【現場】2024年入学の中学1年生の実態を内側から考察する(私学への転職を考える方へ)
公立でも私立でも勤務した経験があるからこそ、稀に言われる言葉で気になるもあります。
言いたくなる側の気持ちも理解できますし、私立学校だからこそのメリットでもあります。
入試という(一定の)関門をくぐり抜けてきた同じレベル層の生徒だからこそ、上位校は発展的な内容も指導することができるし、中堅校は中堅校なりの手のかけかたもできるわけです。上位だから良いとか中堅だからダメとかではなく、その学校たる所以の生徒の実態に合った独自のカリキュラムを設定することができるわけです。
逆に私立だからこそ、学校に対するご家庭や保護者の期待も大きく、公立よりも子どもたちに手がかかる(手をかける)場合もあります。
良い悪いではなく、どういう働き方が自分に合っているのか、どういう生徒と関わりたいのか。そういう相性が良くないとお互いに不幸になってしまいかねません。
また、私立学校に対する言われ方で他に気になるものとしては以下のようなものも。
確かにご立派なご家庭もありますが、もちろん様々な課題を抱えたご家庭もあります。当たり前ですが、トラブルは完全にゼロではありません。
また、私立学校だからこその問題もあると思います。どの学校でも、その学校なりの課題は絶対にあるはずです。それは入学時偏差値と関係もあるかもしれませんし、校種(男子校や女子校、宗教校)によるかもしれません。もちろん課程の経済状況は地域性も関連するかも知れません。
そんな中で、今回は2024年入学の子どもたちの様子について、各方面から言われていたことや感想を含め、現場の実態を共有していきたいと思います。
様々な声を紹介しますが、いずれも個人の感想だと思って読んでくださいね。
2024年中学受験生に対する同僚の評価
良く言えばとても人懐っこい
入学してから比較的早い段階で、臆せずに自分を表現する生徒が多いというのが無難な言い回しかもしれません。
過度な緊張感もなく、積極的に各教科担当の先生たちとコミュニケーションをとっていました。
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