「庵野秀明展」(国立新美術館)
先日、「庵野秀明展」(国立新美術館)を観に行って来ました。
「新世紀エヴァンゲリヲン」や「シン・ゴジラ」などの映画監督、庵野秀明の回顧展。
昼頃に予約なしで行ったのですが、当日券購入後すぐに会場に入れました。
事前予約していた人は、時間になるまで行列作って待っている感じで、ちょっと申し訳ないような…
感想をありていに言うと、人を選ぶ展示だったかなあ…と感じました。
よく言えば全て曝け出している展示。
悪く言えば学生時代の下手な油絵とかデッサンやかなり蛸壺化したオタク的作品群や、特撮のものの展示で作品のかさを増していたりして…
エヴァの新劇場版あたりから、展示クオリティーがガツンと上がっていってみたいな感じでした。
あと、アニメーター時代の初期に作画がうまくいかないときにパチンコ屋通っていてなんて自分のことを描いた漫画があったり…
後に庵野秀明本人が、エヴァンゲリヲンのパチンコにいち早く動いて、パチンコからエヴァを知った層によってエヴァの認知度が上がっていき、新しい映画シリーズの資金獲得が出来たなんてことにも繋がって行ったのだなあ、と思ったりもしました。
わりとアニメ漫画のカルチャーや遊技機業界など、あまり表立って語られることのなかった業界が社会を動かす原動力になったりもしていたのだなあと改めて感じたりしました。
その他、「シン・エヴァンゲリオン」のプレビズように作った村の模型が、展示スペースに置かれていました。
どんな風に撮れるのか、iPhoneのカメラでなーんちゃってプレビス撮影などもしてみたりもしました。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2021/annohideaki2021/