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40代の転職 年齢の壁を越えることができるか?

40代も後半になりますと、「年齢の壁」というものを感じてしまうことも多くなってきます。一般的に年齢の壁とは、加齢による体力的な衰え、やる気の減退等、精神的な衰えを指すことが多いことと思いますが、もう一つの年齢の壁に悩まされることも多いのではないでしょうか。

もうひとつの年齢の壁とは

体力的、精神的な衰え、シンプルに言えば老化という年齢の壁は、誰しも歳を取れば感じるところかと思いますが、もうひとつ、私を困らせている年齢の壁は、「安いプライド」という壁であります。

自分は違う、世間一般で言うところの老害ではない、若い人の気持ちも理解している。必死でそう思おうとしてはいるのですが、この壁がなかなかに高い。

ベンチャー企業、周りは若く経験も少ない人たちばかり。これまで稼いできた年収も、学歴も、大企業で働いてきたという職歴も何もかもが違う。

歳をとっているからなんとなく周りは気を使ってはくれますが、それでも銀行で管理職をやっていたころとは違い、人事権を握っているわけでもないので、その気遣いは、ただの年長者への気遣いと全く変わりません。

ことあるごとに、「俺が今までどれだけでかい仕事をやってきたか知ってるのか」「銀行だったらそんなやり方は通用しないぞ」、ついつい、そんなことを頭の片隅によぎってしまう。

安いプライドを捨てるには

結論、私のような未熟者には安いプライドを捨てることはできない、と思っています。ただ、極力我慢することはできる。その我慢を繰り返すたびに、徐々に慣れていくこともできるかもしれない。

これは、アンガーマネジメントにも似た話で、若い人たちが腹の立つような言動をしたとき、自分のプライドに障るようなことが起こったとき、6秒でいい、そのプライドを抑えるよう我慢するのです。

「俺らが若い頃は・・・」と思い始めたら6秒、とりあえずその先は考えないようにするのです。そうすれば徐々に安いプライドは収まってきます。

そして、感情に左右されない、安いプライドに動じない、そんな自分に自己肯定感を感じることができれば、安いプライドは真のプライドに昇華していくのかもしれません。私はまだまだですが。。。


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