とのコミュニケーションを密にし、あらゆるリスクを最小限に抑えることが求められます。今回の問題を振り返り、今後の不動産取引に活かしていくべきでしょう。
 様々な情報や判断を行ったAさん業者が故意過失で騙してはいなさそうですが認識の違いはあります。またHさんが最初からだまして逃げ得であれば許しがたい内容です。ただしHさんが嘘をついていたり重大な過失があった場合は信じたAさんや業者も過失が無いとは言えない気がしますが紛争にならない限り結果は見えませんが支払いはやってくるので対策を考え売却プランに変更し今動いております。
 結果が出ましたら追記します。

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