新型コロナ第三波?夫婦揃って陽性になった話。【前編】
こんにちは。カワダマです。
都内で働く会社員♀です。
40代、夫と二人暮らしです。
11月中旬に夫婦で新型コロナウィルス陽性になりました。
わたしは「軽症」と診断されたものの、2週間以上頭痛や倦怠感が続いて辛かったですし、「ただの風邪」とは思えない日々を過ごしたので、他の人になってほしくないと思っています。「重症」と「軽症」のあいだにはいろんなつらさや大変さがあるんだよ、というのが伝わるといいなと思います。
発症から約1ヶ月とちょっと経った今、後遺症もなく、やっと元気になったかな?と言えるくらいになりました。
これから記載することはあくまで個人的な体験と、それに基づく所感です。新型コロナに関する対応は、家族構成の違いや、住んでいるところの自治体によってもかなり差があると聞きますので、全ての方に当てはまるものではないということをあらかじめご了承くださいませ。
【発症と感染ルートについて】
11月17日(火)発熱37.5℃と咳。
無理をせず会社を休むことに。わたしは普段から風邪をひくと喘息の症状が出るので、この時は今回もそれかな?と軽く考えていた。風邪薬を飲んで寝る。
11月18日(水)熱が38.6℃まで上がったため、会社を休む。咳も出る。風邪薬が効いてないことに少し不安を覚えたものの、まだ風邪だと思っていた。
昼間寝ていたところ、13日(金)夜にご飯を食べた友達から電話。
「わたし、新型コロナ陽性になっちゃったんだけど、てんてこさん、体調どう?」
「えー、熱出して寝てる。2日目!会社は休んでる」
彼女は16日(月)に発症し、17日(火)にPCR検査、18日(水)に陽性判定を受け、念のためわたしにも連絡をしたとのこと。
その後保健所に問い合わせたところ、「濃厚接触者」の定義では「症状が出た日から2日前までに感染症対策をせずに会った人」なので正確に言うとわたしはその友人にとっての濃厚接触者ではない。なので彼女がわたしに連絡する義務はなかったんだけど、連絡をもらったおかげで、ただの風邪ではないかも?と思い、クリニック受診を決めた。
また、会社にも「新型コロナの可能性があるためPCR検査を受けることになる」旨を連絡し、同居の夫にも連絡し、勤務先からすぐ帰宅することとなった。
【クリニック受診からPCR検査まで】
体調もしんどいので、駅の向こう側のクリニックへ行く。(しかし発熱してる人は電話診療のみとのことで再び家に帰ることに。)
数分後、電話越しでわたしの発症までの経緯を聞いていた医師は「うーん、それはコロナでしょうねぇ。」と、半笑いのミルクボーイ的反応。とりあえず症状を抑えるための、抗生物質、解熱剤(カロナール)を処方してもらうことに。「PCR検査は今日受付時間過ぎてるから、金曜朝まで様子見て、まだ辛かったら連絡ください」と言われたが、そんなに待てないなーとその時は思っていた。
11月19日(木)
薬が効いたのか、熱は下がって36.4℃。身体が楽になる。昨日の医師からはもう1日様子を見るように言われていたが、家のすぐ隣のクリニックが診療日だったので、念のため夫も一緒にzoom診察を受けることにする。その際、13日(金)に食事をした友人のコロナ陽性結果を伝えたところ、紹介状をすぐ書いてくれ、夫婦2人とも翌20日(金)にさらに大きな病院でPCR検査をすることが決まる。
※ちなみに木曜日は近くの病院のPCR外来が休みのため、どのクリニックへ行って紹介状をもらったとしても、最短の検査日は20日(金)だった模様。
検査が受けられることになり一安心したものの、これまで症状がなかった夫が発熱。37.9℃から夜には38.5℃まで。これで2人とも陽性の可能性が高まる。
この時点で、わたしと夫はそれぞれ、発症の2日前までに会っていた人たち(濃厚接触の可能性が高い人たち)に連絡を入れることにする。もし私たちが陽性であれば、その方たちは濃厚接触者に認定される可能性が高いので、連絡は早い方が良いと判断。
11月20日(金)
朝の熱は36.7℃ 。この日はとにかく頭痛が酷く、咳と痰。紹介状を持って歩いて5分のところにある少し大きめの病院のPCR外来へ。
PCR外来は一般病棟の入り口とは別で、夜間診療受付が専用入口に。中に入ると換気のため窓は開けっぱなし、ついたてに囲まれた簡易的な待合コーナーで問診票を記入。熱を測り、パルスオキシメーターで酸素濃度を測り、そのあと採血、レントゲン、医師の診察ののち、やっとPCR検査。意外とたくさんやることがあってびっくり。
透明のアクリル板の仕切りの向こう側から鼻に綿棒を入れられ、喉に木の板(アイスの棒みたいな)を入れて粘膜を取られます。めちゃくちゃオェッてなるやつで涙目。
医師いわく、もし陽性だったとしても、わたしと夫は軽症だとのこと。
その日は咳止めと、頭痛のためのカロナールを処方してもらい帰る。支払いは薬局分のみ。診察と検査の費用は検査結果によって金額が変わるので後日になるとのこと。
【陽性判定後の保健所とのやりとり】
11月21日(土)10:00 病院から電話があり、夫婦そろって陽性が確定。
その後、保健所から聞き取りの電話連絡。
(夫とわたしは別々に、怒涛の連絡ラッシュ)
・いつから症状が出たのか?
・それはどんな症状か?
・熱は最高何度まで上がったのか?(それはいつか?)
・薬は飲んでいるか?それはなんという薬なのか?
・症状が出た日から2週間遡って、1日1日、誰とどこで何をしていたのか?
※これに答えるのはまあまあ大変なので、日々簡単でいいので会った人についてはメモ的に記録しておくといいなと思った。わたしはiPhoneのメモに万一に備えて残しておいたのが役立った。
聞き取り調査が終わると、それぞれの体調や施設の空き状況に応じて「入院」か「ホテル隔離」かが決まり、それについての準備とお迎えの指示。
夫はほぼ無症状なので早めにホテル隔離が決まり、わたしは「咳と頭痛と下痢」の症状があったのでギリギリまでどちらになるかわからず。ちなみに夫婦どちらも陽性だし、隔離しなくても自宅療養できる(弟が近所に住んでいるので食料の確保もできている)と保健所の方に言ってみたものの「隔離は指定感染症の法律で定められていますので」の一点張り。最終的に夫婦で同じホテルへの隔離が決まる。23日(月)に迎えの車が来るので連絡を待つようにとのこと。それまでに持ち物を用意することに。
【ホテル隔離のための準備】
保健所からは1週間の滞在を目安に準備が必要とのこと。(洗濯できないので多めに持ってきてくださいと言われた。)
〜用意したもの〜
(太字は特に役に立ったと感じたもの)
・バスタオル、フェイスタオル(各5枚)
・下着
・パジャマ
・半袖Tシャツ
・小型加湿器(卓上)
→ホテルの部屋がめちゃ乾燥するので必須
・ごま塩、ケチャップ、マヨネーズ、醤油
→ホテルの食事がお弁当支給のため味変用に
・チョコレートなどのお菓子
・インスタント味噌汁
・ポカリスエット
→お水より飲みやすかった
・任天堂Switch
・本
・パソコン、Wi-Fi
・スマホ充電器
・薬(病院で処方されたカロナール)
→とにかく頭痛がひどかったので
・冷えピタ
→熱がある時、楽だった
・ウェットティッシュ
・入浴剤
以上を大きめのスーツケースに詰め込んで準備完了。
〜持っていけば良かったなーと思うもの〜
・マグカップ
→ホテルは備品が撤去され、紙コップだったので意外と使いづらかった
・ゼリーやヨーグルト
→食欲がなくなった時にあったら嬉しかったと思う。持っていったお菓子は食べる気にならず。
ここまでが前半です。
長くなりそうなので、続きはまた書きますね。
後編はこちら